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  • 地震解析の知見公開について
    地震解析に取り組んでいる方々のために、これまでの知見をまとめながら順次、公開を進めています。まだ地震予知ができるレベルには至っていませんが、現在までに蓄積された大量の気象庁のマスデータの解析により、将来的にそれは可能だとみなしています。関心のある方は以下のリンクをご参照下さい。ただし、英語での表記となっています。Earthquake Private Laboratory in Japan...
  • 包絡線による地震解析(大阪湾周辺)
    [地震解析]大阪湾周辺での最大の地震は1995年1月の阪神・淡路大震災M7.3。ピークの包絡線は1960年代にやや右下がりから右上がりに転換。以降ではほぼ横這い。底値の包絡線は1960年代に中半までは右下がり傾向。1970年後半の急な右下がりを経て、阪神・淡路大震災頃までは右上がり傾向。震災以降ではやや右上がり傾向。1978年頃から発生頻度上昇で大震災後はさらに増加傾向。下図は近年の抜粋。1995年...
  • マグネチュード積算図(大阪湾周辺)
    [地震解析]大阪湾周辺での最大のピークは1995年1月の阪神・淡路大震災M7.3時。大阪湾での震源は全体の1割強に過ぎず、和歌山県北部・兵庫県南東部の震源がそれぞれ3割弱・2割弱を占める。これらは各々が中央構造線・六甲淡路島断層帯周辺での発生が主。震源深さは10km(黄)が最多で6割強でごく浅い震源(赤)も合わせると9割近い。ごく浅い震源(赤)の発生は2009年を最後に再び中断期間が約15年間続いて...
  • 東経北緯推移による地震解析(大阪湾周辺)
    [地震解析]大阪湾周辺でのM6を越える地震は1995年1月の阪神・淡路大震災M7.3の1回のみ。ごく浅い震源の地震の東経・北緯推移を下図に示す。最長の静穏期間は2009年1月~現在までの約16年間記録更新中。2番目に長い静穏期間1993年12月~2005年6月の開始の約1年後に1995年1月の阪神・淡路大震災M7.3が発生している。大震災M7.3発生の直前までにごく浅い震源の東経北緯推移はレンジの収...
  • 簡易地震解析 3/17発生分
    [簡易地震解析]3/17発生分の簡易地震解析による今後短期の地震活動見込み青地は規模が小さく、影響小(赤字は過去に大きな地震があり、要注意)。橙地は震源域の拡大傾向が見られ、要注意。赤地は従来の活動枠を越えた地震であり、要警戒。(地震解析 岩手 鹿児島 埼玉 福井 北海道)[震源地別深さ別履歴]2024/3/14以降、経度緯度は省略、いずれも基本、速報値岩手県沖 50km奄美大島北東沖 40km埼玉県北部 90km…今回のみ福井県...
  • 包絡線による地震解析(十勝地方北部周辺)
    [地震解析]十勝地方北部周辺での最大の地震は1931年3月の釧路地方中南部でのM6.4。震源深さは60km。次いでの地震はほぼ同じ場所での地震で1999年5月のM6.3で深さは110km、ピークの包絡線はほぼ横這い。この地震以降から浅い震源の地震の頻度が次第に増加。底値の包絡線は2012年前後で右下がり傾向から右上がり傾向に変化。[3/17更新]下図は近年の抜粋。ピークの包絡線は1999年のM6.3以降で...
  • マグネチュード積算図(十勝地方北部周辺)
    [地震解析]十勝地方北部周辺での最大のピークは2021年4月の網走地方でのM3.5時。雌阿寒岳の北方向のほぼ同じ震源でごく浅い地震が同一日に6回発生。マグネチュード等の詳細不明を除くとごく浅い地震は2003年以降に集中。十勝岳や雄阿寒岳・雌阿寒岳に近年の目立った活動はなく、潜在的な動きとなっている。全体的にごく浅い震源(赤)・10km(黄)の浅い震源と100km(灰)前後のやや深発地震の2極化となっ...
  • 東経北緯推移による地震解析(十勝地方北部周辺)
    [地震解析]十勝地方北部周辺でのごく浅い震源の最長の静穏期間は1972年11月~2003年12月の約31年間。次いでの記録は1931年7月~1950年2月の約19年間。このエリアでのM6を越える地震はいずれも釧路地方中南部での発生で、1931年3月のM6.4と1999年5月のM6.3。最大のM6.4はその約4か月後から最長の次に長い静穏期間(当時は最長)が始まっている。次いでのM6.3は最長静穏期間...
  • 簡易地震解析 3/16発生分
    [簡易地震解析]3/16発生分の簡易地震解析による今後短期の地震活動見込み青地は規模が小さく、影響小(赤字は過去に大きな地震があり、要注意)。橙地は震源域の拡大傾向が見られ、要注意。赤地は従来の活動枠を越えた地震であり、要警戒。(地震解析 北海道 沖縄 東京 熊本)[震源地別深さ別履歴]2024/3/14以降、経度緯度は省略、いずれも基本、速報値釧路地方中南部 130km沖縄本島近海 60km…今回のみ東京湾 70km…今回のみ熊本...
  • 包絡線による地震解析(胆振地方周辺)
    [地震解析]胆振地方周辺での最大の地震は2018年9月の北海道胆振東部地震M6.7。ピークの包絡線は全体的に右上がり傾向。底値の包絡線は2000年を境に右下がり傾向から右上がり傾向に変化。[3/16更新]下図は近年の抜粋。ピークの包絡線はM6.7以降で右下がり傾向。底値の包絡線は2020年以降で右上がり傾向。当面、ピークの包絡線の右下がり傾向が続いて最大でもM6.0前後の可能性もあるが、一方で、急増してM...
  • マグネチュード積算図(胆振地方周辺)
    [地震解析]胆振地方周辺での最大のピークは2000年3月の有珠山周辺の群発地震時(当日最大はM4.5)。その後、小規模な水蒸気噴火が発生した。次いでのピークは2018年9月の北海道胆振東部地震M6.7時。震源深さの発生順は10km(黄)≧ごく浅い震源(赤)>>30km(黄緑)≧40km(緑)となっているが、北海道胆振東部地震とその余震でが最多で30km(黄緑)と40km(緑)が大幅に増加した。20...
  • 東経北緯推移による地震解析(胆振地方周辺)
    [地震解析]胆振地方周辺でのごく浅い震源の最長静穏期間は1933年1月~1944年1月までの約11年間。M6越えは1974年11月のM6.3、2018年9月のM6.7、2023年6月のM6.2の3回。1974年のM6.3と2023年のM6.2は震源深さ140kmの深発地震。1960年以降、静穏期間が長期化。振れ幅の大きい発振状態になり、東経推移の1974年~1986年では直線的推移で西に推移。200...
  • 簡易地震解析 3/15発生分
    [簡易地震解析]3/15発生分の簡易地震解析による今後短期の地震活動見込み青地は規模が小さく、影響小(赤字は過去に大きな地震があり、要注意)。橙地は震源域の拡大傾向が見られ、要注意。赤地は従来の活動枠を越えた地震であり、要警戒。(地震解析 北海道 石川 茨城 静岡 鹿児島)[震源地別深さ別履歴]2024/3/14以降、経度緯度は省略、いずれも基本、速報値胆振地方中東部 140km…今回のみ能登半島沖 10km…多数発生のため、今...
  • 包絡線による地震解析(宗谷東方沖周辺)
    [地震解析]宗谷東方沖周辺での最大の地震は1950年2月のM7.5。ピーク・底値の包絡線共に全体的に右下がり傾向。 [3/15更新]下図は近年の抜粋。2012年頃からピークの包絡線は右上がり、底値の包絡線は右下がりで発散傾向。 震源は30km以浅と260km以深の2極化しており、浅い方の震源は底値の包絡線寄りに分布している。当面、大きな変化はなさそうだが、深い震源ではM6前後の発生の可能性あり。2023年...
  • マグネチュード積算図(宗谷東方沖周辺)
    [地震解析]宗谷東方沖周辺での地震の観測点が少ないせいか、地震回数自体が多くなく、ピークらしいピークも見当たらない。震源深さは30km(黄緑)以浅の浅い震源群と200km(灰)以深のやや深発~深発地震の2極化で、むしろ深い方の地震回数の方が多くなっており、全体に地震の発生頻度は低調。[3/15更新]グラフ更新。特に目立った変化なく、2022年・2023年の年間地震発生数は各2回のみで、昨年2024年は1回...
  • 東経北緯推移による地震解析(宗谷東方沖周辺)
    [地震解析]宗谷東方沖周辺での震源のうち、ごく浅い震源の東経・北緯推移を下図に示す。最長静穏期間は1924年1月~1944年2月の約20年間。M6越えは6回で、1924年1月のM6.3の他は260km~490kmの深発地震。最長静穏期間後、1944年~1981年で詳細不明の特定震源での地震が続いている。1981年~1993年~2009年と約12年間・16年間と長めの静穏期間が続いた後、2012年・201...
  • 簡易地震解析 3/14発生分
    [簡易地震解析]3/14発生分の簡易地震解析による今後短期の地震活動見込み青地は規模が小さく、影響小(赤字は過去に大きな地震があり、要注意)。橙地は震源域の拡大傾向が見られ、要注意。赤地は従来の活動枠を越えた地震であり、要警戒。(地震解析 岩手 石川 北海道)[震源地別深さ別履歴]2024/3/14以降、経度緯度は省略、いずれも基本、速報値岩手県沖 10km石川県西方沖 10km…発生多数につき、今年分のみ北海道東方沖 30km...
  • 包絡線による地震解析(能登半島沖周辺)
    [地震解析]最大の地震は2024年の能登半島地震M7.6。ピークの包絡線は全体的に右上がり傾向。底値の包絡線は1970年頃から右下がり傾向で能登半島地震に至る。[3/14更新]グラフ更新。下図は近年の抜粋。2024年の能登半島地震M7.6の余震は急速に収まりつつある。底値も直後にM0.9の極小値を記録。今後は右上がり傾向が続きそう。規模レンジの収束が急速に進んでいるため、このまま収束が続いた場合、反動で大...
  • マグネチュード積算図(能登半島沖周辺)
    [地震解析]石川県能登地方周辺での最大のピークは2007年の能登半島地震M6.9時。1990年代から地震頻度が増加。ほとんどの震源は震源深さ10km(黄)。一方、ごく浅い地震(赤)は能登半島地震後に多発、2008年7月で発生が中断、昨年5月に約15年振りに発生、発生が継続中で地震活動が活性化中。[3/14更新]グラフ更新。今年1月の能登半島地震M7.6の余震が減少中。ごく浅い震源の地震の発生(赤)も途切れ...
  • 東経北緯推移による地震解析(能登半島沖周辺)
    [地震解析]能登半島沖周辺での震源のうち、ごく浅い震源の東経・北緯推移を下図に示す。最長静穏期間は1955年12月~2004年3月の約49年間。M6越えは1993年2月のM6.6、2007年3月のM6.9、2023年5月のM6.5、2024年1月の能登半島地震のM7.6/M6.1の計5回。1993年のM6.6発生時点で当時の最長静穏期間を記録、その後も2004年まで継続。途切れた約3年後の2007年...
  • 簡易地震解析 3/13発生分
    [簡易地震解析]3/13発生分の簡易地震解析による今後短期の地震活動見込み青地は規模が小さく、影響小(赤字は過去に大きな地震があり、要注意)。橙地は震源域の拡大傾向が見られ、要注意。赤地は従来の活動枠を越えた地震であり、要警戒。(地震解析 神奈川 福島 奈良 岩手)[震源地別深さ別履歴]2024/3/14以降、経度緯度は省略、いずれも基本、速報値神奈川県西部 20km…今回のみ福島県中通り 10km 奈良県 60km 岩手県内陸南...
  • 包絡線による地震解析(京都府周辺)
    [地震解析]京都府周辺での最大の地震は1927年の北丹後地震M7.3で、以降のピークの包絡線は右下がり傾向。一方で1995年の阪神・淡路大震災以降で発生頻度の増加した状態が継続。グーテンベルク・リヒターの法則から見ても回数が重なればより大きな地震の発生の可能性は高い。[3/13更新]グラフ更新。下図は最近の抜粋。2018年の大阪府北部地震M6.1の後ではピーク包絡線は右上がり傾向。底値の包絡線はほぼ横ばい...
  • マグネチュード積算図(京都府周辺)
    [地震解析]京都府周辺での主要なピークは1927年の北丹後地震M7.3、1995年の阪神・淡路大震災(震源はエリア外、当矩形エリア内の最大は兵庫県南東部のM5.4)、2018年の大阪府北部地震M6.1で、全体にごく浅い地震(赤)や震源深さ10km(黄)の浅い地震がほとんど。阪神・淡路大震災以降では発生頻度の高い状態が継続中。そのため、今後も将来的に浅い震源でM6以上の地震が発生する可能性が高い。&nbs...
  • 東経北緯推移による地震解析(京都府周辺)
    [地震解析]京都府周辺でのM6を越える地震は9回発生。ごく浅い震源の地震の東経・北緯推移を下図に示す。最長の静穏期間は1991年12月~2003年4月の約12年間。M6を越える地震は9回発生しているが、静穏期間との明確な関連は見えていない。最大の地震は1927年3月の北丹後地震M7.3。また、M6を越える9回のうち、4回は震源深さ300km以深の深発地震。現在、ごく浅い震源の地震は1992年以降で発...
  • 簡易地震解析 3/12発生分
    [簡易地震解析]3/12発生分の簡易地震解析による今後短期の地震活動見込み青地は規模が小さく、影響小(赤字は過去に大きな地震があり、要注意)。橙地は震源域の拡大傾向が見られ、要注意。赤地は従来の活動枠を越えた地震であり、要警戒。(地震解析 福島 宮城 沖縄 鹿児島)[震源地別深さ別履歴]2024/3/14以降、経度緯度は省略、いずれも基本、速報値福島県中通り 80km宮城県沖 40km沖縄本島近海 10km福島県会津 1kmトカラ列...
  • 包絡線による地震解析(土佐湾周辺)
    [地震解析]土佐湾周辺での最大の地震は1923年12月土佐湾でのM6.3。ピークの包絡線は2000年頃まで右下がり傾向で、以降から右上がり傾向に変化。底値の包絡線も同時期に変化していて2000年頃まで右下がり傾向で、以降で横ばい傾向に変化。下図は近年の抜粋。ピークの包絡線はわずかに右上がり傾向、底値の包絡線はほぼ横ばい。当面は大きな変化はなさそうであり、最大でもM5前後とみられる。[3/12更新]グラフ更...
  • マグネチュード積算図(土佐湾周辺)
    [地震解析]土佐湾周辺であまり目立ったピークはなく、2010年10月のM4.5時くらい。震源深さで最も多いのは震源深さ10km(黄)とごく浅い震源(赤)で合わせると半分を越える。1960年~2000頃まではこれら浅い震源の地震が少ない時期があった。近年、発生頻度の増加傾向が見られ、規模も徐々にだが、増加傾向。[3/12更新]グラフ更新。最大のピークは2010年6月のM4.3時で、以降で目立った積算値ピーク...
  • 東経北緯推移による地震解析(土佐湾周辺)
    [地震解析]土佐湾周辺での震源のうち、ごく浅い震源の東経・北緯推移を下図に示す。最長静穏期間は1976年7月~2006年9月の約30年間。M6越えは1923年12月のM6.3の1回のみ。詳細不明の特定震源での地震の発生は1932年から1955年まで続き、異なる震源だが、約20年間の間隔を空けて1975年にも詳細不明の震源が発生。その後の発生はなし。その翌年から冒頭の最長静穏期間に突入。明けの2006...
  • 簡易地震解析 3/11発生分
    [簡易地震解析]3/11発生分の簡易地震解析による今後短期の地震活動見込み青地は規模が小さく、影響小(赤字は過去に大きな地震があり、要注意)。橙地は震源域の拡大傾向が見られ、要注意。赤地は従来の活動枠を越えた地震であり、要警戒。(地震解析 沖縄 北海道 鹿児島 秋田)[震源地別深さ別履歴]2024/3/14以降、経度緯度は省略、いずれも基本、速報値沖縄本島近海 10km沖縄本島近海 90km…今回のみ十勝沖 70km…今回のみ奄美...
  • 包絡線による地震解析(奄美大島近海周辺)
    [地震解析]奄美大島近海周辺でのこれまでの最大の地震はM6.9で2回発生(1938年6月と1995年10月に奄美大島近海)。1995年の地震は奄美大島近海地震ないし喜界島近海地震と呼ばれ、以降での活動が活発化した状況が継続中。ピークの包絡線はほぼ横ばい傾向。底値の包絡線も 1980~2000年頃に右下がり傾向だったが、それ以外はほぼ横ばい傾向。下図は近年の抜粋。ピークの包絡線は右上がり傾向だったが、...

プロフィール

山水景月

素人ながら気象庁データを元に地震解析を日々行っており、ご参照いただければと思います。プララでのホームページ「滝の素人写真展/地震の素人写真展」は既に解約済のため、見る事ができません。ブログ版でご覧下さい。