平成二十五年一月一日 金剛山山頂※ぱろやんさん、夜登さん、残月さん、オノさん、Yちゃん、みーさん、Booさん、キーコさん、うっちぃさん、キバラー
2013年 あけましておめでとうございます!マイナス7℃という未体験の極寒の中での2時間は厳しかった。長時間露光撮影なんてやってられないくらい寒かった。
それでも熱心に撮影されてらっしゃった夜登さん、ぱろやんさんの集中力はスゴイです。
綺麗な写真はそちらのブログをご覧ください。
<参加者> 順不同
・みーさん・・昨年は四国剣山や大雪の大峰をご一緒した山友
・キーコさん・・昨年は三峰山をご一緒した山友
・うっちぃさん・・昨年は六甲山や金剛山をご一緒した山友
・Booさん・・ブログ「
Boo~* Photo Days」の管理人さん
・ぱろやんさん・・ブログ「
ぱろやんの金剛登山」の管理人さん
・夜登さん・・ブログ「
金剛山の夜景」の管理人さん
・オノさん・・ブログ「
都市・場所・山を歩く」の管理人さん
・Yちゃん・・昨年の年越し登山でもご一緒していただいた山友
・残月さん・・昨年は遠征でご一緒していただいた山友
一昨年はドカ雪で-6℃だった。
昨年は無風で-2℃でも寒かった。
今日は微風に-7℃という未体験な寒さはジリジリとカラダを凍らされそうな厳しさだった。
<ルート>
登り:カトラ谷ルート
下山:千早本道
昨年12月30日は途絶えることのない雨が一日中降り続いた。
翌31日の朝早くにババ谷ピストンによる早朝登山では
ぬかるんでいると思われた登山道は固く締まっておりノーアイゼンでピストン。
だたし風が強くて体感温度はかなり低かった。
そしてその日の深夜、近年高齢となっている年越し登山の日である。
心配された風はやみ、山頂では微風程度であった。
それでもマイナス7℃という気温は心もカラダも凍る、これまで経験したことの無い寒さだった。
それでも家の中で気温が8℃のときのほうがブルブル震えているように思う。
22時に山麓の駐車場に待ち合わせで車2台の乗り合わせ。
着いた組から登山を開始し、駐車場では待たないとのこと。
駐車場に着いてみると先発組はすでに出発しているようで静まり返っている。
路面は凍結もなくスムーズに来れたので他の車も数台すでに止まっていた。
昨年の年越し登山以来一年ぶりのオノさんとぱろやんさん、
最近では金剛山でお会いしているYちゃんと4人で後発組。
駐車場出発が22時ちょうど。
日付が変わるまで2時間もあるので時間的には余裕である。
夜間登山なので当然ながら安全な千早本道を歩くことを誰もが疑わなかったが、
歩き始めてすぐの高城茶屋のところで自分がややカトラ谷のほうに足を向けたのではないか?
という疑惑が盛り上がり、まったくそんなつもりは無かったが、
「じゃあ、せっかくなので・・」ということで夜間でも比較的安全なタカハタ谷ルートから登ることに。
しかしながら、変貌してしまったカトラ谷ルートの取付きを未だ見たことがない
という一言に流されてタカハタ方向とカトラ方向の分岐直前でカトラ谷ルート行きに決定。
こんな調子で詳細に書いていくといくらでも長くなるのでこの先は要点だけ。(^^ゞ
夜間登山で千早本道、念仏坂以外のマイナールートは初めてである。
取付きまでの林道はいつもながら長く、取付き手前の林道直角カーブのところで
温度調整小休止でごついアウターやグローブを脱ぎ捨てる。
取付きの堰堤部を過ぎ、ヘッデン4人分の明かりを照らしながらゆっくりと沢伝いを登っていく。
踏み跡は夜間では視認しにくい。
太陽の下で総天然色カラーで見るのと比べるとモノクロームの世界のようである。
歩き慣れたルートで注意深く確認しながら歩いていたにもかかわらず一度ロストしかけた。
難所が近づいてくると以前とは様子が違っていて、
崩落があったのか寺谷ルートに設置されているような木製のワイルドな階段やハシゴが
新たに設置されていたが凍結部分があったりで慎重を要した。
ノーアイゼンなので、難所の箇所で万が一滑っては危険なので
ロープにクサリをしっかり持ちながらクリアする。
カトラの水場で小休止、風もなく薄着でもまだ寒さを感じない。
汗をかかないペースを維持しながらのペースであるが、
それでも暑くなってきて時々クールダウン小休止。
前日の雨で水の溜まった箇所などは凍結していてツルツルである。
そういう箇所を注意深く見極めながら乾いた石を選びながら登り詰める。
暗闇では距離感を感じにくいのが良い、というか楽しい。
そんなこんなで一時間20分で山頂到着。
山頂下の広場にはテントが2張。国見城址広場にもテント。
先発組のみーさん、キーコさん、うっちぃさん、Booさんに合流。
休憩となると途端にカラダが急激に冷えてくるので大急ぎで防寒着を着こむ。
ダウンジャケットにフリースにレッグウォーマーを追加。
そこへ、夜の金剛山を撮らせると天下一の夜登さん登場。
夜登さんとは昨年の年越し登山以来一年ぶりである。
夜の金剛山の大ベテランの夜登さんは実にサービス精神旺盛でかつノリがいい。
あのUSJのカウントダウン花火が山頂から見えるとのことなので
国見城址広場にて待機。
あたりを走り回らないとどんなに防寒してもじっとしていられない寒さである。
国見城址広場にて、灯籠の火(103本)にロウソクの火を灯す作業を終えた残月さんと合流。
何の鐘もアラームも鳴らず、しずかに新年を迎えた。
USJの花火はというとたしかに視認できたが小さすぎる。。(> <)
比較的近いPL花火でも山頂から見るとがっかりな小ささなのだから想定内ではあった。
記念写真合戦が落ち着いたところで売店前に避難。
避難したところで微風が無いだけで少しマシなだけである。
みーさんがモナカの中に入ったお湯を入れてかき混ぜるだけのお汁粉と
しゃぶしゃぶ持ちを全員分用意してくださった。
熱湯を注いで一分待ったところで餅は一向に柔らかくならず、
お汁粉も急激に冷めていって温かさを通り越してしまった。
他にもいろいろ計画があったようであるがこの寒さじゃ何をやってもムリということに。
転法輪寺境内の焚き火はたいへんありがたく少し近寄るだけでずいぶんと違う。
焚き火を囲んでいるとまるで温泉に浸かっているかような錯覚。。。
その後は初詣に葛木神社へお参りしたり、
ブナ林のほうに下りて夜登さんから葛城山方向の夜景の解説を受講したり、
戻ってきて再び焚き火にあたったり。
登ってきたときには十数人ほど居た登山者はすっかり下山してしまったのかひっそり。
山頂で約2時間を過ごして下山の途へ。
千早本道にて快適に下山完了。
駐車場ではマイナス2℃と、山頂に比べて5℃も気温が高いので快適である。
寒すぎて困難だった山頂での茶話会の続きをランタンの灯を囲んで。
オノさん提供のののじロールやみーさん提供のシュークリームを珈琲で。
そんなかんやで今年一年の幸先の良いスタートを切ることができたひとときとなった。
ご一緒いただいたみなさんありがとうございました。
また拙いブログをいつも見に来ていただいているみなさまへ。
いつもありがとうございます。
今年もよろしくおねがいいたします。
その他の写真は以下より。
夜のカトラ谷ルート
木製のワイルドな階段が設置されていた 氷っていて滑る 左は谷
カトラ谷の難所 右は谷
山頂売店前
氷点下7℃
山頂ライブカメラの映像から
マイナス7℃という厳しい寒さの中、シャンパンでお祝いする夜登さん
葛木神社の初詣に向けて
宮司さんからどぶろくのお神酒 ※運転者はほうじ茶
葛木神社名物「自動おみくじ機」
焚き火のありがたさが身にしみる
夜の金剛山の美しい写真は夜登(よると)さんのブログにて。
今年もいいことがあるでしょう。