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アスクル、倉庫火災があぶり出した真の課題
証券部 丸山大介
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コピー用紙や食料品の通販を手がけるアスクルが岐路に立っている。2月中旬に埼玉県の物流倉庫で火災が発生し、その影響で2017年5月期は6年ぶりの連結最終赤字に転落する可能性が出てきた。思わぬ災難は同社が直面する真の課題を浮き彫りにした面は否めない。
「9月末までに完全復活させる」。アスクルの岩田彰一郎社長は9日、倉庫火災について開いた記者会見で、強気の姿勢を貫いた。埼玉の物流施設は、個人向け通販「...