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オニシモツケ(鬼下野) 2023

 バラ科シモツケソウ属の多年草で、別名、ケナシオニシモツケ、ウスゲオニシモツケ。
 北海道、本州の中部以北の山地から深山の沢沿いや、やや湿った場所に自生する。


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 高さは1.5-2.0mと言われるも、なかには3mに達する個体もある。
 葉は茎に互生し、奇数羽状複葉で葉柄があり、頂小葉は大きく15-25cmになり、掌状に5裂する。
 葉柄に付く側小葉は小さく目立たないが、葉柄の付け根にある托葉は茎を耳状に抱き目立つ。

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 花期は6-8月と長い。6月初め頃は、やや褐色がかった蕾であるが、やがて白くなり、5-8mmの花を開く。
 散房花序に無数の花が集まる。花序には短毛が密生するのが特徴とされる。
 花の色は白が普通だが、白~淡紅~帯紅色まで変化がある。
 花弁は4~5個。雄しべは花弁より長く多数つく。

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 ほとんどが群生しているが、白い花が咲けば遠くからでも目を引く。
 道沿いなどでは葉を虫が食べてボロボロになっている姿もよく見る。

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 近くで見ると葉の大きさに驚く人も多いようだ。


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 似ている花で「キョウガノコ」や「シモツケソウ」などもある。


 ※晩秋~早春は、雪国で花は咲いておらんでな、未掲載の花を引き続きUPしておる。
 桜などの開花がGW頃なんでな、新たな年の花の掲載開始は5月になってからじゃな。

 素人じゃから花の特定でミスがあるかもしれんが、違ったら勘弁な。m(_ _)m


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