This best shot
次回アップ予定:Spot-104 立川『農林総合研究センターの桜-4』 (2020/05/01)
多摩森林科学園の桜Part3、最終回です。今回は、JR線通しで高尾駅まで行きます。3・4番線ホームに、1978年(S53)建立の塩山御影石製の天狗像が在ります。中央線の安全を祈願して設置されたものです。高さ2.4m、鼻の長さは1.2m、重さは18tonです。本日は、西も東方向も晴天ですね。
森の科学館前に出店が出ていましたので、○○購入。何、あとでネ。第2樹木園を西端に抜けます。道端に蝋梅が実を付けています、種が出来ている奴も在るね。割って見ると、黒い種4個入り、蒔いたら育つかな?ググると、水に漬けて沈む種は発芽するそうですよ。柱番号22から夫婦坂経由で仲通り方向へ進みます。
■楊貴妃(ヨウキヒ):サトザクラ類、淡紅、中輪、八重咲き、荒川堤で栽培されていた品種で、優雅な姿から絶世の美女「楊貴妃」が付けられました。
■松月(ショウゲツ):サトザクラ類、淡紅、大輪、八重咲き、オオシマザクラの影響が在る栽培品種です。さいたま市の花月農園からの松月と、川口市の安行見本園からの松月が植栽されています。
■大提灯(オオヂョウチン):サトザクラ類、淡紅、大輪、八重咲き、荒川堤で栽培されていた品種で、花が提灯の様に下垂して咲く姿からの命名です。
■白妙(シロタエ):サトザクラ類、白、大輪、八重咲き、此れも荒川堤で栽培されていた品種です。伊藤の白帯は福島県の伊藤正一氏による栽培品種、花月の白妙は、さいたま市の花月農園による栽培品種です。
■鷲の尾(ワシノオ):サトザクラ類の栽培品種、白、大輪、一重咲き、荒川堤で栽培されていた品種です。
■千里香(センリコウ):サトザクラ類、白、大輪、一重・八重咲き、此れも荒川堤で栽培されていた品種で、花に芳香があります。
■上匂(ジョウニオイ):サトザクラ類、白、大輪、一重・八重咲き、此れも荒川堤で栽培されていた品種で、花に芳香があります。神代の上匂は、調布市の神代植物公園からの植栽、安行の上匂は、川口市の安行見本園からの植栽です。
■兼六園菊桜(ケンロクエンキクザクラ):サトザクラ類の栽培品種、濃紅、淡紅から白へと色変わり、大輪、八重菊咲き、兼六園に在った原木は、天然記念物でしたが枯れてしまい、現在は二代目が後継です。
■浪速桜(ナニワザクラ):エドヒガン群、白、大輪、一重咲き、エドヒガンとオオシマサクラとの交雑と考えられています。
■松前静香(マツマエシズカ):サトザクラ類の栽培品種、白、大輪、八重咲き、花に芳香が在ります。浅利政俊氏による、アマノガワとアマヤドリとの交配選抜品種です。北海道松前町の桜見本園からの植栽です。
関山ベンチからの眺望、良いですね。廻りに座っていないベンチを探して、入口の出店で買った桜餅でも喰いますか。塩漬けの葉っぱと餡の甘さが混濁して旨いね、熱いお茶が欲しいですね(笑)。パク付き終わり、マスクを着用して、残り10種類程の桜を撮りにベンチ上を大きく左回りで進み、見返り通りに入ります。
■松前更紗(マツマエサラサ):サトザクラ類、淡紅、中輪、半八重咲き、浅利政俊による栽培品種です。
■八重紅枝垂(ヤエベニシダレ):エドヒガン群、淡紅、明治時代に仙台市長の遠藤庸治が市内に植栽した事から遠藤桜とも呼ばれています。
■衣通姫(ソトオリヒメ):エドヒガン群、淡紅、大輪、一重咲き、オオシマサクラとソメイヨシノとの自然交雑種と推定されています。
■狩衣(カリギヌ):サトザクラ類、白、大輪、一重咲きです。
■駿河台匂(スルガダイニオイ):ヤマザクラ群、白、大輪、一重咲き、荒川堤に植栽されていた品種で、かつて江戸駿河台に在り、花が香る事からの命名です。
■糸括(イトククリ):サトザクラ類、淡紅、大輪、八重咲き、荒川堤で栽培されていた品種です。
■嵐山(アラシヤマ):サトザクラ類、白、淡紅色、大輪、一重咲き、荒川堤で栽培されていたオオシマサクラの栽培品種です。
■市原虎の尾(イチハラトラノオ):ヤマザクラ群、白、中輪、八重咲き、京都市左京区市原に在ったものが、広く栽培されています。
■帆立(ホタテ):サトザクラ類、白、大輪、半八重咲き、一部の雄蕊が花びらに変化しており、まさに帆立舟ですね。
■福禄寿(フクロクジュ):サトザクラ類、ピンク・淡紅色、大輪、八重咲き、オオシマザクラの影響を受けた栽培品種で、元は荒川堤で栽培されていました。
■松前花染衣(マツマエハナゾメイ):サトザクラ類、淡紅、大輪、八重咲き、浅利政俊氏による、サトザクラ類の日暮に福禄寿を交配した栽培品種です。
■矢岳紫(ヤダケムラサキ):サトザクラ類、淡紅、中輪、一重咲き、佐野藤右衛門氏による栽培品種です。
ぐるりと回り、関山ベンチ下に戻りました。一昨日と同じ様に、釣舟草通り経由で進みます。時間的に余裕なので通り脇に目立つ山草、雑草などを撮りながら下山します。タツナミソウの白色が在りましたよ、珍しいね。タチツボスミレの白もあるね、シロバナタチツボスミレと云う品種だそうです。2日目の桜散策、9000歩でした。
>>>後書き<<<
多摩森林科学園に植栽されている里桜系のサクラ、凄い数でしたね。初めて見る、珍しい品種も多くて楽しめました。個人的に好きなのは、楊貴妃、兼六園菊桜、浪速桜、松前更紗、福禄寿などです。年間パスポートも無償で更新して戴きましたので、来年はソメイヨシノ系を中心に盛春時の桜を撮る予定です。忘れていなければ(笑)。
次回も、しつこくSpot探索の桜です。昨年、コロナ禍による外出自粛で行けなかった、立川の農林総合研究センターの遅咲き桜(里桜系)を紹介します。此方は1回ものです(汗)。
お気付きの点、照会などがありましたら下の[拍手]ボタンからコメントを送って下さい、非公開なので気軽にどうぞ。尚、問い合わせ等につきましては、返信用のメアドの書き込みも願います。
[拍手]ボタン
Author:mark60
関東地区の河川に架かる橋を
紹介しています
.
. ご訪問ありがとうございます