渋谷駅周辺の再開発計画発表 東急・東京メトロなど
東京急行電鉄グループ、東日本旅客鉄道(JR東日本)、東京メトロは23日、東京・渋谷駅周辺の再開発計画を発表した。駅ビル建て替えは昨年8月末に公表したが、新たに駅西口に2018年度開業予定の17階建て複合ビルと、3月に地下化する東急東横線の地上駅跡地に17年度開業予定の33階建て高層複合ビルの計画を明らかにした。
東急不動産が駅西口の商業施設「東急プラザ」を建て替える。地上17階、高さ約120メートルの複合ビルの1階の一部に高速リムジンバスなどの発着所を整備し、高層部にオフィス、中・低層部には商業施設を配置する。15年度に着工する。
地下化する東横線渋谷駅のホームと線路跡地には地上33階、高さ約180メートルのビルを建てる。事業主体は東急電鉄と東横線隣接街区の地権者。高層部にオフィスを配し、中・低層部にホテルや商業施設が入る。13年度に着工する。
東急電鉄、JR東日本、東京メトロの3社で手掛ける新たな渋谷駅ビルは3棟で構成。店やオフィスが入居する46階建ての東棟は20年に開業予定。主に店舗が入る13階建ての西棟と10階建ての中央棟は27年に開く予定。