空気清浄機の販売39%増 2月、PM2.5不安などで
調査会社のGfKジャパン(東京・中野)は8日、2013年2月の空気清浄機の販売台数が前年同月比39%増に急伸したと発表した。大気汚染が深刻な中国から日本に飛来する微小粒子状物質(PM2.5)への不安などを受け、西日本を中心に販売が急増した。花粉の飛散なども追い風となり、3月の販売台数も伸び続ける見込みだ。
全国の家電量販店における13年2月の販売台数は前年同月比39%増となった。特に、近畿や中国、四国、九州地方では同54%増と大幅に増加した。加湿機能やイオン発生機能などを備えた製品が人気を集めている。
1月下旬から販売台数が右肩上がりで伸びており、今後も黄砂の飛来や花粉の飛散などを受けてさらに伸びると予測している。
国内の空気清浄機市場は、09年の新型インフルエンザの流行や11年の東日本大震災後の健康意識の高まりを受けて順調に拡大している。08年度には年間150万台程度だった市場規模は、11年度には250万台程度まで増加した。