fc2ブログ

マグネチュード積算図(千葉県東方沖周辺)

[地震解析]千葉県東方沖周辺での最大のピークは2011年3月の東日本大震災の千葉県東方沖や茨城県沖での余震が上位10位までを占める。これらの余震群はごく浅い震源(赤)を除く震源深さ50km(水色)以浅の各深さでほぼ程度発生している。ごく浅い震源(赤)もデータ全体でみればほぼ同数発生しているが、その発生は1983年までがほとんどで、その後は東日本大震災の当月と翌月の各1回のみであり、その後は10年以上発生が止まっている。この浅い震源の各深さでほぼ同数の発生数で帳尻が合ってくる現象は特に大地震の余震等でよく見られ、一種の飽和状態と見られる。過渡的には特定の震源深さで突出し、次第に浅い震源深さで平坦(あるいは右下がりのなだらかな曲線)に角が取れてくる場合が多い。全体としては震源深さ50km(水色)以浅での各深さの発生数は拮抗しているが、前述のように時期によって偏りがある。特に東日本大震災後ではごく浅い震源(赤)が枯渇しており、将来的にそれを補充する形で大地震による余震群が発生する可能性がある。
[9/25更新]グラフ更新。東日本大震災の後、2012年以降で積算値ピークは右上がり傾向であり、発生頻度も高く、いつM6越えが起きても不思議ではない状況。
[2025/1/7更新]グラフ見直し・更新。近年の年間地震回数は2022年が37回、2023年が64回、昨年が88回と急増傾向で要警戒。増加の変化は緩やかであり、大きな地震はまだ先のような感あり。
地震解析 積算図 関東 千葉千葉県東方沖積算図241228
関連記事

プロフィール

山水景月

素人ながら気象庁データを元に地震解析を日々行っており、ご参照いただければと思います。プララでのホームページ「滝の素人写真展/地震の素人写真展」は既に解約済のため、見る事ができません。ブログ版でご覧下さい。