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次回アップ予定:Scene-717 黒目川『降馬橋~ふれあい橋』 (2022/03/06)
[Vol-09] 今回は下田橋から遡上して、新大橋、曲橋、幸橋歩道橋、中橋、坂本橋、落馬橋、上落馬橋、よしきり橋までの紹介です。JR南武線・武蔵野線で新秋津駅乗り換え、西武新宿線秋津駅から2駅目の東久留米駅で下車、西口からスタートします。北西へ530m進むと『#51新大橋』で、下田橋から210m上流に架かります。黒目川左岸の東久留米市小山1丁目・2丁目と右岸の東久留米市本町2丁目とを結び、市道2143号線(大圓寺通り)が通ります。
名称:新大橋
構造種別:1径間鈑桁
河口からの距離:12.6km
橋の長さ:29.4m
有効幅員:5.8m
完成:1975年(S50)
新大橋を左岸側に渡り北220m程に在る子ノ神社へ行きます。1592年(文禄1)に領主の矢部藤九郎が地蔵尊を勧請しての創建と云われている、小山村の鎮守でした。祭神:大国主命、所在:東久留米市小山1-14-25。鳥居は1895年(M28)、狛犬は1925年(T14)の建立です。
新大橋に戻り、大圓寺通りを40m程西へ進むと、右手に天台宗寺院の大圓寺山門が見えます。山門手前左に1828年(天保9)造立の馬頭観音塔と庚申塔(1746年:延享3)が在ります。馬頭観音塔は元々、旧下里村の秩父道沿いに在ったもので、「東いたはし五里、西八わうし五里、江戸四つ谷五里、北川ご絵五里」と刻まれている事から、五里五里馬頭観音と呼ばれていました。右手には石橋供養塔(1835年:天保6)と、庚申塔(1680年:延宝8)が在ります。
境内の由緒案内によると、創建は不詳ながら、天長年間(824~834年)に慈覚大師円仁が東国に巡錫した際に開基され、教化を受けた秀観僧都が858年(天安2)に寺主となったと云われています。明治維新後、村内に在った末寺等を合併しています。山号:普門山、院号:三皇院、本尊:阿弥陀如来像、所在:東久留米市小山2-10-1。東久留米七福神の恵比寿、福禄寿、寿老人。文殊楼は1980年(S55)、本堂と客殿は2021年(R3)の建立です。
大圓寺山門から出て、右前方の道に入り50m程で『#52曲橋』です。新大橋の上流120m上流に架かり、左岸の東久留米市小山2丁目と右岸の同じく東久留米市小山2丁目とを結び、市道2132号線が通ります。道端に咲くオシロイバナ、偶に変わり咲きが出ますが、此れは絞り咲きですね。
名称:曲橋
構造種別:1径間鈑桁
河口からの距離:12.7km
橋の長さ:20.5m
有効幅員:5.8m
完成:1975年(S50)
曲橋から220m上流に架かるのが『#53幸橋歩道橋』で、左岸の東久留米市小山2丁目と右岸の東久留米市幸町1丁目とを結び、市道2077号線(人道専用)が通ります。
名称:幸橋歩道橋
構造種別:1径間鈑桁
河口からの距離:13km
橋の長さ:18.7m
有効幅員:1.9m
完成:1978年(S53)
幸橋から90m上流に架かるのが『#54中橋』で、左岸の東久留米市小山2丁目・4丁目と右岸の東久留米市幸町1丁目・2丁目とを結び、市道205号線(小山通り)が通ります。
名称:中橋
構造種別:1径間PC桁
河口からの距離:13km
橋の長さ:15.6m
有効幅員:5.6m
完成:1978年(S53)
中橋を左岸側に渡り北へ40m程進むと、小山4丁目の角地に石橋供養塔と力石が在ります。東久留米市の文化財に指定されており、史跡案内によると、黒目川に架けた昔の中橋、曲橋、落馬橋の三つの石橋を作った時の石橋供養塔で、1890年(M23)の造立です。隣に力石が3個並んでいます、かつて小山村の若者達の力比べに使われたもので、右端の力石には四拾五貫(約169kg)と刻まれています。
石橋供養塔から北60m程に御嶽神社が在ります。小山通りの坂道に入り30m程で、右手に階段が見え下段の石柱に登山口と書いてあります。此処から入るのですね。
石段を25段程上がると開けた境内に出ます。正面に築山と拝殿、周りに境内社の石碑などが散在しています。創建は不詳、祭神:御嶽大神、所在:東久留米市小山2-13。境内に置かれている古い扁額は1933年(S8)、二之鳥居は2015年(H27)の建立です。
黒目川に戻ります。中橋から140m上流に架かるのが『#55坂本橋』です。左岸の東久留米市小山4丁目と右岸の東久留米市幸町2丁目とを結び、一般道(人道専用)が通ります。
名称:坂本橋
構造種別:1径間鈑桁
河口からの距離:13.2km
橋の長さ:約14m
有効幅員:約1.5m
完成:1979年(S54)
坂本橋から160m上流に架かるのが『#56落馬(おちば)橋』です。競馬を嗜んでいる身からしたら、なんとも不吉な橋ですね、橋の欄干でも磨いていくかな(笑)。左岸の東久留米市小山4丁目・5丁目と右岸の東久留米市幸町2丁目・5丁目とを結び、市道206号線(東久留米総合高校通り)が通ります。
名称:落馬橋
構造種別:1径間PC桁
河口からの距離:13.3km
橋の長さ:15.9m
有効幅員:6.5m
竣工:1979年(S54)
落馬橋から350m上流に架かるのが『#57上落馬(かみおちうま)橋』で、左岸の東久留米市小山5丁目・野火止2丁目と右岸の東久留米市幸町5丁目・野火止1丁目とを結び、都道15号府中清瀬線(小金井街道)が通ります。
名称:上落馬橋
構造種別:1径間PC桁
河口からの距離:13.7km
橋の長さ:17.6m
有効幅員:10m
完成:1980年(S55)
上落馬橋から120m上流に架かるのが『#58よしきり橋』で、今回終着地点の橋になります。左岸の東久留米市野火止2丁目と右岸の東久留米市野火止1丁目とを結び、市道3398号線が通ります。欄干で蜻蛉が暖を取っているので後ろから近付いてキャッチ、未だ指先の反射神経は老化していませんね(笑)。郊外で見られる昆虫は、昔に比べて小さくなっちゃったね。ヤゴの餌になるアカムシやミミズが減っているからかな?よしきり橋の上流に大量の流入水が見えます。コカ・コーラボトラーズジャパン多摩工場で発生する洗浄排水で、黒目川の流量維持を目的として綺麗に処理してから放流しています。かなりの量で、黒目川の水源の一つですね(笑)。
名称:よしきり橋
構造種別:1径間鈑桁
河口からの距離:13.8km
橋の長さ:15.3m
有効幅員:6.7m
完成:1981年(S56)
>>>後書き<<<
次回は、よしきり橋から継続遡上して、降馬橋、本邑橋、平成橋、都大橋、都橋、新宮前通りCb、氷川橋、宮前親水小径橋、宮裏橋、無名橋-1、ふれあい橋までの紹介になります。
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Author:mark60
関東地区の河川に架かる橋を
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