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山は無数!思い立ったが吉日、未だ見ぬ山へ!

和泉葛城山 (2014.11.29) 

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和泉葛城山山頂付近の展望台

【動画編】


あいにくの天気で山頂は展望なし。。

【ルート】
 登り:蕎原(そぶら)よりAコース
 下山:Bコース


今週は四日間の出勤であっという間に週末を迎えることになったが、
数日前から週末の雲の動きを追っていたが芳しくない。
先週末は金剛山にどっぷりだったのでどこか違う山へという思いも虚しく予報は変化なし。
晴れたところでどこの山に行きたいのか考えがあるわけでもなかった。
雨に遭わない山というと岩湧山~和泉葛城山あたりの狭いエリアとなっていた。
仕方がない、食わず嫌いな和泉葛城山にでも行ってみようかと。
和泉葛城山は車やバイクなどの乗り物で過去に何度も走ったことがあるだけに
登る山ではないというイメージを持っていた。
登るにしても林道だらけで、林道を避けたところで植林地帯でだいたい想像がつく。
そんな思いで朝はゆっくり寝て遅めの出発で、登山口のある蕎原(そぶら)の渓流園地へと向かった。
駐車場のある渓流園地の少し手前に、以前来たことがあるそぶら山荘(石窯パン工房 愛のパン)
があったので驚いた。
こんなところに和泉葛城山の登山口があったとは。
パン工房は朝8時から開いているようで、通りかかった9時半くらいは他にまだ客はなく、
しかもすべてのパンが焼きたてホヤホヤであった。(うさぎがカワイイ、鶏はタマゴを産む・・)
熟成カレー500円や石窯ピザ、ドリンクバー200円は自家製レモンジュース、みかんジュースなどなど
食欲をそそるものばかり。
こんなことなら朝一にここで朝食を摂ってから山に挑めばよかった。
そぶら山荘についてはもっといろいろ書きたいが長くなるので省略。
昼食を持参してきたが、パンを数個購入して店を出る。
渓流園地のトイレ前にも駐車スペースがあるが、もう少し奥へいくとかなりの台数が駐車できる。
今日は他に駐車している車は無かったが、蕎原のバス停からバスでやってきたと思われる
ハイカー数人と会った。
Aコースとやらは金剛山の念仏坂よろしくひたすら舗装林道であるが、
すぐ脇を渓流が流れていて雰囲気はこちらのほうがはるかに良い。
散った紅葉がアクセントとなって明るい雰囲気を醸しだしていた。
確かな踏み跡のある脇道もあったが今回は忠実にAコースを歩く。
途中、不時着した未確認飛行物体があったり、落差10mほどの滝があったり。
山頂までこのまま舗装林道かと思いきや、終盤は山道へと変化する。
山頂が近づくとあたりはガスに包まれて視界がほとんど無くなった。
山頂直前の鳥居に到着すると雨なのかしずくなのかがパラついてきた。
傘は必要ないほどであったがカメラにポタっと落ちると困るので傘をさす。
そんなこんなでなかなかの登りごたえを感じながら祠のある山頂らしくないピークに到着。
ガスはいよいよ濃くなっていたので展望など望むべくもないが展望台へ行ってみた。
先客がたくさん居たので一旦車道で出てうろちょろ。
槇尾山山頂にあった「ゆたか茶屋」がここ和泉葛城山山頂付近に移転したので
行ってみようかと右往左往したが、ガスのため、以前乗り物で来た自分の記憶の中の
どのあたりにいるのかがよくわからなかった。
「ゆたか茶屋」は粉河ハイランドパークにあることがわかったが、
現在地からそこまでは片道2.8kmもあり、すでに12時半にもなっていたので行くのを断念。
再び展望台まで戻ってきたらもう誰も居なくなっていたのでお昼にした。
展望台は収容力抜群で、テーブルとイスが何組もあったりで今日のような天気の日には
まさに避難小屋みたいなもので快適に過ごせた。
午後から雲が吹っ切れるはずであったが、待てど暮らせど一向にそのような様子が無いので、
午後15時前には下山体制へ。
下山のBコースも整備が行き届いていて快適。途中、一瞬舗装林道を歩く部分もあるが、
大部分は自然林や植林の中を歩く感じで、およそ想像どおりで特筆すべきものは無かった。
蕎原バス停のある塔原(とのはら)と渓流園地の駐車場に近いところに下りる分岐があった。
塔原まで行って戻ってきてもよかったが、時間も時間なので駐車場に近いほうへと下山。
朝、車で通った林道に出た場所はそぶら山荘の1km以上手前だった。
駐車場に向けて林道を歩いていると空はスッキリ青空で山頂付近にもガスが無さそうだった。
そぶら山荘のパン屋目当ての車の往来が何台も。。
店の前を通りかかったときにはもう車は1台くらいしかなく、
裏山のステージからはトランペットの生演奏が聞こえてきて森のライトアップがいい感じだった。
和泉葛城山の別の一面を知ることができたり、けっこうたっぷり歩けた一日だった。

その他の写真は以下より。
 
[ 2014/11/30 18:16 ] その他の山 | TB(0) |   コメント(20)

金剛山 第374回 (2014.11.24) 

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金剛山山頂にて  右から、こーじさん、和さん、るん玉さん(前)、トモさん、まっくんさん、みーさん、キバラー

【動画編】


長いルートだったことを忘れるほど多くの出合いがあった。

【ルート】
 登り:坊領ルート
 下山:水分道


急伸の勢いで金剛山にある無数のルート攻略されてらっしゃるこーじさん和さん
ご一緒させていただく機会を山頂売店のみーさんにセッティングしていただき、
さらに今年のチャレンジ登山大会以来のトモさんも参加の4名で
アルプス登山の登竜門とも言われている高低差千メートルの坊領ルートを歩いた。
また下山は、山頂にたまたま居合わせた人たちをお誘いして水分道で下山。
駐車場に到着したときはなんとか視認できる程度の暗闇になっていた。
なお、後半は山頂売店のみーさん、金剛山公式サイトの管理人まっくんさん、
ブログ「金剛山へるんるん♪」のるん玉さんの3名が加わって7名となった。

午前8時。
坊領ルート起点の駐車場からスタート。
薄暗い森の中に入ると整備されているのに静かで誰も居ない。
まるでおとぎの森のようだ。
登り4時間かかるルートも、朝早いスタートだと長時間かかることがまったく?苦にならない。
これがお昼を越えての4時間となると気持ち的に「長い。。」と感じることとなる。
清々しい朝。
11月下旬と思えない暖かさ。
植林帯が延々と続くようなステージを想像しがちであるが前半は変化に富んでいる。
二の丸や見晴らしの良い上赤阪城址(本丸)、フラットなゾーンがあったかと思えば
あじさいが青々として花も咲いていたり、背丈を超える茅?のトンネル、節間が長い珍しい竹があるなど。
あまり登っている気がしないままサクサク進める。
夏場だと蜘蛛の巣、マムシ、ブヨ、ヤブ蚊のオンパレードであるがさすがにこの時期は快適。
シャツ2枚重ねで少々汗ばむ暖かさではある。

休憩らしい休憩も取らないまま最初の鉄塔ポイントまで達したところで小休憩。
2つめ、3つめの鉄塔を通りすぎてどれくらい進んだか、左手に坊領山の盛り上がり。
たいした高さでは無いのでみなさんで寄り道。
登ってみて記念写真撮ってると、すぐとなりにも盛り上がりがあったので行ってみたら、
そちらが坊領山のピークだった。(^^ゞ
登山道に復帰してさらにさらに進み、このルート最大の登りにさしかかったところで
休憩していると、森屋から来たという単独の男性が通過していった。
こちらもそれなりに黙々とペースを落とさず歩いてきたのにえらい速いなぁと思ったが、
二の丸や上赤坂城址や鉄塔や坊領山などに寄り道をしていたんだった。(^^ゞ
このルートは4時間かかると宣言していたので、あまり早く山頂に着きすぎると
そんなに時間かからんやん、たいしたことないやん、なんて思われるから時間かせぎ。(^^ゞ
山頂に早く着きすぎると下山時にご一緒する方の待ち時間が長くなるので。

急登を登り終えると、清井山からの道に合流し、あれよあれよという間に青崩道に合流。
少し下ってセトに到着。ここまでで約3時間半。
ここから山頂までのアプローチはみなさんおなじみなので裏ルートを提案。
石ブテ西谷から続くルートで、セトからだと楽が部分だけを歩くことになるので
「なんちゃって石ブテ西谷ルート」なんて勝手に呼んでいる。
石ブテ西谷ルートそのものはワイルドでアドベンチャーなステージである。
沢を上流まで詰めるか途中でエスケープする(遠回り)かの提案ではエスケープルートへ。
間伐や枝打ちもされていない薄暗い植林の中を抜けて石ブテ尾根ルートに合流し、
さらに近道をして大日岳へ。
大日岳では久しぶりの再会、もみじ谷ルートをこよなく愛すアベさんと遭遇。
もみじ谷ルートは現在通行できないので他のルートを歩き回ってらっしゃるとか。
挨拶もそこそこにお別れ。
スタートしてから4時間30分かかってついに金剛山山頂売店前に到着した。
みなさんあまりお疲れではなかったようでよかったよかった。

山頂下の広場でピノプランさんが店を広げてらっしゃったのでまたまたソックス1足買い足し。
登山用の勝負ソックスはダーン・タフ、オンリーなんだけどね。
山頂では他に、ブログ「浪の金剛山散歩」の浪チャーさんと久しぶりの再会。
さらに、チャレンジ登山大会ではいつもお世話になっている緒方区さんが
大学時代の89歳の元教授と登って来られていて久しぶりの再会。
山にも花にも鳥にも詳しく百科事典のように綺麗な写真を撮ってらっしゃるmixiのSACHIさんと
これまた一年ぶりくらいに再会。
そんなこんなで、久しぶりに会いたいと思っていた方々と一挙に再会できて良かったなぁ。
下山は冒頭に書いた7名で水分道にて下山。
金剛山の大ベテランのまっくんさんに町石や山野草などのガイドをしてもらいながらの楽しい下山だった。
駐車場到着は17時31分で完全に日没後となった。
そのまま7名で河内長野駅前の王将へとなだれ込み最高に旨いビールを飲んだ。
ご一緒くださったみなさん、ありがとうございました!

その他の写真は以下より。
[ 2014/11/25 23:00 ] 金剛山(動画) | TB(0) |   コメント(22)

金剛山 第373回 (2014.11.22) 

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千早城址にて

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最高の紅葉に間に合いました。

【ルート】
 登り:千早本道(千早城址から)
 下山:千早本道


午前中に用事があったのでちょうど昼の12時に登り出し。
金剛登山口バス停前のいきなりの急階段から。
ここから登るのは久しぶり。暖かい!
千早城址の紅葉がまだ十分美しいとの情報をいただいたので。
14時には下山完了して次の予定があるのでさっさと登るつもりが
あまりの美しさ、そして静けさにどっぷり浸ってしまい長居をしてしまった。
千早本道合流後は特に見どころもなく本調子で登る。
汗がタラタラ・・暑い!台高の寒さからすると季節が逆戻りの暖かさ。
山頂到着は13時20分。
気温10℃。時間が押してしまった。
人当たりが良くて有名な捺印所の西田さんからお声がけいただき、
当ブログをご覧いただいているとのこと。
百名山はもちろん、関西百名山にもかなり登っていらっしゃるそうで、
単独が好きなんです、とのこと。
いつかご一緒していただけるようで楽しみにしています。
山頂の下の広場ではピノプランさんが店を出しておられたので訪問。
経営者のまっちゃんさんとは真冬にマジックアイゼン販売されてらっしゃる時くらいしか
お会いする機会が無かったので久しぶりの再会であった。
店に出しておられるもの以外でも相談してみるとあのブランドのアレがそんなに安くなるの?
みたいな話がいろいろと。。
22日から3日間店を出しておられるとのこと。
ノースなんちゃらという有名ブランドのなんちゃらが千円だったので3足も衝動買い。
半額以下なのでもっとたくさん買えば良かった。(≧∇≦)
そんなこんなでさらに時間が押してしまったので
千早本道を駆け下りて下山完了は14時15分。(バス停前駐車場)
いやぁ慌ただしかった。
けど大好きなグラデーション紅葉が見れて良かったなぁ。
月曜日も登ります!

その他の写真は以下より。

台高山系 明神平・桧塚 (2014.11.15)  

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明神平にて <空撮>

【動画編】


絶好の天気と思いきや、前より風キツイ!寒い~。

【ルート】
大又林道駐車場(7:30)-明神平(9:40)-桧塚奥峰(11:03-11:15)-桧塚(11:30)-
-コル付近(昼休憩11:40-12:50)-前山(14:00)-(空撮等)-明神平(15:15)-駐車場(16:24)


久しぶりに比良のほうへ行きたかったがその辺りだけ天候予測は芳しくなかった。
そこで第二候補で昨年印象的だった氷ノ山へ課題つぶしに行こうと思ったが、
距離もあれば移動コストもかかるのでやっぱりもったいないなと今回は断念。
それならばと、前回の台高が良かったけど寒かったので、今回はぬくぬくを期待して出直し。
寒かった教訓から、下はインナーにタイツ、上は新たに購入した化繊のダウンベスト。
その上にソフトシェルだと暑いので、いつものペラペラのウインドブレーカーをアウターに。
これで完璧なはず。もし、風が無くて晴れたら暑いくらいだろな。(^ ^)v
そんな期待をよそに、山の上はまさかの氷結・暴風の世界が待っていた。(> <)

午前7:30分、大又駐車場をスタート。
がんばって早起きして来たのでトップ独走かと思いきや、
先に単独の男性が出発、後ろにはご夫婦2人連れが追ってくる。
駐車場には最初から止まっていた1台の車を合わせて4台。
歩き出しの林道沿いの渓谷にはまだ紅葉がチラホラ。
まばゆいばかりのグラデーションな紅葉は今シーズンまだ見てないなぁ。。
出だしの長い林道はウォーミングアップになる。(下山時はやたら長く感じるのだが)
台風に何度もズタズタにされてきた大又林道の復旧回復力がなにげにすごいと思った。
やられてもやられてもすぐに立ち直る。(≧▽≦)

自然林の葉は完全に散ってしまっているが、明るく見通しがきくので晩秋の台高は大好きだ。
高度が上がって頂上付近が見えてくるとまさかの白さ!
そして寒そうな曇り空で、登るに連れて風当たりも強くなってくる。
水場のところまで登ってくると、先に出発された男性がもう下りてこられた。
明神平は風が強くて寒すぎるので引き返してきたのだという。そんなに上は寒いんだぁ。。
あしび山荘が見えてくるとさらに風が増し、真っ白な様相。
そして明神平に到着すると風がびゅーびゅー吹き付けている。
人がいないうちに空撮しようと思ったが断念。
そうこうしているうちに後発のご夫婦が通りすぎて前山のほうへと消えていった。
休憩するでもなく再出発して桧塚奥峰へと向かう。
歩き続けてもカラダは暖まってくることもなく、さりとて寒すぎるわけでもなく。
穂高明神岳への登りの稜線は、切れ落ちた右手からの風が容赦ない。
ピークを過ぎて下りに転じた時に、バラバラと小さなエビの尻尾が降り注ぐ。
強風に煽られたそれは、下手をするとカッターナイフの刃のごとく頬を切らんばかりだ。
そうかと思うと、急に雲が吹っ切れて太陽の光が降り注いだり。
風はあいかわらずなので、暖かいというところまではいかない。
どこでも弁当を広げれそうな落ち葉の絨毯が広がっているが風があっては厳しい限り。
それにしてもこのあたりはいつ来ても本当に心落ち着くよなぁ。
この稜線から北や南へとつづく尾根のほうへと行ってみたいところであるが
寄り道を楽しむには泊まらなければ時間的にタイトだったりする。
カメラを構えていると、突然、後ろから単独の女性が通り抜けた。
こんな風と寒さの中で、桧塚方面に行くのは自分くらいしか居ないと思ってただけに
思わず「びっくりした~」と声があげてしまったが、女性は振り返りもせずに前方へと消えた。
後から人が来ている様子などまったく無かったのに、いったいどこから現れたのだ?
桧塚奥峰に到着して写真をひとしきり撮って移動しようとしていると、
後から男性2名がやってきて、こちらまで来るのかと思いきや、
赤グラ(ヒキウス平)のほうに下りて行った。
等高線を確認すると桧塚奥峰からショートカットで行けそうではないか!いいかも!
桧塚奥峰で折り返してとっとと前山まで戻ってお昼にしようと思ったが、
そういえば桧塚まで行ったことが無かったんだった。
桧塚奥峰から眺める桧塚は、四国剣山山頂から眺める次郎笈を思い出す。
今日はまだ時間にゆとりがあるので行ってみることにした。
向かっていると、前方からあの単独の女性が戻ってきた。
女性は桧塚でいったい何をしていたのだろうか、声をかける間もなくそそくさと去った。
桧塚へ向かう稜線の風は凄まじく、何度かカラダを持って行かれそうになった。
コルまで来たとき、台高って本当に良いとこだぁと改めて実感する風景に出会った。
桧塚奥峰までまでなら感じなかった開放感がどっかーんと広がった感じ。
風が無かったら至福のひとときだったに違いない。
「明神平?ああ、あのちょっと人工的な、昔スキー場を作ろうとして辞めたあそこね。
前山あたりの雰囲気は好きだけど・・」的な、
何度も行きたくなるところでもなく、まぁ年一回くらい行くか行かないかでええかぁ
くらいに思っていた気持ちが完全に払拭された。
しばらく住み着いても構わないでしょうか?という気持ちへと。(^^ゞ
千秋林道のあるマナコ谷へと下るあっちの尾根もこっちの尾根もとてもいい感じ。
ふと千秋林道を眺めると、大崩落している箇所が見えた。
桧塚のピークは特に印象的なところでは無かったのでコルまで戻り、
風を避けてやや南側でザックを下ろそうとしたが少し寒風突風が当たる。
もっと戻って落ち葉の絨毯で休憩するか、この開放感を満喫するかの葛藤に数分。
空腹感もピークだったのでやっぱりここで食べることにした。
ちょうど桧塚奥峰のランドマーク裏側を眺めることが出来る南向きの場所。
食事をしながら桧塚奥峰のほうを眺めていると、わりと次から次へと人がやってきては消える。
こんな寒い日でも桧塚奥峰は人気スポットのようだ。
しかしながら、こちらの桧塚のほうへは誰も来なかった。
風がある以上、寒くなる一方なので一時間ちょいの休憩で撤収。
休憩中、ダウンジャケットを着てぬくぬくしていたが、昼寝できるほど暖かくはならなかった。

さて、ここから明神平近くの前山へは脇目もふらずノンストップで帰りかけたが
途中、一部だけ種類の違う木があるスポットが目につき、やたら気になったので行ってみた。
徳川埋蔵金でもありそうな目印に見えたからである。(^^ゞ
結果的に、そこはなかなか眺めが良くて良い場所だった。ただそれだけ。
あとは一目散に前山まで戻るが、途中で明神岳ピークへの登りを避けて迷走。
それでも前山にはかなり早く戻ってこれた。
前山へと続く稜線がかなり気に入ったので、ここで珈琲と茶菓子休憩しながら空撮。
風が強く、ローターのモーターが悲鳴を上げていて墜落せんばかり。
ガタガタ揺れながらも必死でホバリングしている状態なのであまり高所まで上げれない。
そんなこんなで明神平へ移動しても風がまだ強いままなので少しだけ空撮。
天理大小屋の向こうにはテント3張り。風の当たらないテント内はどんな居心地なんだろうか。
15時も過ぎてきたので撤収して下山開始。
ノンストップで下ったら一時間15分ほどで駐車場まで戻ってこれた。
帰路途中にある「やはた温泉」までほんの少しの距離なのに運転が眠くて眠くて。。
ほぼ貸し切り状態の温泉を出て、すっかりカラダが温まったら休憩室(和室)で仮眠。
いつも温泉の後はまっすぐ帰るが、今日は珍しくどこかで食べて帰りたくなった。
帰り道の伊勢街道(R168号沿い)にある「中華料理 仁」が美味しいと聞いていたので
立ち寄ってみることにした。
中華料理屋というと某チェーン店のような床が油でギトギトしていて、
衣類に匂いが付きそうな店内を想像していたら、良い意味で期待を裏切られた。
店内は清潔感があって、店の奥さんも素朴な感じ。
それにしても厨房はどこ?レジとか無いけど?というこれまで体験したことのない店内。
ご夫婦で?一生懸命切り盛りしてる感じで地元の人気も高そう。
肝心の料理はというと、お試しに定番のやきめしに天津飯と餃子を注文したが、
これまた辛すぎず絶妙なさじ加減でかなり美味しかった。
餃子は某チェーン店で言うところの「よく焼き」状態でカリッとしていて最高!
中華料理って食べた後はけっこうのどが乾くものであるが、
家庭的なあっさりとした味付けで、そのようなことにはならなかった。
すっかり気に入ってしまったので、こっち方面に来たときは必ず立ち寄ってしまうかもしれない。
そんなこんなであっという間に一日が終わった。

その他の写真は以下より。
[ 2014/11/17 20:43 ] 台高山系 | TB(0) |   コメント(22)

エイアンドエフカントリー 『ベアーベル』 

20141111-1.jpg
A&F COUNTRY 「ベアーベル
スチールをプレス成形したようなちゃちな造りではない!重くカタマリ感のある重厚な造りである

クマに出くわしそうにもないハイカーの絶えない一般登山道で、
熊鈴をチリンチリン鳴らして歩くことには賛否があるようだ。
グループのメンバー複数人が一斉に鳴らして歩いているとなるとさすがに閉口してしまう。
しかしながら人の気配が感じられないような山道で、
どこからともなく突然ハイカーが現れるとびっくりするような場面もあるので、
ハイカー同士の距離感や存在が確認できるという意味では一定の効果はあると思う。
前回の山行きでは久しぶりに人より動物のほうが多そうな山域を歩くので
熊鈴をぶら下げて歩いていたわけであるが、自分自身の鈴がうるさくて。。(^^ゞ
最初に付けていた鈴がキーン、キーンと甲高く、
立ち止まってもまるで耳鳴りするかのように残響感がある音色だった。
そんなこともあろうかと思ったわけではないが、もう一つ違うものを持っていたので
付け替えてみたところ、コロコロッという音になって心地い響きとなった。
しかし、この音色では果たして遠くまで聞こえているのだろうか?とふと疑問に思った。
しかもこの鈴はなんちゃってブロンズで、実は安っぽいスチール製なので錆び錆び。
時には重要となる熊鈴が錆びてる場合ではないのではないか?と思った。
ほんまモンの熊鈴とはこうあるべきだ、という理想を具現化した製品は無いものか?
そんなわけでいろいろ調べてみた。
ベル型、鐘型、鈴型、音色いろいろ、磁石式やカバー式の消音機構があったり無かったり、
真鍮製だったり、スチールをプレスしただけだったり、
見た目がなんちゃってゴールド、なんちゃってシルバー、なんちゃってブロンズ・・。
調べれば調べるほどこれが正解というものがどんどん見えなくなってしまった。(≧▽≦)
最初から正解なんてあるわけないけどね。
そこで視点を変えてみて、これぞ究極のザ・熊鈴!と言えるほど
こだわって作られたものは無いだろうか?と探していたらこの製品に辿り着いたという次第。(^^ゞ
所有する喜びを満たせてくれるというのも道具の魅力のひとつである。

説明書きによると・・

モノづくり日本の、メイド・イン・ジャパンクオリティ。
真鍮の無垢材から、マシンカットで部位により薄さを変化させて作られています。
形状など何百回も試作を重ねて音色にとことんこだわったベアーベルが完成しました。
澄み渡るように響く鈴の音は、山の静寂に溶け込み思わず聞きほれる音色です。
皮はベルト等に使われている頑丈なカウハイドを使用し、使うほどに趣が増してきます。
機械的なデザインが多い最近の登山装備のワンポイントにいかがでしょうか?


では、いったいどんな音色なのか?

いかにも高そうな、ジャラジャラとチャリチャリと足して割ったような・・うまく表現できない。
そこをあえて言うならば、まるで錫杖を振ったかのような趣のある音でした!(≧∇≦)

熊鈴には他にこんなにいろんな種類があるようです。

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この重厚感がたまらない。
なんと!ナイトアイズ社のエスビナーが標準装備!というこだわりよう。

20141111-3.jpg
高価な鈴なので何が何でも紛失したくない。
そんな場合は、ロック機構付きエスビナー(サイズ=#2)に換装するのがオススメ。
[ 2014/11/11 22:51 ] 登山グッズ・本 | TB(0) |   コメント(8)

金剛山 第372回 (2014.11.9) 

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雨でしっとり、紅葉は物悲しい色。。

【ルート】
登り:寺谷ルート
下山:ババ谷ルート


土曜日は予定があり、日曜日は一日中雨とわかっていたので
この週末はゆっくり過ごそうと思っていたが、車のオイル交換時期を3千kmも超過していたので
こんな日にこそと、どうせ雨の中を外出するのならと先に金剛山へ。
車というのはガソリンだけ入れてたら走るというものではない。
潤滑油であるオイルやそのフィルター(エレメント)の定期的な交換も必須。
車検時期も近づいてきていて、そろそろタイヤ交換なども必要だったりと車の維持管理はたいへんだ。
ということで朝から金剛山に登って、ディーラーでオイル・エレメント交換して、帰りに用事を済ませたら
それだけであっという間に一日が終わってしまった。。
なんと一日の短いこと・・・一年の短いこと。。
今年も残すところ・・・(≧∇≦)

午前10時前に駐車場に到着。
途中、マス釣り場の紅葉は最高に美しかった。
先週末が寒い山行きだったが、今日は登り出しから蒸し暑くて額から汗がたらたら。
レインウェアのパリパリ感、ダブダブ感、着膨れ感が大嫌いなのでめったに着たくない。
今日のように最初から最後まで雨の予報では仕方がない。
ババ谷駐車場から歩き始めて念仏坂を少し進んだところでレインウェアを脱ぎ去った。
傘をさしての山歩き。
水場までは人に会わなかったが、そこで汗だくの顔を洗おうとしていたら一人の男性が下りてこられて
声をかけてくださった。その節はありがとうございました。
その後は山頂まで人には会わず。
山頂11時過ぎの気温は11℃。
捺印を済ませて、ちょっと撮影をしてからすぐに下山開始。
小雨が続いている。
こんな天気の中であるが、文殊尾根を若手10名くらいのグループが登ってきた。
モンベルの登山靴「マリポサトレール」がそろそろ寿命で限界にきておりグリップが効かなくなってきた。
いつ導入したのかと調べてみたら2013年3月だった
今回は浸水ではなくてソールがツルツルに。
だいたい一年半でダメになるんだよなぁ。
「BOAテクノロジー」のリールアジャストシステムが便利すぎてやめれないんだけど、
紐靴で良ければ履き心地・フィット感重視で普段履きで使っているKEENが現状最高かな。
そんなこんなで今週末の山行きはあっさり終了した。

その他の写真は以下より。

台高山系 木梶山~ハンシ山 周回 (2014.11.3) 

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赤ゾレ山付近にあるハート型の小池

【動画編】

気温急降下。稜線上は冬枯れ。真冬がすぐそこに。

風が当たるところは猛烈に寒かった。
下界にいると紅葉はこれからみたいな感覚であるが、山はもうすっかり冬支度。
冬が来る前に滑り込み。山深いところで晩秋が楽しめるルートをのんびり歩いてみたい思った。
そうなると比良か台高の縦走路くらいしか思いつかなかった。
3連休の空模様は不安定で、最終日がなんとか良さそうだった。
天気予報では滋賀北部から北陸にかけて雨雲が停滞中。
なぜか台高方面も雲。
最悪は雨もパラつくかもしれないのでできるだけコストをかけずに行けるところと思い、
前夜になって行き先を台高山脈に決定。
台高であれば秋になったら歩いてみたいと思っていたところがいくつかある。
今回の候補として、高見山の高見トンネルを抜けたところで
林道をしばらく走った先からアプローチする木梶山から破線ルートで、
北部台高縦走路に合流後は赤ゾレ山、伊勢辻山、ハンシ山経由で
ハッピのタワから下山するという時計回り周回を歩いてみることにした。
このルートは昨年秋に大又林道側から伊勢辻山~明神平を周回したときに
たまたま出会った人が歩いていたルートである。
マニアックでレアか思いきや、すでに「低山徘徊者の徒然日記」ののぶさん
「山@くらぶ」のnozillaさんが、すでにが歩いてらっしゃった。
今回はのぶさんがアップされていた軌跡図を位置確認のためにプリント持参し、
ルートファインディングが少しでも楽しめるかと思いきや、ほぼ目印、踏み跡が明瞭すぎた。(^^ゞ
しかしながら、以下の3箇所だけ一瞬足止めを食らった。

 1)最初の林道終点から木梶山への取り付き箇所
  (終点よりも少し奥に行ってみたらすぐ見つかった)
 2)ハンシ山に向けて単一稜線を調子よく歩いていたらルートから外れて行ってた
  (後述)
 3)ハッピのタワから林道への下山中盤からの後半部
  (黒破線(旧登山道)に合流したら少し左へと進むとつづら折れがあった)

高見トンネルを抜けたらすぐに右へ曲がらないといけないところを
トンネルからの放出の勢いで通りすぎてしまったので引き返す。
狭い林道をソロソロと走って午前7時すぎ、駐車地に到着。
林道はさらに奥へと続いていたので先へと進むこともできたし、
軽自動車で先へと消えていった車もあったが自分はやめておいた。
ほぼ同時に到着した車から降りてきた方に挨拶。
そのハイカーの方と話をすると、今回の自分の周回ルートと同一であったが
ハッピのタワからスタートする反時計回りであること判明。
そういうことであれば時計回りで歩く自分とは途中のどこかで遭遇するはずである。
新たな楽しみがひとつ増えた。
それがもし周回ルート全体の半分よりすっと手前だったら焦るなぁと思った。(^^ゞ
(実際はほぼ半分の位置で遭遇した)
そのハイカーは、お先!と言って先に行ってしまった。
遅れること5分後くらいのスタート。
例によって撮影でたびたび足が止まる。
林道はひたすら長いというのにまだ登ってもないところで撮影に時間をかけすぎた。
林道上にはまだ紅葉が残っているし、沢の流れる音が心地よい。
人より動物のほうが圧倒的に多そうな山深いところなのでめったに使わない熊鈴を装着。
その熊鈴がキーンキーンと耳障りで別の(どこかの山で拾った)熊鈴にチェンジ。
こんどはカラカラっという落ち着く音色になったが、
こんな優しい音じゃ遠くの動物の耳に届きそうにないぞ。
ってことで、熊鈴として本来あるべきモノとして作られたものはどんなプロダクトなのか
について考えてみることにした。(次回記事のテーマとして決定)

地蔵谷を過ぎてようやく林道終点へ。
登りへの取り付き箇所がどこかな?と探したがすぐに見つかった。
植林の急登はやがてシャクナゲゾーンとなり、その後は落葉した明るい自然林帯へ。
稜線に出たと思ったらニセピークだったりを繰り返しながら
サクサクと落ち葉を踏みしめて徐々に木梶山ピークへと近づいて行く。
風が通る稜線はひたすら寒い。
スタート時からずっと首に巻いていいたモンベルのダウンマフラーがまったく外せない。
歩けど登れどカラダが一向にあたたまる気配が無い。
木梶山ピークは特に印象なく、ピークを過ぎてからも落ち葉の絨毯が続く。
この時点から「どこでお昼にしようか?」ということばかりを考え始める。
途中、展望のあるススキゾーン。あいかわらず風が強い!
展望の良い場所は風が強く寒すぎてお昼どころではない。
風が当たらないところは展望が無い。(^^ゞ どっちを取るかというと後者である。
そんなこんなで歩き続けていると、やがて台高北部縦走路の稜線が見え、
国見岳が望める平地に出た。
そんな展望付きで路面はフラットで風も当たりにくい場所なのでもうここしか無い。
ということで足を伸ばせるほどの敷物を引いてザ・チェアにもたれかかり、
昼の店を開く準備をしていているとハイカーが3組、3人様、2人様、お一人様が通った。
その中に、スタート地点で会話を交わしたあの登山者が居た。
「速いですね!」と声をかけると「そんなことないですよ、もうここは半分くらいの地点です」
ということなので地図で確認してみると、なるほどあと少しで縦走路と合流する地点であった。
お昼はまだということなので、写真や動画を撮りながらとは言えほぼ同じペースだった感じ。
(下山後にはこのハイカーの車がすでに無かったのでゴールは先を越された)
昼の休憩はほぼ一時間。これくらいの時間はのんびりしないと慌ただしい山歩きは落ち着かない。
もう山で昼寝をするには寒すぎる気温である。
一時間といえどもあっという間に時間が過ぎ去った感じ。
食べるための休憩だけではなく、ホット一息ついてボケ~っと地図や山並みを眺めるゆとりは欲しい。
休憩に当たりインナーにフリースを着込んでいたが、
食事後もすぐに寒くなってブルブルと震えが出てきたので撤収して再スタート。
縦走路への合流手前の馬駆ヶ辻付近には馬酔木の障害物エリアがあった。
ここまでは破線ルートだけに明瞭な踏み跡はほぼ無かったが進むべき方向に迷うことはない。
合流後は昨年11月に歩いたコースと同じなのでとりたたて目新しい発見は無かった。
赤ゾレ山手前のハート型の小池はいつもながらポツンと趣があって好きだ。
そんな赤ゾレ山は前回登ったので今回はスルーして縦走路を忠実に行く。
伊勢辻山を過ぎると未踏ゾーンであるが縦走路だけに踏み跡明瞭である。
伊勢辻(八峰越)分岐からは左手半分植林、右手半分自然林のゾーンがしばらく続く。
途中、落ち葉の美しいところがあったのでしばらく足止めに。
その後は分岐も無さそうな単一の稜線を忠実に歩くいたが、ふとなにげにGPSで位置を確認すると
縦走路のラインから外れていってることに気づいた。
え?どこで分岐を見落とした?この稜線に分岐なんかあったっけ?
と50mくらい戻ったところで、そういえば変な方向を指しているテープがあったんだった。
下山するのは右側(周回の内側に向かって)のはずなのに、
左側に、しかも稜線から外れて下って行くなんてまったくの想定外だった。
こんなこともあるんだなぁと思いつつ、間違ったまま下るとちゃんと林道に着地できるのだろうか?
そういえば手前が沢だよなぁ?なんて考えながらハンシ山へ向かう。
ハンシ山は植林の中の薄暗いところにあったので早々に退散。
少し下ると高見山をどーんと望む展望が開け、さらに下るとススキゾーン。
そしてさらに下ってハッピノタワ。特に目立つ目印はなかった。
林道に向けて植林帯の谷を下って行くと、黒破線(旧登山道?)に合流した。
そこから先はどう進めば良いのかわからなかったが、のぶさん軌跡を確認するとやや左に振っていたので
そちらにしばらく横移動してみるとつづら折れのルートが見つかった。
そして林道に無事着陸。
あとはまた林道を延々と歩いて駐車地へ。
累積標高差で1100m、距離で16kmほど。
寒さだけが堪えたが、晩秋の台高を満喫できる山歩きができた。

その他の写真は以下より。
[ 2014/11/04 22:57 ] 台高山系 | TB(0) |   コメント(16)

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