全国学力テスト、24日実施 小6・中3の228万人対象
小学6年と中学3年を対象にした全国学力・学習状況調査(全国学力テスト)が24日、全国の小中学校で一斉に実施される。4年ぶりに全員が対象で、国公私立の計3万962校の約228万7千人が参加する。
実施教科は国語と算数・数学。基礎的知識をみるA問題と、知識の活用力を測るB問題に分けて出題する。文部科学省が成績を集計し、夏に都道府県別の平均正答率を公表する。
同時に児童生徒や学校に生活習慣や授業の状況も聴く。追加調査で保護者や教育委員会へのアンケートも行い、家庭の経済状況と学力の関係、少人数学級の学力向上効果も探る。
全国学力テストは2007年度に全員参加方式で開始。その後の民主党政権が抽出方式に変更、数年に1度だけ全員参加とするとしていた。政権復帰した自民党の方針で、14年度以降は全員参加を続ける。