この記事は会員限定記事です
イタリアで銀行再編機運 不良債権圧縮急ぐ政府・欧州中銀
[会員限定記事]
【ジュネーブ=原克彦】イタリアで銀行再編の機運が高まってきた。中堅2行が統合で合意して同国3位の銀行になることを決めたのに続き、欧州中央銀行(ECB)に経営改善を求められていたバンカ・カリージェが再建に向け米国の買収ファンドの傘下入りを検討し始めた。不良債権の圧縮と融資活性化を急ぐ同国政府やECBが、統合や身売りによる体力強化を促している。
3月下旬に年内の統合で合意したのはバンカ・ポポラーレ・...
この記事は会員限定です。登録すると続きをお読みいただけます。
残り1006文字