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次回アップ予定:Spot-87 八王子『多摩御陵の紅葉』 (2019/12/02 12:00)
今秋は暖かい日が続いていたので、紅葉が遅れていますね。今回は近場の紅葉スポットから、多摩森林科学園と多摩御陵の紅葉を見て来ましたので、其のSpot紹介です。
先ずは多摩森林科学園へ行きます。高尾駅前から高尾街道を350m程進むと、歩道に桜が咲いていました。プレートには■コブクザクラ(子福桜)とあります。冬ザクラの一種で、秋から春(10月上旬~3月上旬)まで開花が続きます。
道端に咲く雑草も、良く見ると小さな花が付いた綺麗な奴も在りますね。只、小さ過ぎて画像検索も出来ず名前は判りませんでした。小菊にヒメジョオン、此の時期にツツジも咲くんですね、オオムラサキツツジですかね?
更に200m程進むと、多摩森林科学園です。入口の森の科学館脇に深紅に染まるオオモミジが在ります。紫の実はコムラサキ、赤い実はトキワサンザシですね。
では、第2樹木園から廻ります。イロハモミジにオオモミジ、木陰なのか色付きが悪いですね。■ヒナウチワカエデ(雛団扇楓)は初登場ですね、ハウチワカエデ(羽団扇楓)より小さい事からの命名です。■トサミズキ(土佐水木):マンサク科も緑から黄色へ黄葉、此の後で茶色に変化しますよ。
第2樹木園のノッポ、メタセコイアは先月の台風の影響で枝が折れてスカスカです。ヤマハゼ(山黄櫨):ウルシ科の落葉小高木が綺麗に紅葉しています。ウルシと同じウルシオールを樹液に含んでいるので、触らない方が良いですよ。■イヌブナ(犬橅):ブナ科の落葉高木に、■チドリノキ(千鳥の木):ムクロジ科の落葉小高木も黄葉、葉脈が綺麗ですね。■ホオノキ(朴の木):モクレン科の落葉高木の葉っぱ、超デカです。
神代植物公園の紅葉でも紹介した奴が2種類ありました。■ミツデカエデ(三手楓)葉はカエデに見えないけどカエデ科で、3枚一組の「三出複葉」です。■モミジバフウ(紅葉葉楓)の葉はカエデぽっいけど、フウ科で正式名はアメリカフウ、モミジの仲間のように見えますがマンサクの仲間です。
第2樹木園端から昭和林道に入ります。多摩森林科学園は丘陵に在り、台風19号による斜面の土砂崩れが数個所発生していて、最近まで一部通行止め状態でした。倒木などは処理されていますね。昭和林道分岐から柳沢林道方向に入ります。沢沿い途中に在った■スイショウ(水松)の木、中国南部原産のスギ科の落葉針葉樹です。■イチイガシ(一位樫)はブナ科コナラ属の常緑高木なので、紅葉していませんね。
柳沢林道の北端付近は、路面が流出したので復旧舗装されていますが、砕石が地面に馴染んでいないので歩き難いです。此の先は登りになるので、引き返します(笑)。此の付近には、アジサイが未だ咲いていますね、秋にも咲く二季咲き種ですかね?名札が付いてないので判りません。
入口に戻り、左手に在る第1樹木園へ行きます、初めて見る木だらけです。■カクレミノ(隠蓑):ウコギ科の常緑亜高木。普通の丸葉と3裂葉が混在している珍しい木です。此方にもトサミズキが在りましたが黄葉には未だ早いです。陽の当たり具合で変わるんですね。■ヒメバラモミ(姫針樅):マツ科の常緑針葉樹で、八ヶ岳南部と南アルプス北西部の限定された地域に数百個体が残されている絶滅危惧種です。■フウ(楓):フウ科の落葉高木で、モミジバフウが近縁種です。■ムクロジ(無患子):ムクロジ科の落葉高木で、寺院で良く見掛けますね。第1樹木園の南端に③案内図が在り、斜面側の道で引き返します。
メタセコイアの枯葉、帽子を被っていないと頭に刺さるね(笑)。■オウシュウトウヒ(欧州唐檜):マツ科トウヒ属の針葉樹で、此処では別名のドイツトウヒで紹介されていました。球果(松ぼっくり)デカイね、最大で20cmになるそうです。■ミヤマシキミ(深山樒):ミカン科ミヤマシキミ属の常緑低木で、赤い実は有毒ですよ。■カラスウリ(烏瓜):ウリ科つる性の多年草で、カラスが好んで食べる事からの命名です。
斜面の上に鳥居が見え、廿里山神の扁額が掛かっています。祠の台座に寄進者(職員名)、賽銭箱に多摩森林科学園 山神社とあります。創建等は不詳です。
>>>後書き<<<
森林の中の紅葉は、木陰になるので色彩が イマイチでしたね。此の後、東隣に在る多摩御陵へ行きましたが、ブログ長さがちょうど良いので此処で一旦区切ります。と云う事で、次回もスポット記事で、Spot-87 八王子『多摩御陵の紅葉』の紹介になります。
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Author:mark60
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