「はやぶさ2」初公開 JAXA、14年打ち上げへ
宇宙航空研究開発機構(JAXA)は26日、2014年の打ち上げを目指して開発中の小惑星探査機「はやぶさ2」を、相模原キャンパス(相模原市)で初公開した。
小惑星イトカワから微粒子を採取し地球に帰還した「はやぶさ」の後継機で、エンジンや機体などの構造は、はやぶさと同じ設計。本体と側面に取り付ける太陽電池パネルは完成しているが、観測などに使う内部機器はまだ搭載していない。振動試験などを経て本体に取り付けるという。
はやぶさ2は、14年に種子島宇宙センター(鹿児島県)から打ち上げ、18年に水や有機物を含んだ岩石があるとみられる小惑星「1999JU3」に到達。小惑星に人工のクレーターを作り、地中の岩石のかけらを採取する。20年に地球に帰還予定。持ち帰った岩石のかけらを分析し、生命の起源などを探るという。