モノは要らない アラサー消費は教育・話術・居場所
編集委員 石鍋仁美
モノをたくさん持つこと。高いモノを買って見せびらかすこと。そうした消費にアラサー(30歳前後)以下の人々が関心を示さなくなってきた。変わって浮上しているおカネの使い道が、自分のための教育投資、話し方や見せ方など自己演出の費用、そして居場所や仲間作りのための出費だという。いずれも自分の未来への投資的支出だ。先進国で共通するこの現象の背景に、経済・情報環境の変化で「働き方」が激変するという若い世代の...
話題のヒット商品やトレンドの背景を専門記者が最前線の取材から分析、「今なぜ売れるのか」「次の流行は何か」を解き明かします。
関連企業・業界