刀語 第12話 「炎刀・銃」

とがめの死を持って完成した変体刀・虚刀流「七花」。
四季崎記紀の目論みとは、歴史の改竄。
尾張幕府の終わりであった…?


▼ 刀語 第12話 「炎刀・銃」 

最期に際して、とがめは、七花に言ってきたことは全て嘘だと語る。
七花を利用するために自分すらも駒だったのだと。
全てが終ったら七花を殺すつもりだった。
道半ばで倒れて、七花を殺さずに済んで良かったと…。 

「死んで当然の女だけれど…それでも私は、そなたに惚れても良いか?」 

死とともに契約は解除になる。自分を忘れ七花に好きなように生きろ…。
とがめの計算づくを表現していたスコープみたいなアイコンも最期の時は消えてましたね。
奇策士とがめは、最期は人間とがめとして、七花の腕の中で逝ったのでしょう。


「俺はあんたがホントに好きだったのに――」 

契約から解除された七花の虚刀流は真の力を発揮!
待ち構える変体刀を持った鳴将軍家御側人十一人衆をバッタバッタと倒していきます(笑)
もう刀を壊してもいいですからね。

この鳴将軍家御側人十一人衆がもう数合わせみたいな、やられ要員なのが(^^;
戯言シリーズの13階段みたいに集団が好きですねこの作者はw 


最後の障害として炎刀・銃、左右田と対決。
自身を守れってとがめの命令ももうない…。
捨て身の七花は、銃弾を受けつつも左右田を撃破するという壮絶な結末…。


そして天守に辿りついた七花は、とがめの人生を狂わせた家鳴将軍を誅する。
ちぇりお! とがめの残した掛け声でw

家鳴将軍は倒されましたが、幕府は息子が継いで歴史の改竄は起きず。
幕府って組織が完成してる限り、将軍だけを討っても体制は変わりませんね。
 

たとえば、関が原合戦で家康だけ討っても徳川は残ったでしょう。
その後の歴史を変えたいなら徳川に関わる主だったものを全て殲滅しないとダメ。
一度出来上がった組織とはそれくらい強度があるのですよ。

七花は生きて残ってましたねw
否定姫もちゃっかり七花についてきています。
彼女もまた四季崎の血の呪縛から離れられたのかもしれません。


その後、七花のいくえは杳として知れず。
日本地図を作って後に、海外に渡ったとかってのもありえそうですね(笑)


1年かけたシリーズも幕。
原作1冊を1話、毎月って放送がちょうど言い感じの分量でした。
これは24話とかぶつ切りにすると興がそがれたでしょうね。
原作ものは、ある程度まとまったボリュームでアニメ化するのもいい方法かもしれませんね♪


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