千葉モノレール、13年3月期19%増益 新型車両などで利用者増
千葉都市モノレール(千葉市)が19日まとめた2013年3月期単独決算は税引き利益が前の期比19%増の4億4600万円だった。節電ダイヤによる運行本数減など東日本大震災の影響を受けた前の期から回復した。新型車両の導入や人気アニメとのコラボで定期外の利用者も増えた。14年3月期の税引き利益は設備更新費などがかさみ、前期比50%減の2億2400万円と見込む。
輸送人員数は前の期比4%増の1644万人だった。営業収入は同4%増の約31億円。主力の運輸収入は同4%増の30億800万円となった。定期外の乗客が増えて伸びをけん引した。14年3月期は景気回復への期待感を背景に30億3000万円の運輸収入を見込む。
来年3月までは開業25周年記念事業として、月ごとに沿線ウオーキングなどのイベントや、千葉市を舞台としたアニメ「俺の妹がこんなに可愛いわけがない。」とのコラボ企画などを打ち出す。14年3月には千葉県総合スポーツセンター(千葉市)周辺を使った駅伝の開催も検討しており、乗降客の増加を見込む。