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山は無数!思い立ったが吉日、未だ見ぬ山へ!

金剛山 第282回 (2012.9.29) 

20120929-1.jpg
金剛山頂売店にて みーさん

登っているとまだちょっと残暑を思わせる暑さ。
台風17号上陸を目前にして嵐の前の静けさ。。

【ルート】
 登り:もみじ谷本流ルート (9:45-11:35)
 下山:太尾東尾根ルート (12:40-13:30)


先週末のアルプス行きで、重い荷物にもかかわらず(カメラがあるので)ストックも使わず
何時間も歩いたせいで膝がちょっと故障した。
やっぱアルプスにはストック要るね。。
この一週間ずっと湿布してなんとか元通りなったっぽいので、
リハビリを兼ねてホームグラウンドの金剛山に登ってきた。

ルートは久しぶりの水越峠側の「もみじ谷ルート」である。
まだ9月だったのか~。
紅葉には早く、歩いていると汗がたらたらでメガネが曇る。(^^ゞ
登っていると今日はまだ秋には早い暑さだった。
今日は花でも撮ろうと注意深く足下を見ながら歩いていたけれど、
ふつうのツリフネソウ、ふつうのトリカブト、薄ムラサキのラッパみたいなの、
フサフサしたの・・・と、金剛山のアチラコチラで咲いている花ばかりだった。
いつものように三脚を持ってきたのにカメラを取り付ける土台を忘れてしまって使い物にならず。
アケビを取ったという方が「兄ぃちゃん、ひとつ食べてごらん」ってことで頂いた。
次からは「オッサン」って呼んでくれてぜんぜん問題無いので。(^^ゞ
アケビは子供の頃から知っている憧れであったが食べたのは今日が初めて。
ほとんどタネやし。。もっと甘くなるって言っておられた。
他には特筆すべき発見が無いまま山頂へ。
思ったよりも早く着いた。
山頂売店では土日の顔、みーさんや残月さんにお会いしていろいろお世話になった。
まずは絶品「珈琲フロート(500円)」。
これを飲むために駐車場代を節約して水越側から登ってきたのは事実です。(^^ゞ
ついでにお昼なので、一年前に買っていつでもずっとザックに入れたままで
ええかげん袋がボロボロになってきた尾西の「梅わかめご飯」を食べた。
尾西のアルファ米シリーズはなかなか美味しい。
しかもスプーンまで付いているもんだからスポークも要らないなぁ。(^^ゞ
賞味期限は2016年まで5年間もあるのだ。
ドライフードの場合、賞味期限なんてあって無いようなものだろうけど。
お湯を入れるんだからお粥みたいにドロドロになってるんじゃないのか?と疑われ?
食べてる最中の梅わかめご飯をみーさんが突然取り上げてスプーンでまぜまぜ。(^^ゞ
ちゃんとホカホカのご飯だったでしょ?
縦走等には持って来いの軽さなので、これからはドライフード・グルメにハマりそうだ。
便利だよなぁ。
売店では年越し登山以来ほぼ10ヶ月ぶりにYちゃんに遭遇。
あまりにも久しぶりなので、見たことあるような無いようなで失礼しました。(^^ゞ
そんなこんなでみーさんや残月さんが下山する二時間後まで売店で粘ろうと思っていたが、
雨雲レーダーを見ると軍団がこちらに迫ってきていたので
一時間ほど休憩の後、ただちに下山することにした。
雨には遭わずに済んだが、その雨もたいして降らなくて良かった。
膝のほうも特に不具合が無くて済んだ。

その他の写真は以下より。

LIGHT MY FIRE 『スマイリースポーク』  

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LIGHT MY FIRE 「スマイリースポーク」  コンチワ!

以前、紹介させていただいたことがある「SPORK(スポーク)」であるが、
基本的にはチタン製のものがひとつあれば十分間に合っているわけで、
樹脂製のものは固い冷や飯なんかをすくったときなど簡単にポキっと折れてしまう。
これまですでに2本折ってしまった。。
それでも懲りずに樹脂製を買い増しするのはどうしてか?
特にスープなどを食べるときには樹脂製のほうがなぜか口当たりが優しく感じる。
ただそれだけかいな~と言われると答えに窮するが、
現状ではチタン製プラス・ワン予備みたいなもので、
食事とスープとを一つのスポークで済ますのはムリがある場合にも便利だ。
専用スポークケースには2本までなら収納できる。
しかしスポークごときに説明なんて要らないのによくまぁこれだけごちゃごちゃと書くよね。。(^^ゞ
前置きが長くなったが、なんとあのスポークに、好日山荘をはじめとする山道具屋では
未だかつて見たことがないバージョンが存在することが判明。
さっそくゲットしてきた。(^^ゞ
スポークのスペックはというと、耐熱130℃までで食洗機OKというもの。
とはいえスマイリースポークの絵柄が消えたりしないのか?と心配になる。
そこはさすがレーザーエッチングで刻印してあるらしくプリントではないので剥がれない。
これって本家ではどういう扱いになっているのだろ?知らないかもね。
そんなこんなでスポークがぜんぶで3本になってしまった。
スマイリースポークは観賞用かなぁ・・・ぼそ。

UTILITY」のリアル店舗でも入手できます。

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メイド イン スゥエーデン

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ピンクが折れて、オレンジが折れて、現役はネイビーブルー(樹脂)とチタン製(写真省略)。
[ 2012/09/27 20:19 ] 登山グッズ・本 | TB(0) |   コメント(6)

金剛山は指標である。 

天気や気温に左右されるわけではないけれど、
金剛山がしんどい時と何でも無い時が未だにある。
体力や体調というよりむしろ精神状態かな。
今日はただ回数捺印のハンコを貰うためだけの消化登山というときはしんどく、
仲間と登ったり、山頂で何かやるとか、今日はがっつり登るぞ!という
強い目標・目的がある場合は登った気がしないほどだったり。
無数にあるルートで気分によって楽なルートを選んだり長いルートを選んだり
いろんなスタイルで楽しめるのが金剛山であると思う。
そんなわけで金剛山はひとつのバロメーターであり、
やっぱりホームグラウンドなわけである。

こんな新聞記事がありました。

みんなの広場:金剛山は健康の源=主婦・吉田安恵・71
2012/09/20 毎日新聞 朝刊 11ページより引用
 (堺市南区)
 山に興味を持って約20年になる。立山連峰、乗鞍岳にも登った。
ライチョウを見たときの感動は今もはっきり覚えている。
地元では大阪と奈良の府県境にある金剛山の登山が、やっと500回に達した。
 金剛山は四季を通して楽しませてくれる。特にわくわくするのがニリンソウやクリンソウが咲く5、6月ごろだ。
ニリンソウは1本の茎に2輪の白い可愛い花が咲き、クリンソウは赤紫やピンク、白の花が一斉に咲き誇る。
 友人から「どうして、そんなに山に登るの?」とよく言われるが
渓流のせせらぎも、小鳥の鳴き声も山登りのしんどさを忘れさせてくれる。
金剛山は私の健康の源だ。
そして忘れてならないのは山で出会った多くの仲間。
たくさんの元気をいつもいただいている。
500回を達成できたのも山の仲間の励ましがあったからこそだ。
感謝、感謝。

北アルプス 双六岳 (2012.9.21-22) 

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双六岳(すごろくだけ)にて 寝起きの顔。。

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鏡平にて(二日目の帰り)

さすがに日本アルプスは美しかった。
しかしザックの重さにはマイッタ。
今度は小屋泊でもっと遠くまで歩きたい。


【目的】
 1.近場ばかりで少々煮詰まってきたので転地効果を求めて遠征したい。
 2.大展望を眺めながらのんびり稜線を歩きたい。
 
【コース】
 <第一日目>
 新穂高温泉無料駐車場(7:35)-林道ゲート(8:05)-わさび平小屋(9:25-35)-登山口(10:10)-
 秩父沢(11:00-11:10)-シシウドガ原(12:40)-鏡平・鏡平山荘(13:25-14:10)-弓折乗越(14:55)-
 双六小屋(16:10)
 <第二日目>
 双六小屋テン場(6:05)-双六岳山頂(7:00-7:15)-三俣蓮華・中道分岐(7:30)-
 双六小屋テン場(8:20-撤収-9:10)-鏡平山荘・鏡平(11:20-12:30)-新穂高温泉無料駐車場(16:30)


今年に入ってまだ一度も北アルプス行けてないうちにどうでも良くなっていた。
いろいろ忙しいしわざわざ遠くまで行かなくてもええかぁという思い。
このまま今年は北アルプス行かないまま終わって気持ち悪くないか?と自問自答した結果、
急遽、休みを取って平日と土曜日を利用して行くことにした。
山域の検討にあたって、これまで印象の良かったところに繰り返し行くのも良いが、
やっぱりまだ見ぬ山域にということで一泊二日で歩けて景色の良いところで
密集しないテント場のあるところという条件に叶うところが双六岳方面という結論に。
本当は三俣蓮華岳キャンプ場が目標であったが・・・・。

アクセス
木曜日に仕事を終えて帰りに好日山荘でちょっとばかし消耗品の買い物を済ませ、
家に帰ってから準備を行なって夜には出発という慌ただしさ。
当然ながら移動中は仮眠無くしてはムリ。
近畿道-第二京阪道路-京滋バイパス-名神-東海北陸自動車道を乗り継いで
新穂高温泉の無料駐車場に着いたのは深夜2時。
交通費は大阪からガソリン+高速代(深夜休日ETC割引き)で往復2万円くらい。(> <)
とりあえず5時にアラームをセットしてまた仮眠。
目覚めるとまさかの大雨。
あきらめムードで車内で待機しながら朝食を摂ったりしていると7時ぐらいになって
ようやく雨が霧雨状になってきたので準備開始。
予定より2時間遅れの7時30分ごろになって駐車場を出発。
ロスタイムは大きいが、雨が上がりつつあるだけでもありがたい。

ゲート(林道)
駐車場を出発して歩き始めるもザックの重さに参る。
家で体重を計測し、その後ザックを背負って体重計に乗ってみたその差は23kg。
なにがそんなに重いねん。。
テントも重いが、空のザックだけでも3kgはある。
カメラも重いし、もう何もかも重い。(> <)
およそ出番の無さそうなものまでいろいろ。でもイザというときには必要なんだよなぁ。
西穂高へと行く新穂高ロープウェイの二階建てゴンドラがどんなのか見たかったが
まだ時間が早くて動いてない感じ。
すぐそばの橋を渡って対岸へ。
しばらく歩くと林道ゲート(登山届箱)があっていよいよ登山口までのアプローチの
長い林道歩きが始まった。
やはりザックが重くて、ほぼ同時スタートの熟年グループを追いぬくことすらできない。
林道は砂利道だったりコンクリートだったりで車も通らないので快適ではある。
せめて登山口まで何らかの乗り物があると便利なのだが、林道歩きは登山じゃないよなぁ。

わさび平小屋~登山口
途中、わざび平小屋があったので休憩する。
雨がやまないと最悪ここのテン場で泊まって帰ることになってたかもしれないと思うと
林道歩きだけで終わってしまうところだった。(> <)
沢の水で冷やされたリンゴやオレンジ、バナナなどのフルーツやキュウリなどが美味しそう。
さて再出発するもさらに延々と林道は続く。約20分ほど歩いてようやく登山口に到着。
そこからは岩ガレの緩やかな登りが始まる。岩ガレはけっこう歩きやすい。
山の上はガスっていてよく見えない。
まだ標高も2千メートル以下であるにもかかわらずすぐに息が上がってしまって立ち休憩。
やっぱ荷物の重さのせいかなぁ。

秩父沢~鏡平
ガスにより展望もあまり無いままひたすら岩ガレを歩いた後、秩父沢に到着。
先発の登山者が多数休憩していた。
どうもパワーが出ないので、ここでいよいよドーピングをして「速攻元気」でアミノ酸を補給。
ちょっとした行動食も摂る。
それから一時間くらいしてようやく少しだけパワーアップを実感。
最初に比べたらサクサク登れるようになった気がする。
調子が出始めたところで鏡平に到着した。あいにくの雲で逆さ槍?は望めず。
これまでもちびちびと行動食を摂ってきたので別に休憩しなくても良いのに大休憩してしまった。
カップヌードルレフィルを食べてしまう。
なんとここからの登りがけっこうキツいというからマイッタ。

弓折乗越~双六山荘
鏡平山荘を出て弓折乗越の少し先までは延々と登りが続く。
その後も小さなピークのアップダウンの繰り返し。
展望が徐々に見え隠れするようにまでガスが吹っ切れてくる。
双六山荘が遠くに確認できるようになってようやくゴールが近づいた安心感が。
本来であれが14時台~遅くとも15時には到着したかったが雨によるスタートの遅れが大きい。
早く到着していれば、テントを設置して重い荷物を置いてから双六岳を目指せたかもしれないが、
それは明日の課題とすることにした。
山荘でテン場を借りる手続き(一人500円)をしてテン場に戻って設置へ。
風も少しあるものの気温が低くて寒い!!
フリースの上にダウンジャケットも着てちょうど良いか少し寒いくらい。
夕食の鍋の準備をしてひとしきり食事を済ませて落ち着いたところですっかり日が暮れてしまったので
片付けをしてテントに転がり込んだのが19時前。星に三日月に明日はもっと天気が良くなりそう。
19時には眠ってしまった。途中、22時40分に一度起きただけ。
フリースを来て寝てもモンベルの「U.L.スパイラルダウンハガー#3」では寒かったなぁ。
シーツ持ってきてたら少しはマシだったか?#2くらいは要るかもなー。
その次に起きたときは5時。よ~寝たのですっかり元気回復か?!

双六岳(標高2860m)
昨夜食べきれなかったトマト鍋を温めなおして朝食とした。
なんやかんやで起きてから一時間かかって午前6時に双六岳へ向けて出発。
ウォーターボトルとアタックバッグ?とGPSとカメラだけを持ってピークを目指す。
グレゴリーの80リットルのザックの蓋の部分はウエストバッグとしても使える仕組み。
寒いのでフリース着たまま。あ、グローブをテントに忘れて手が冷たい。。(> <)
朝の散歩感覚で登っているが片道一時間かかる。
中道との分岐までは双六山荘を見下ろしながら。
分岐からは岩場の急登になって、登り切ったところが山頂と思いきや、遥か遠くへのアプローチ。
しかしながら左に笠ヶ岳、右に三俣蓮華岳や鷲羽岳、穂高連峰をバックに歩くのは最高の気分だ。
そんなこんなで双六岳山頂に着いたところでしばし周りの山に見惚れる。
遠くには水晶岳、薬師岳、いろんな山がぜんぶ見えた感じ?
目の前すぐのところに三俣蓮華岳が見えるので、せっかくなので行ってみたかったが
下山の時間を考えると撤収下山開始のタイムリミットは9時だ。
残念ながら今回はあきらめざるを得なかった。
小屋泊で身軽に縦走している人たちが羨ましくもあった。
せっかくなので三俣蓮華岳のほうに下山し、中道を通って周回して双六山荘へと戻った。

下山へ
さすがに今日は天気が良く、昨日はまったくその存在すらわからなかった穂高連峰を
ずっと眺めながらの下山。
やっぱり荷物は一向に軽くならず、鏡平山荘に着いたときは疲れてたっぷり休憩してしまった。
槍ヶ岳を中心とした穂高の山並みに太陽があたって実に美しかった。
SKINSのコンプレッションタイツを履いてくるのを忘れたので下山の最終あたりで左膝が痛くなってしまった。

他にもいろいろ書きたいことがあるがいくらでも長くなるので覚え書きとしてはこれくらいに。
今回の山行きを総括すると、
「来て良かった。いろんな気づきがあった。温泉もかなりよかった。
でも荷物重すぎた。さらなる軽量化と山小屋の利用を視野に入れて次回のテーマとしたい」
と言ったところか。

その他の写真は以下より。
[ 2012/09/23 21:56 ] アルプス | TB(0) |   コメント(18)

躍進する登山女子 

山ガールが登山女子にアップグレード!?
最近メジャーな山に行くと女性のほうが多いんじゃないかと思ってたけど、
一過性のブームであって、そんなに真剣に山登りしているとは思ってなかった。
このままでは男性陣はどんどん技術や体力の差をつけられて行くではないか。
でも男性のほうが慎重派だと思うのは自分だけかな?
女性はイケイケどんどんで怖いもの知らずで突撃して行って
そのうち大怪我するんじゃないかとヒヤヒヤするのは疑心暗鬼か?
ところがどっこいそうでもないみたい。
田部井淳子さんに言わせると山ガールの遭難は少ないと思っておられる。
勉強熱心で準備も万全。慎重でガツガツしていないと。

こんな記事がありました。

「登山女子」市場じわり 山ガールでは物足りない
2012/09/19日 東京新聞 朝刊より引用

 登山用品販売店が「登山女子」と呼ばれる女性向け商品の販売を強化している。
近年、アウトドア用品市場を引っ張ってきたのは、
おしゃれな装いで軽登山を楽しむ「山ガール」だったが、
多くの女性が本格的な登山に挑む登山女子へと成長。
機能性の高い雨具や大型のリュックサックを買いそろえる動きが活発になった。
秋の山は気温が下がる。今後は防寒具などの販売競争が激しくなりそうだ。
「タイツやスパッツと組み合わせ着用する『山スカート』に憧れて軽い気持ちで山を始めた女性が、
非日常的な風景や登頂の達成感を知ってどんどん山にのめりこんでいる」
 石井スポーツ(東京)で登山教室の講師を務める天野和明さんは、
山ガールから登山女子に「昇格」する女性の心理を解説する。
 石井スポーツの店舗には、富士山や屋久島などでの「山デビュー」後、
北アルプスや八ケ岳など難易度の高い山に挑むことになった女性が続々と来店。
一万円台前半のハイキング用から靴底が厚く悪路でも衝撃が少ない三万円前後の登山靴に買い替えている。
険しい山で落石や転倒によるけがを防ぐヘルメットも売れている。
 一方、モンベル(大阪市)の店舗には、これまで一万円以下の雨具を使っていた女性客が
三万円前後の雨具に買い替えるために来店している。
険しい山に挑むようになると、雨が浸透せず汗は外に逃がす防水・防湿性に優れた雨具が必要になるためだ。
 担当者は「登山女子が結婚すれば子ども連れで山に登る。
若いファミリー向けの商品開発も考えたい」と将来を見据えた。
 このほか好日山荘(こうじつさんそう)(神戸市)の店舗ではテントや、
テントが収納できる大型のリュックの売れ行きが好調。これまで山小屋に泊まっていた女性たちが
「すし詰めで寝るのを避けたい」と、テントを張って泊まることが増えた。
 矢野経済研究所によると、二〇一二年のアウトドア用品の国内出荷額は
前年比4・5%増の一千六百二十二億円に増える見込み。
同研究所は「登山を始めた女性の活動が本物志向になっており、
今後は、この『ステップアップ需要』が市場をけん引する」とみる。

大峰山系 山上ヶ岳 (2012.9.15) 

20120915-55.jpg
日本岩にて 遠くに金剛山系が見える

そこは静かでゆったりとした時間が流れていた。
かつては女人禁制だった、といつか言い伝えられるようになるとイイなぁ。。


3連休なのでアルプスに行こうと思ったが、
行きたいと思っていた山は山友のみなさんが先に行ってしまったので、
それらの写真を拝見するだけで自分もなぜか行った気になってしまって
ここは!という強い思いを持てる山が見えてこなくなった。(単に不勉強なだけ?)
さらには「山登りはお金のかからないレジャー」という思いがあるのであまり費用をかけたくない。
一泊&テント泊という条件に叶う山がなかなか無いわけで。。
遠くの山の事を考えれば考えるほどだんだんめんどくさくなってしまった。(^^ゞ
果たして自分は本当に山が好きなんだろうか?
森林浴ができて、おいしい空気が吸えて、適度な運動ができれば別にどこでよい。
これは山登りを始めた時のコンセプトであって、その思いは今でもほとんど変わってないように思う。
けど同じ山、同じルートばかりだとイヤなんだけどね。(って、どないやね~ん)
そんなわけで、近場でしばらく登ってなかった山上ヶ岳へ未踏区間を加えることで味付けをした
ルート選択をしてみた。
それと、山友のorisさんがいちばん最近歩かれた記事を参考にさせていただいた。

目的】
 1.大峯奥駈道の未踏区間つぶし
 2.地図上からは読み取れないナニカを発見すること

【コース
 母公堂(7:10)-毛又大橋(7:20)-五番関トンネル(7:55)-五番関女人結界門(8:08-8:17)-
 鍋カツギ行者(8:45)-洞辻茶屋(9:45)-金掛岩(10:10-10:15)-西ノ覗岩(10:30)-
 大峰山寺境内(10:50)-お花畑-日本岩(11:10-11:40)-(15分)-れんげ辻-昼食場所-
 レンゲ辻-(70分)-林道-(20分)-清浄大橋-(20分)-母公堂

母公堂~五番関
母公堂は駐車料金が500円で、このあたりの有料駐車場では最も安く、
下山後はかき餅やコンペイトウ、ホットコーヒーでもてなしてもらえるのがうれしい。
午前7時、続々と車がやってくる。
あたりはすっかり明るくなってしまった後なので、あと30分早いスタートでも良かったなぁと思った。
10分後、準備を終えて五番関を目指して舗装路歩きを開始。
朝の空気は清々しく、ものすごく気持ちが良い。
山歩きは少しでも朝が早いほうがぜったい良い。母公堂の標高はすでに850mほどある。
今日は高低差900mの山登りだ。
五番関トンネルからは急登で五番関(女人結界門)まで約15分の登り。
母公堂を出発して一時間後に到着した。しばし休憩。

五番関~鍋カツギ行者~洞辻茶屋
五番関の女人結界門から山上ヶ岳方面へは現在も女人禁制である。
門をくぐると祠があり、いきなり道は二手に別れる。
右ルートは地図には無いものの踏み跡しっかり。たしか古道のはず。
今回は山と高原地図に忠実に歩きたいので左を行く。
北側面のトラバースは展望もそれなりにある。
そして時折風が吹きぬけるところがあって涼しくて気持ちが良い。
季節は着実に秋に向かっているようで額を滴るような汗は出なくなってきた。虫も居ない。
静かでしんみりゆっくりと歩ける。考え事をするにはちょうど良い。
五番関から30分ほど歩いたところでまた祠が見えてくる。
見ると大きな鍋がぶら下げられている。
ここが「鍋カツギ行者」だ。
ドラのように叩けってことなのか、棒切れを拾って叩いてみるが反響するような音はしない。
鍋カツギ行者を過ぎるとV字のようなトレールが続く。
長年の間、人が歩いてえぐれて行ったのだろうか、それにしても人に会わないなぁ。
木漏れ日溢れる静かな道を一歩一歩先へと進む。そういえばあまり登っている感じがしない。(^^ゞ
う~~ん、それにしても涼しくてゴキゲンである。こんな良いところを貸し切りでホンマにいいの?
もうどこにでも弁当を広げられる感じ。
そうこうしていると突如、鎖場が現れる。
20m以上はあろうかと思われる岩場の登りである。
鎖にロープにと厳重であるが、登る分にはほとんどたよらなくても大丈夫な傾斜角である。
そしてまたしばらく平和な道が続いて洞辻茶屋に到着。特筆すべき発見は特に無かった。
途中、勝負塚山に通じる「今宿跡」というポジションはどこだったのかうっかり見過ごしてしまった。
これにてついに大峯奥駈道の未踏区間をつぶしたと思ったら、
よくよく考えてみると、竜ヶ岳~阿弥陀が森(女人結界門)間が未踏であることが判明した。(^^ゞ
ちなみにその区間も女人禁制である。

洞辻茶屋~山上ヶ岳
さすがに洞辻茶屋に到着すると、清浄大橋から登ってきたと思われる登山者が合流してくる。
時間を確認すると清浄大橋から登るより一時間も余分に遠回りしてきたことになる。
洞辻茶屋から山上ヶ岳までは変化に富んでいる。
9月といえばまだ山開きしているので洞辻茶屋では飲料やうどん、おでんなどが販売されていて
お腹が鳴りそうになるところをこらえて通過。
だらにすけ茶屋もそのまま通過後、二手に別れるルートでは油こぼしのほうへと行く。
木の階段を登りつめて、ちょっとした岩場を登って鐘掛岩へ。
直登はせずに背後にある階段からまわりこんで登り展望を楽しむ。
遠く大日山や稲村ヶ岳を見通すことができた。
当然ながら男性ばかりであるが、この先合わせて10人~30人くらいは出会うことになったが
本格的な登山者の格好をした人は2~3人程度であった。
西ノ覗岩でも数人の人は居たが、未だに吊るされ行をやっているのを見たことがない。
大峰山寺が近づいてくると大きな宿坊が見えてくる。
「大峰山龍泉寺」というところはいつも通過するので気付かなかったが、
開け放たれている扉の奥を覗いてみると中は広くてテーブルがあり、
登山者と思われる人々がそれぞれ昼食を摂っている。
こんな休憩場所があったのは知らなかった。雨などの場合には特にありがたい場所だろう。
ただし山開きしている5~9月の間だけだと思われる。
そんなこんなで大峰山寺に到着。賽銭を投げ入れ無心になって目を閉じる。
我に返ったところで広場を横切って「お花畑」のほうへと行く。
山上ヶ岳に来るのは前に大勢で来た時以来かな?それでもまだ記憶に新しい。
あの時は東ノ覗岩にも行ってみたものだ。
山上ヶ岳のピークにも立ち寄ってみた。いちばん好きな場所がここ「お花畑」である。
男としては「お花畑」に「お」を付けて呼ぶのは女っぽくてイヤであるが、
しっかりと「お花畑」と書かれてあるので仕方がない。
ここでお昼にするのも良かったが、今回は弁当を広げている人々を尻目にスルーする。

日本岩~レンゲ辻
お花畑からレンゲ辻への分岐を過ぎてしばらく行った先に日本岩というのがあり、
展望が抜群で清浄大橋前の駐車場や洞川の村はもちろん、遠くは金剛山や葛城山も見通せる。
ここでしばらく風に当たりながらボケ~と過ごす。
弁当で昼食を摂るには最高の場所であるが、今日はバーナーを使って多少の調理をしなければいけない。
風があっては困るのでおあずけ。
それでも30分も休憩してしまった。そろそろ腹が減ってきてたまらない。
7人くらいのおじさんの団体が来て弁当を食べ始めた。
幕の内、美味しそう。牛肉がのっかってるよ。出汁巻き玉子、いいなぁ~。
あんな弁当を朝一売っている店があれば欠かさず買うのになぁ。
さて、レンゲ辻(女人結界門)の近くのとっておきの場所を目指して下山開始。
コースタイムでは30分になっているが15分で到着。
そこからしばらく登り返して昼食場所へ。さ~、ザックの中身をぜんぶひっくり返すぞ~。
風があるがバーナーには風が当たらないベストな場所。
上に一枚着ないと寒いくらいであった。そんなかんやで2時間半くらい居たかな。

下山へ
レンゲ辻まで戻り、破線ルートで林道まで一時間10分。
舗装林道に出てから40分歩いて母公堂に帰着。
雨が心配された予報であったが一滴も降られることはなかった。
地元はゲリラ雷雨でたいへんだったとか。

なかなかのんびりと静かな時間を楽しみながら、しかもたっぷり歩けて余力を残した山歩きが出来た。
その他の写真は以下より。
[ 2012/09/16 18:36 ] 大峰山系 | TB(0) |   コメント(15)

女性の単独登山 

山登りをしていると、最近、単独の女性がよく目につくようになった。
しかもけっこう若い。
山での自然はもちろんナメてはいけないが、六甲山や金剛山なら比較的安心して登れる。
イザというときはエスケープができるという手段がとれるから。
でも自分が読んだ様々な本では「実際のところ人間がいちばん怖い」
と書かれていることも多いので、ブームとは言えくれぐれもご用心を。

こんな新聞記事がありました。

登山女子、ひとりの楽しみ 「自分と向き合える」 ネットで交流も
2010/05/17 朝日新聞 夕刊 5ページより引用

 近ごろ若い女性たちの登山人気が話題だが、一人で山に登る女性の姿も目につくようになってきた。
登山講習に通い、インターネットで情報を収集し、万全の備えをして山に入る。彼女たちを駆り立てるのは、
一人になって自分を取り戻そうとする、人間の自然な欲求のようだ。
 国内最大のインターネット交流サイト「ミクシィ」に「登山は単独行がすき(女性限定)」というコミュニティーがある。
開設から3年足らずで、参加者は約200人に上る。管理人「ヌコたん」は大阪市在住の36歳。
外資系の金融関係会社の管理職で29人の部下を抱える。繁忙期は終電で帰宅し、早朝から出勤する。
 登山を始めたのは10年ほど前。ネットで紀伊山地の八経(はちきょう)ケ岳に
オオヤマレンゲを見に行くツアーを知り、花目当てに参加したのがきっかけ。
壮快で、体力作りにもなる。本格的に登りたいと山の会に入り地図の読み方、
コンパスの使い方など基本から習った。
 だが、グループ登山は「遅れないようついていくのがつらい」。もっとゆっくり花やキノコを見ながら登りたい。
3年後、車を買い登山口まで自分で行けるようになって、一人で登るようになった。
     *
 登り初めは仕事のことを考えてしまう。新規企画のアイデア、スタッフの雇用維持。
そのうち呼吸が苦しくなって、頭が空っぽになり、ひたすら足を動かす。
ついに頂上。一人で静寂の中に身を置いて「自分と深く向き合えた気がした」。
下山するころには吹っ切れたような気持ちになれる。週末の登山が生活の一部になった。
 「登山は単独行がすき」を立ち上げたのは「ほかの単独女子と話をしてみたかった。
生理などの悩みとか」。参加者は20~50代で最多は30代。
仕事を持ち、休日は山でリフレッシュする人が多い。
これから技術を磨いて自分も一人で登りたいという参加者も多い。
 「自分で登山の計画をし、リスクを想定して装備をし、自分で登山口まで車を運転していく。
それを苦痛としない人たちが多く参加しています。
意志を持って行動する女性が増えたから、単独行が増えているのではないでしょうか」
     *
 都内で出版社を経営する原田純さん(55)は昨秋から山歩きに夢中だ。
出版不況で経営は苦しく、家族の病気や自身の不調など悩みは多い。
気分転換に、子どものころ両親と歩いた山に目が向いた。
 10月、登山雑誌が企画する入門コースの丹沢・大野山ハイキングに参加したが、
ついていけずにショックを受け、登れるようになろうと決意した。
情報を集め、ツアーに参加した。でも集団行動は気をつかってなじめない。
やがて山で一人で歩いている女性に気づき、一人で登ってみて、自分のペースで歩ける楽しさを発見した。
 山岳保険に入り、装備をそろえた。
今年3月、登山の記録を共有するサイト「ヤマレコ」でコミュニティー「女一人登山」を立ち上げた。
「一人で歩いていると、自分が自立したかっこいい女になった気がする」と笑う。
「コミュニティーを始めて体験を報告する喜びも知った。人と人のつながりが挑戦する気持ちを支えてくれる」
 昨年5月、エッセー漫画『悩んだときは山に行け!』を出版した鈴木みきさん(37)は、
24歳の時に山を知り、山に行きたくて登山イラストレーターになってしまった。
「街ではだれもが無意識に周りに合わせて、小さなストレスを抱えて生きていると思う。
一人になりたい、自分を見つめる時間がほしいと感じているのではないでしょうか」
 一人登山は合わせず競わず、自分で立てた目標を達成することで自信を取り戻せる。
「何より山の『ゆるぎなさ』に感動する。すると自分の悩みはどうでもよくなるんですね」

 ●緊急時の用具装備を
 警察庁がまとめた「平成20年中における山岳遭難の概況」によると、遭難者数は1933人。
うち単独登山で遭難した人は598人で、死亡・行方不明者は137人と23%に上る。
複数で遭難した場合の2倍の比率だ。
 それでも単独登山への関心は高く、雑誌「山と渓谷」の神谷有二編集長は「特集号は必ず売れる」と話す。
昨年11月号で単独登山者214人にアンケートしたところ、危険対策は次の三つだった。
 (1)人のいないコースは選ばない、無理な計画はたてない
 (2)動けなくなった時のための用具を装備する
 (3)情報収集を怠らない
 同じ号では登山届を管轄の警察に出し、家族や勤務先などに渡しておくことも勧めている。

金剛山 第280回 (2012.9.9) 

20110909-0.jpg
左から、Booさん、うっちぃさん、キバラー

『今日の金剛山』 ハイビジョン(HD)撮影 (7分38秒)


やっぱり登り4時間かかるなぁ・・。

【ルート】
 登り:坊領ルート
 下山:足谷林道(初)


アルプス登竜門として新聞でも紹介されたルートで高低差1,000m、所要時間4時間。
金剛山の登山道では最も長い坊領ルートを歩いてきた。
といっても実際のアルプス(日本アルプス)の3,000m峰とは空気の薄さなどの条件は違うが
まずなんといっても歩けなきゃ話にならないのだ。
坊領ルートを歩くのは今回で3回目で、整備されてから歩くのは初めてだ。
初めて歩いたときは荒れていて資料を手にしながら踏み跡を探すのがたいへんだった。

 <過去の坊領ルート>
   一回目・・・同行者:あ~ちん
   二回目・・・同行者:中村さん   

この残暑きびしいこの時期に坊領ルートを歩くということは
長くて高低差があるだけでなく、低山植林地帯ならではの次のようなリスクがある。

 <想定されるリスク>
 マムシなどの毒蛇、蜘蛛の巣、やぶ蚊、アブ、ブヨ、蜂、雨 (熊以外全部入り)

こんなルートでも歩いてみたいと快くご一緒していただいたのが
最近、金剛登山ですっかりお馴染みのうっちぃさんとBooさん。
さらに下山では山頂売店のお仕事でお疲れの後のみーさん。
ありがとうございました。

道の駅「ちはやあかさか」
朝7時43分に道の駅「ちはやあかさか」横の公共駐車場をスタート。
とりあえず天気は抜群に良い感じ。
まずはダラダラと上赤坂城址への取り付きの登山口までは舗装路を歩く。
村の中なので車はほとんど通らない。
スタートしてから20分ほどで登山口に到着。

上赤坂城址まで
登山口からはいよいよ山の中である。
風が通らず蒸し暑い中、よく整備された快適な山道を歩く。
上赤坂城址は登山道から外れてわざわざピークに登ることになるが
展望があるので立ち寄ってみた。
はるか遠くに建設中の日本一の高さのビルディング「あべのハルカス」が視認できる。
さすがに見つけやすい。
じっとしているとさっそくブヨなどが寄ってくる。
5分ほど居たところですぐさま登山道へ復帰にかかる。

坊領山まで
黄色地に黒文字の案内板が随所に建てられている上、道もブッシュを刈るなど
迷いようが無いほどに整備されている。
それでも鬱蒼とした区間では歩いていると蜘蛛の巣が顔にバッサ~とかぶさってくる。
小枝を拾って振り回しながら歩かないといけない所は健在。(^^ゞ
途中、単独の男性が鎌でもって雑草を刈って登山道を整備しておられた。
油断していて腕にSKINS(コンプレッションシャツ)の上からアブに刺された。(> <)
休憩していると蜂が一匹やってきてそばから離れない。
冷感スプレー(成分:エタノール・メントール)を蜂に噴霧したら逃げて行った。
坊領山へも登ってみたが、案内板もあり、しっかりとした踏み跡があってブッシュも無く
明るい雰囲気になっていた。
以前は坊領山ピークだと思い込んでいた場所は坊領城跡だけであって、となりのピークが坊領山だった。
坊領城跡(ピーク)と坊領山とどちらが高いか気になったのでGPSで測ってみたら同じ高さだった。

青崩道まで
今年のチャレンジ登山参加組メンバーなのでみなさん歩きは問題無いが、
Booさんが突出して圧倒的なパワーでどんどん先に行ってしまって追いつけない。
言い訳を許してもらえるなら、ザックや機材が重すぎ。。(> <) これってハンデキャップだよ。。
まるで乗用トラクターと家庭菜園用ミニ耕うん機くらいのパワーの差。
そんなこんなで最後の急登にも傷めつけられ、清井山ルートからの合流を経て青崩道に出た。
さすがに銀座ロードの青崩道はものすごく快適な道である。
サクサク歩ける道なのにすっかり疲れ果てて足取りが重い。。
「Booさん、待って~」の連呼。
Booさんが写真を撮っている時が最大の休憩のチャンスというからして。。

金剛山頂にて
山頂広場到着が11時55分で、実に4時間10分かかったことになる。
下山は近くのルートを下りて金剛バスでもって起点の最寄りである「森屋」まで帰ることも考えた。
山頂売店前では久しぶりにkosiziさんにお会いし、めずらしい花やキノコがあったのを写真で見せてもらった。
そのひとつがカリガネソウ。
そして、過去に何度か一緒に登ったことのあるNakaさんと久しぶりの対面。
サーフィンを再開したとか。お会いできて嬉しかったです。
売店では残月さんやみーさんに後からまた来ると挨拶だけして香楠荘へダッシュ。
もう腹がへってお腹と背中がくっつきそうで。。。蕎麦・蕎麦・・・・。

香楠荘にて
注文の仕組みがすっかり変わってしまってなんだかおちつかない。
メニューも変わったし、店員さんも。。
前のアットホームな感じは良かったけど、ファミレスよろしくアルバイトを大量動員していて
メンタル面でのサービスが低下にならないといいけどね。
ざる蕎麦定食+追加ざる1皿(100円)。まだ足らないくらいだ。。
食後のデザートは山頂売店のコーヒーフロートを予定しているので早めに香楠荘を出る。
kosiziさんに教えてもらった花を探しにロープウェイ駅舎まで行ってみたがみつけられず。
登り返して山頂へと戻る。
すっかりお腹を満たした後とは言え、けっこう体力的にキツい。。

山頂売店にて
念願のコーヒーフロートはたいへん美味かった。
休憩していると、ブログ「金剛山を歩く」のサキヤマさんが売店に飛び込んでこられた。
5時間もかけてバリエーションルートを登ってきたとか。
みーさんの仕事を終わるのを待って下山にご一緒していただくことになった。
14時30分過ぎに売店を出発。

足谷林道へ
まずは青崩道を水分道の分岐へ。途中、マムシが・・・。
水分道の取り付きあたりの植林が大規模な伐採を行なっている最中のようだ。
そういえば足谷林道への案内板もあったりで、かつては足谷林道に立ち入るとこっぴどく怒られる
というウワサがあったが、今ではウェルカムな感じ。
そんなこんなで水分道で下山するか迷ったが、未踏の足谷林道ルートにお付き合いいただいた。
植林伐採の尾根の踏み跡が穏やかで歩きやすそうであったが、
昔からつけられているような赤テープを追いかけてものすごい急登を行くほうが気になった。
みなさん快くお付き合いしていただけるようなのでテープを追いかけて転がるように下りて行った先は・・。
沢が見えてきて、ちょっと危険なところがあったがなんとか無事着地。
沢を行くには小滝があって厳しい。
よく見ると登り返しのテープを発見。
それを追いかけて行くも途中で無くなった。再び沢に入渓して孤立状態。
小滝があって八方塞がり。
しかたなく対岸の急登を50mほど登り返して巻いて伐採地からの尾根道に合流できた。
やれやれ・・・。お疲れのところ、えらいバリエーションにつっこんでしまってみなさんに申し訳無かったです。
そこからははっきりとした踏み跡にしたがって沢に降りて行き、沿いや沢の中を歩いて足谷林道の終点に出れた。
あとは舗装路の林道をひたすら歩くだけである。
そんなこんなでゴールの道の駅まであと1kmくらいというところで雨が降りだしてきて。。。
18時に道の駅に到着。

みなさんたいへんお疲れ様でした。
おつきあいいただきありがとうございました。

その他の写真は以下より。
[ 2012/09/10 23:01 ] 金剛山(動画) | TB(0) |   コメント(14)

Volocron社 『STRAPGEAR(ストラップギア)』 

20120907-1.jpg
Volocron社「STRAPGEAR(ストラップギア)」


公式サイトより

新聞記事も紹介したいものがいっぱいあるのですが、
またまたビンボー人の小モノ物欲解消満足談義におつきあください。

毎回の登山でほぼ必ず使う「ヘクサライト・オリジナルチェア」をザックに取り付けるのに
ギアータイが活躍していたわけであるが、ねじってザックにカチっと固定するのに少々時間とパワーを要する。
何度グニグニやっても針金のようにちぎれたりしない点はいろんな応用が効いて便利なのだが。。

そんなわけで、前から好日山荘でブラブラとぶら下がっていて気になっていたこのグッズを購入。
これだと一瞬でクルクルっとまとめられ、一瞬にしてギアータイのストレスから開放された。
ギアータイは小さいのも持っているし、あれはあれで活躍する場があるので別の用途で使うことにした。

米国ユタ州にあるVolocron社の「STRAPGEA(ストラップギア)」は、いわゆるシリコン製のベルトである。
シリコンは独自開発で耐候性が良く、防水はもちろん、UVによって傷むこともなく
急激な気温変化や耐薬品、経年劣化が少ない素材である。
ちょうどMSRの高級なスノーシューに付いているベルトをイメージしてもらったらよいかと。
なんと!このシリコンベルトは2倍の長さまで伸ばすことも可能で強度も十分。
また、ベルトの先端にはどこにでもひっかかりやすい樹脂製のフックがついており
クルっと360度向きを変えることができる点が非常に良く考えられている。
先端のフック同士をひっかけても良いし、ベルトの途中に開けられた無数の穴も利用できる。
長さが足らなければ継ぎ足すことも容易となっている。
他に応用方法を考えてみると、イザという時、止血などの腕や足の結束用バンドとしても使える。

  8インチ: サイズ 25×1.5cm(14g)
 10インチ: サイズ 30×1.5cm(16g)・・・ザイルや12本爪アイゼンなどをまとめることができる。
 12インチ: サイズ 35×1.5cm(18g)・・・スノーシューやマットなどをまとめることができる。


ちなみに、100均で売っているマジックテープのバンドを使えばええや~ん、という意見もあるだろう。
実はマジックテープは個人的に大嫌いなのだ。
あのビリビリという音はもちろん、かぎ針みたいな構造がへたにウェアなんかにくっついた日にゃ
ケバケバになるわけで。。(> <)イヤ!

20120907-2.jpg
<BEFORE> ギアータイも非常に便利であるがザックに取り付け終わるまで少々時間と手間がかかった。

20120907-3.jpg
<AFTER> 纏めるのにわずか1秒!あとはエスビナーでザックに留めるだけ!

20120907-4.jpg
長さが足らないときはこんなふうに連結もできます。
かたまりの部分が互いに接触しないでうまく噛み合うように写真よりもう一段階穴を奥へずらすほうが良いですね。
つまり端から数えて3つめの穴に差し込むと良いでしょう。

[ 2012/09/07 21:25 ] 登山グッズ・本 | TB(0) |   コメント(2)

鈴鹿山系 御在所岳・国見岳 (2012.9.2) 

20120902-0.jpg
国見峠~国見岳の途中にて

20120902-00.jpg
藤内壁

想像以上の圧倒的スケールに驚いた!
御在所岳の裏側(北側)は日本アルプスさながらだった。


【目的】
 1.鈴鹿セブンマウンテンのうちの一座を制覇
 2.御在所岳ってつまりどんなところなのか確認
 3.できればメジャーではないルートで下山したい
 
【コース】
 蔵の助(8:00)-スカイライン登山口(8:25)-負ばれ石(9:00)-地蔵岩(9:25)-キレット(9:45)-
 富士見岩・山上公園(10:50-11:05)-リフト中間駅(11:20)~(リフト)~御在所岳山頂(11:25)-
 鈴鹿国定公園記念碑(11:35-13:35)-山上公園(14:00)-国見峠(14:15)-国見岳(14:35)-
 石門-天狗岩・ゆるぎ岩-1004mピーク手前分岐(15:45)-裏道の沢入渓(16:20)-
 蒼滝トンネル(17:25)-蔵の助(17:40)

約一ヶ月前に登った鈴鹿山系の御池岳が非常に好印象だったことから
鈴鹿山脈に少々魅せられることとなった。
「鈴鹿セブンマウンテン」というキーワードが存在することがわかり都合の良い目標ができた。
御池岳が一座目ということで・・・って、御池岳はセブンマウンテンじゃないし。。汗;
気を取り直して、一座目は定番の御在所岳に登っておかないと話にならないってことで行ってきた。

 鈴鹿セブンマウンテン=藤原岳、竜ヶ岳、釈迦ヶ岳、御在所岳、雨乞岳、鎌ヶ岳、入道ヶ岳

お昼の大休憩までの前半はほぼ想像どおり。(^^ゞ
メジャールートである「中道登山道」はまるでここは六甲山か?と錯覚するほど
山ボーイ、山ガールが大挙して登っていて、これまた平均年齢が若い。(^^ゞ
足だけでは登れないアスレチックなルートはなかなか楽しくて登りごたえたっぷりであった。
山頂はというと観光地そのもので、ヒールや草履履きの観光客と登山者が混在するにぎやかな場所。
小さい子供はアブに追われて泣き叫び、ペットの子犬は立ちション。汗;
ここまでは想定内。
ところが後半は別世界へのいざない・・・。

アクセス
節約のために新名神を使わずに西名阪自動車道から名阪国道経由で、
東名阪自動車道の亀山ICから四日市ICまで。
名阪国道は信号の無い一般国道なので制限速度の関係で燃費にも良い。
四日市ICからは一本道で出発から2時間ほどで湯の山温泉へ。
着いたのが御在所岳ロープウェイの山麓駅の目の前の駐車場。(800円)
駐車場のお兄さんに登山目的であることや中道から登りたいと伝えたら
起点がここじゃないことや無料駐車できる場所があることなどを教えてくれた。
目先の利益度外視で人に親切だった。
穏やかでどこか優しい三重県の好印象イメージ継続中。(^^ゞ
教えてもらった場所に移動するとまだ朝も早くフリースペースが空いていたが
帰りの事を考えるとそこまでの登り返しが必要であることやどのルートで下山するかまだ未定だったので、
有料ではあったが旅館「蔵の助」に駐車した。(600円)
日帰り入浴(タオル付800円)もあったが下山が遅くなり時間切れだった。
蔵の助前には公衆トイレもあって起点として便利だ。

中道登山口
「蔵の助」を8時ちょうどに出発して舗装路をしばらく登って行く。
この舗装路は鈴鹿スカイラインにつながっているがゲートがあるので行き止まりである。
舗装路の途中の民家の軒先みたいなところに取り付きの案内板があった。
しばらく歩くと鈴鹿スカイラインの下をくぐって鉄階段を登ると登山口があった。
鈴鹿スカイライン上には無料の駐車スペースがたくさんあり、すでに無数の車が停められている。
ほとんどの登山者はここを起点に登ることをこの時に知った。
でも下山のルート次第では再びここに戻ってくるかどうかわからないので今回は蔵の助で正解。
鈴鹿スカイラインに駐車している車群から登山者がわらわらとこちらに向かってくる。
一歩でも早く先に行かないとと焦る。汗;
もろい地質の岩が見え隠れする急登な登山道をせっせと登り始めると汗が吹き出してくる。
最初っからアスレチックなステージで、足だけでなく手も使わないと登れないところが多くて楽しい。
立ち止まり休憩するたびに山ボーイ、山ガールが次から次へと追いついてくる。
コンニチハ~、と声かけてくれる者から、素知らぬ顔の者まで様々。。
集団が過ぎるのを待っていても次から次へと来るので、仕方なく若者たちにまみれながら登る。汗;
こんなに人が多いメジャールートはちょっと自分には向いてないなぁ~と早くも後悔の念。
ところどころ展望があるところからは日本一の地上高を行くゴンドラが眺められる。
所要時間が18分もかかるらしい。
トイレ行きたくなったり、腹でも痛くなったら18分は脱出不可能だなぁ。

負ばれ岩・地蔵岩
中道(なかみち)登山道は奇岩があることでも知られていて誰もが一度は写真でみたことのある岩が現れる。
おばれ岩はくじらが海面から顔を出しているような形をしているが名前の由来は・・・まぁどうでもいいや。
山ボーイ・山ガールだらけで写真を撮る隙がなかなか無いので裏側からササッと撮影。
表では代わる代わる記念写真を撮っている間に先へと急ぐ。
次なる奇岩はサイコロのような四角い岩が2本の岩の上に挟まっている有名なところ。
これが地蔵岩っていうのか。もっとシャレた名前は無かったのかなぁ。(^^ゞ
いつも見る写真からの構図には見えないなぁと思っていたら、もっと登った先からの眺めがまさにそれだった。
登り始めの頃から同じ顔ぶれの山ボーイ・山ガールと抜きつ抜かれつのデッドヒートをしながら先へ先へと。

キレット・危険マーク
中道は山と高原地図でも実線のメジャールートにもかかわらず地図上には2箇所も危険マークがある。
実際のところはどうなのかというと、よほどの大きなミスでもしない限りはまったく問題なし。
小さい子供からお年寄りまで登るルートなのだから。
でも実線ルート上の危険マークは他の山域でも同様に安全かというとそうとは限らない。
高度を上げるにつれて目の前に広がる展望の高所感は金剛山程度の標高とはとても思えないスケールである。
標高は金剛山程度でも地形や立地の関係で冬は非常に厳しく危険な山になると言う。
たしかにこんなに楽しいアスレチックなルートが凍結したり積雪があったらと考えると安全なところなど無い。(^^ゞ

富士見岩・山上公園
高低差で830mくらいなので金剛山1個とちょいくらいなのにこの登りごたえのたっぷり感は何だろう。
約3時間の登りであった。
展望のあるはずの富士見岩に着いたときにはガスが出てほとんど展望が開けなかった。
柵がある側はものすごく切れ落ちていて、柵が無いとおそろしく危険な落ち込みようだった。
地蔵のようなものは何だろう。ブタの上に何やら載っているような。。。さっぱり理解できない。
ブタといえば・・・後半で。
山上公園とやらに着くとロープウェイで登ってきた観光客がたくさん。
もちろん登山者も混じっていてバーナーで何やら食事を作っていたりとにぎやかな後継。
御在所岳のピークはどこかなぁ~と探すも見当たらず地図を見てびっくり。
もう一つとなりの山みたいで。。。(^^ゞ
ガスっているさなかに少しだけ見えるスキーゲレンデのような芝生広場の先にたしかにピークらしいものが。。
観光客に混じりながらただちにそちらに移動。

御在所岳山頂
途中、リフトがあることを発見。
しかも山上広場からそのリフトが続いているみたいで乗りそこねたって感じ。
スキーゲレンデ内を歩いて下って行った先にはリフトの中間駅があるのを発見。
山頂までの料金が300円くらいなら乗ることにしようと思って確認に行ってみたら
なんと200円だったので迷わずチケット購入。(^^ゞ
およそ5分ほどの所要時間なので、歩いて登ってもたかだか知れている。
遠くから見たら100mくらいの高低差に思ったが実際には50mくらいかなぁ。
そんなこんなでちょっと楽してピークに到着。
ここでも登山者より観光客のほうが多かった。
山と高原地図では窺い知れないスポットが幾つか散在していた。
長者池、御嶽大権現、鈴鹿国定公園記念碑、望湖台などなど。
すべてを確認してみたいところであったがこの時はガスっていて展望が無かったのであきらめ、
お昼休憩する場所を探して右往左往。
ベンチはいくらでもあるが、陰が無いと晴れ間が出ると暑すぎる。
もっと涼しいと思った。
鈴鹿国定公園記念碑のベンチがいちおう日除け付きだったのでそこにザチェアを取り出して根を生やす。
うつらうつらと2時間くらいも居た。
ひっきりなしに入れ替わり立ち替わりやってくる観光客。アブに追われて泣き叫ぶ子供。
ちょっと落ち着かなかったなぁ。もうちょっといい場所を探せば良かった。

国見峠・国見岳・石門
スキーゲレンデを下ってふたたび山上公園のほうに登り返したところから裏道登山道の方へ。
登山道へ入るとさすがに観光客の姿はピタリと居なくなってちょっとしたジャングルムードに。
時間にして14時になろうとしているのに、まだこの時間から登ってくる登山者が次から次へと。
途中、いい感じの沢を一箇所渡渉した。
国見峠につくと4方向への分岐。
ほとんどの下山者は裏道登山道へと下りていくはずだ。
せっかくなので所要時間10分で行ける国見岳に行くことにした。
これまで下り基調できて国見峠からは登り返しだ。
50mくらいの登りだからがんばろう、と登って行くと巨岩が現れだし、
振り返って御在所岳のほうに目をやるとものすごい岩面だらけの山容に驚いた。
まるで北アルプスの甲斐駒ケ岳かと錯覚するほどのスケールであった。
これがいわゆるロッククライミング・アイスクライミングの聖地「藤内壁」だ。
今年たしか転落事故もあったよなぁ。。恐ろしい。
そこからほどなく国見岳に到着するも狭い小さなピークであった。
周りをよく見ると踏み跡があったのでザックをデポしてそちらに行ってみると
これまたすばらしい北側の展望が開けていて広大な鈴鹿の山々が一望できた。
下山は尾根道を行くことにしたので少し戻る。
途中、「石門」というところがあるようなので行ってみたらたしかにこんな山中に石門が。
しかもなかなか巨大であった。

尾根道・天狗岩・ゆるぎ岩
尾根道は実線ルートであるが、なかなか距離を伸ばせない難ルートで、
足も手も使わないと行けないような木の根っこゾーンが続く。
ずいぶんと疲れさせるルートであった。
途中、「天狗岩」という圧倒的スケールの岩が目の間に突如現れてドキっとする。
中道の奇岩よりさらにスケールアップ。
せっかくなので上に登ってみたらすごい展望だった。
高所恐怖症なので先っぽの岩にはとても行く気にはなれなかった。
そしてすぐとなりには「ゆるぎ岩」があった。
さて、天狗岩に登ったものの、降りるのはちょい恐怖。
足の長さを利用してなんとか前向きに降りることが出来た。
後ろ向きだと転落したときに大怪我をしそう。
「ゆるぎ岩」は上に乗っかっているヤツがグラグラと揺れるとか。
その乗っかっているヤツを見上げると、どう見てもブタさんにしか見えない。
富士見岩にあったブタの上に何かが載ってる地蔵みたいなのと関係あるのか無いのか。
そんなかんやで下山を急ぐ。下山中にすれ違ったのは一人だけ。下山する人も居なかった。
途中、またしても岩があって実線ルートはそこを登ることになっていたが、
真新しいテープがそれらの岩をトラバースするように付いていたのでそちらへ行ってみる。
ずいぶん歩いたところでGPSを確認すると、尾根道の実線ルートからどんどん外れていっており
合流する気配が無い。
途中、藤内壁の圧倒的スケールの岩場が視界に飛び込んできた。
よく見るとクライミングしている人がたくさん。。恐ろしい壁。。。
そのままどんどん尾根道から離れて行って、こんどは裏道に近づいてきて、
最後には裏道に合流したところで沢。
それもなかなかのスケールの沢である。

裏道・沢・藤内小屋+モンベルハウス+テン場
沢の水はどこまでも美しかった。
沢で休憩していると、藤内壁からロッククライミングを終えた少年少女たちがガイドさんと一緒に下りてきた。
みんなヘルメットをかぶってクライミングシューズをぶら下げている。
沢からしばらく下ったところに山小屋がポツンとあって賑わっていた。
藤内壁のクライミングのためのベースキャンプも兼ねている感じでいい雰囲気だった。
休憩している人が多かったのでそのまま通過。
すぐそばに林道でもあって下山完了かと思いきや、なかなかどっこい延々と沢沿いの山道を行く。
しかも途中でつづら折れの登り返しがあったりで。。

蒼滝トンネル
最後は林道に出たかと思うと目の前にトンネル。
何も考えずに車の通るトンネルを早足で抜けたところで地図を見てショック。
実線ルートはトンネルをくぐってなかった。
でも周りを見渡すと地図には無い道を発見したので、アレヨアレヨと下って巻いてアップダウンの先には
起点である「蔵の助」があった。
まさかのショートカットで結果オーライであった。
さて車まで戻ったところで蔵の助にて日帰り入浴を・・と思いきや17時までだったみたい。
しかしながらなかなかいい温泉を見つけた。
国民宿舎の温泉(450円)で誰も入ってなくて貸し切りだった。
そんなわけでまたしても鈴鹿山脈のスケールと美しさ、奥深さに気付かされた山行きとなった。
三重県側は時間がゆっくり流れていて人も優しく、なにかこう包み込まれるような懐の大きさを感じたなぁ。

その他の写真は以下より。(今回は多いよ~)
[ 2012/09/04 22:12 ] 鈴鹿山系 | TB(0) |   コメント(11)

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