にゅう山頂にて【動画編】苔の美しさに魅了されるも紅葉にはわずかに早かった山登りのハイシーズンに突入。
今シーズンのアルプスは新コロの影響で人数制限などで
小屋の予約が取れなかったりで何かとウェルカムな感じがしない。
久しぶりに雷鳥沢とかでテント泊でも再開しようかと思いきや、
年々寒さに弱いし、寒いとトイレが近くなるし。(^^ゞ
暑すぎるもダメ、寒いもダメ~ってそもそも山登りに向いてないよね、
って今さらそれ言うのは何をしたいんですかってね。
アルプスは無理かぁ。。だったら西へと思うもわざわざ行きたい山に気づけない。
遠くは長崎からでも燕岳に行くって人がいらっしゃるのに、
西に行くも東に行くも都合の良いところにお住まいの自分は何なんですかってね。
どこかホッコリ過ごせそうな山小屋泊で、そんなに頑張らなくてもよい
ゆるそうな、高原歩きを楽しめそうな所で急遽思い立ったのが北八ヶ岳。
山友のこーやさんが最近歩かれていたルートが良さそうに思った。
直前でも小屋の予約が取れたので、今回もこっちに呼ばれた
頑張れば天狗岳にも行けるかと思いきや、時間的に厳しく断念。
あとからこーやさんに聞いた話だが、
蓼科山よりキツイよって、本当ににそのとおりだった。
しかも乾いていない岩はぜんぶ滑る。。
もしかして、八ヶ岳連峰って全般的に岩々なの??
マイッタ、マイッタ。
今回の核心部は、こんな展望の良いところだったのかと予想外だった「にゅう」か、
いや、高見石小屋の裏の「高見石」からの眺めかも?
いやいや、時間がなくてほぼ通り過ぎただけだが「中山展望台」は良かったゾ?
それにしても箱庭歩きだと思っていただけに天狗岳に行く時間が無かったのが残念。
翌日は縞枯山のほうへ周回の予定ではあったが・・・
起点の麦草ヒュッテは車が横付けできる標高2,125m付近にある山小屋だ。
宿泊者のみが駐車できてドア・ツー・ドアなので不要物はデポしておける。
入浴もでき、翌日はそこを起点に逆方向(縞枯山方面)へ出かけることもできる。
こんなに都合の良い山小屋はないではないかと思っていたら、
実際には想定外なことが発生していろいろ思い通りに行かなくなった。
16時少し過ぎて麦草ヒュッテに戻ってきたところ、
まだ半数しか帰ってきてないのでお風呂が空いてるよ、
と親切に迎えてくれた小屋の主人。
部屋は個室貸し切りでホームこたつが1つ置いてある。
風呂から上がって、一杯やりたいところを夕食の18時まで我慢しようかと
登山靴を普通のシューズと入れ替えるために外に出て車まで。
夕暮れまで外に居ようかな、土産物でも見るかぁなどしているうちに
仮眠する間もなく18時となり夕食タイム。
ビーフシチューに白身魚のフライ、野菜に果物、どれをとっても美味しい。
この日は15名くらいだったかな、窓側向いて食事をしていたのでよくわからない。
食事を終えて部屋に戻ったものの部屋暖房は無いので寒い。。
こたつで寝るのは血栓ができるとかいろいろ危険なので
膝下の足先だけ突っ込んで、上は毛布に布団をかぶって寝る。
寒さで目覚めると息が浅くなっていたのか、高山病のような頭痛発症。
鎮痛剤はイブプロフェン配合なので新コロだと重症化するとのことで持参なし。
仕方なく漢方の桂枝湯を飲んだのが失敗だったみたいで気分まで悪くなって。。
結局ほとんど眠れなくてやたらトイレに行くわで
朝になったら夢見てたかのようにケロっと治っていた。(^^ゞ
ちなみに麦草ヒュッテはまさかの電波圏外。
電波無しの世界でどうやって過ごすかを問いかけてくれる良い機会。
いちおう調査してみたら、食堂とトイレの間のわずかなスペースで3Gでは通信ができた。
さて2日目・・いきなり小雨??天気が芳しくなさそうなのであっさり中止。
朝風呂に温泉(またもや小斉の湯)に行ったり、蕎麦屋に行ったり
美ヶ原を歩きに行きかけたり、またまた温泉(下諏訪温泉 旦過の湯)。
風呂の中で常連さんの会話が聞こえてきた。
「やっぱトンネル・・の蕎麦は美味い、ローストビーフが最高で・・」
蕎麦屋がローストビーフ?!
調べてみると確かに「とんねるや」という店が帰り道の近くにある。
せっかくなので行ってみたら人気店のようで、素材や出汁にもこだわっていて美味しかった。
ついでにローストビーフもいただいたが笑みが止まらない美味さだった。
すっかり財布の中身が空っぽになったところで帰国の途へ。
まったり山歩きのつもりがいろいろ波乱万丈だった。
山と高原地図2020年版+GPSログ
蓼科山のときは2013年版と古かったので、この際に2020年版を買った。
今回のエリアに変更は無いのではと思いきや、
「白駒池」→「白駒の池」に変更されていたりといろいろ変わっていた。
時計回り周回
朝3時半くらいに到着、2時間ほど麦草ヒュッテ駐車場で仮眠した
夜が明け、車の外に出るとオーナーさんがうろついていらっしゃった。
今晩予約していることを言うと許可証を発行してくださった。
ヒュッテから歩いて100mほどのところにある無料駐車場のトイレへ。
朝7時前、満車ではなかったがそこそこ埋まっていた。
午前7時、ヒュッテを出発
とりあえず天気は良さそうだ。
朝早く?から歩き出すのは気持ちがよい。
このあたりは多種多様な苔で有名な地である。
あらゆるところに苔
前方の幅広になった木道は、白駒の池に最も近い有料駐車場からとの合流。
3分岐
白駒荘のほうへと進んだ
白駒の池
色づいているところもあるが、紅葉はあと少しだ。
白駒荘
売店もトイレも8:30からの利用。
欧米人に出会い、にゅうってどういう意味かと尋ねられた。
Milkだと答えたが、牛乳ではないと。
ただの乳でもMilkなんだけどね。
岩ゴロになってきた。
これに足をのせると滑る。
ヌタ丸太ゾーン
にゅうの森
そしたらば、「ニュー」と書いていたり「にゆう」や「ニュウ」や
挙句の果ては「にう」だったり。
誰や、中央部にうっすら「お」と書いたヤツは!
「臭う」になるではないか。いや、香しく「匂う」のほうだって?
とにかく苔がものすごい。
悪路にいたぶられてる。。
あの向こうの明るいところに出たら「にゅう」だ。
想像以上のスケールな展望だった
なかなか高度感がある
富士山が見えた
遠くに硫黄岳
にゅう山頂にて
縞枯山・北横岳が見える
手前が白駒池だ。
紅葉したらここからの眺めって超絶景ではないだろうか?
にゅう三角点
またもやこんなルート
天狗岳(左が東天狗、右が西天狗)
中山峠にて
人が多かったので看板のみ
この木道をしばらく進めば黒百合ヒュッテだ。
中山峠からのコースタイムは5分となっているがすぐに着いた。
黒百合ヒュッテ
この中央の看板は油絵?可愛いね。
ビーフシチューが有名であるが、
麦草ヒュッテの夕食にビーフシチューが出ると思われるので
蓼科山で食べ損ねたハンバーグカレーにした。
なかなか美味しかったハンバーグカレー(1300円)
ステッカー(500円)を買ったものの大きすぎて重ね貼り
GoProHERO9
HERO8とほとんど変わらずで今回はあまり使用せず。
色味がコレジャナイ感。iPhoneのカメラ性能のほうが良いってことになりそうでコワイ・・
中山に向けて戻る
手前は稲子岳だが、あんなところ登れたりするのだろうか?
憧れの「しらびそ小屋」が稲子岳の裏側なので見えなくて残念
まぁた岩ガレが始まった。
展望のあるところに出たら、登ってきた「にゅう」の出っ張りが見えた。
「にゅう」をスーパーズーム!
中山展望台はまるで蓼科山山頂を彷彿させるようなところだった。
11日前に登った蓼科山が近くに見えた。
ケルンだらけの中山展望台
ようやく高見石小屋が見えてきた
高見石小屋
高見石小屋前のテント場
通り道のそばに建てられていたせいか、
紺色のテントが通行人の足に当たるのでボコボコに蹴られてた。(≧∇≦)
せっかくなので、名物の揚げパンを全種類購入。
取り急ぎ2種類を食べた。
高見石小屋裏にある高見石の上からの展望はすごい!
にゅうとはまた違った低めの眺望360度である。
高見石小屋から麦草ヒュッテまで一時間のコースタイムは辛かった。
なんの印象もない丸山に向けての登りが。。つらい。。
丸山三角点
やっとスタート地点に戻ってきた
麦草ヒュッテに到着。
予定より少し遅くなってしまった。
フリースを着ていても外はそこそこ寒い。
鈴木ともこさんやヨーキさんの色紙
「にゅう」バッジを購入(500円)
麦草ヒュッテの夕食はすべて美味しかった
麦草ヒュッテの朝食もすべて美味しかった
翌朝、雨模様なので予定を変更して蓼科湖のほうへ。
美味しすぎて笑みが止まらないローストビーフ
コシのある新蕎麦も美味しかった
現場からは以上です(^^)