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【裏切りは僕の名前を知っている】は女性向けの漫画で、アニメ化されました。ゲーム化にもなり、舞台にもなっているほど、根強いファンがいる漫画です。そして、この連載はまだ続いています。作者は小田切ほたる。原作の漫画は、コミック全10巻が累計販売部数は100万部を超えるとても人気の高い作品です。漫画の連載は2005年(平成17年)11月から角川書店の月刊ASUKAで連載が開始されました。今も連載は続いています。 ã¢ãã¡ã楽ãããªã³ã«ã¸ç´¹ä»ãµã¤ãããã¡ãã·ã³ã¯ãã¡ãããï¼
【裏切りは僕の名前を知っている】のストーリーをざっくりいうと、輪廻転生を繰り返しながら悪魔と闘う人々をえがいています。それは、千年以上にもさかのぼる昔「黄泉の落日」からの時代から既に敵対関係になっていた特殊能力を持っている【祗王一族】VS【悪魔(デュラス)】。この両者の戦いは数百年ごとに繰り返されていました。
「黄泉の落日」は、祗王一族と悪魔(デュラス)と争いの始まりの日です。この時から、天白は全ての出来事を記憶して『戒めの手(ツヴァイルト)』の転生が始まりました。
転生は同じ魂が何度も何度も生まれ変わることです。『戒めの手(ツヴァイルト)』は悪魔(デュラスと対峙できる能力を保持したままで何回も生まれ変わりつまり転生を繰り返しています。そして『秘術』を使わなくては、『戒めの手(ツヴァイルト』としての転生は出来なくなるので、戦線離脱することになってしまいます。『戒めの手(ツヴァイルト)』は前世の記憶は多少あるようですが、現世での正確は周囲の環境が形成しているようです。
高校生の桜井夕月は天涯孤独で養護施設で生活をしていおます。そして桜井夕月は特殊能力を持っていました。それは時折触っただけで相手の感情が読めてしまうという能力です。そんな彼の前に現れたのは、美貌の青年「ゼス」です。「ゼス」を見て、どこか懐かしさを感じます。そんな「ゼス」は夕月にある忠告をします。それは死を招く紅い月の夜《ワルプルギスの夜》には外に出てはいけないと。
夕月のもとへある日祗王天白と名乗る人物が訪れます。そして祇王天白は夕月に、特殊な能力を持っている『祗王家』の一族であるといおうこと。そして、自分達の仲間の所へ夕月に来てほしいということを告げるのでした。夕月は当初はこばんでいますが、自分自身の運命を受け入れて祗王一族と共に『悪魔(デュラス)』と戦うことを決意するのでした。
祗王一族と戦う因縁の「悪魔」(デュラス)ですが、人間界では「悪魔」としていますが悪魔界の総称のインフェルヌスでは、悪魔は『誇り高き者(一族)』という意味になっています。そしてデュラスは能力別で上・中・下と階級分けされています。能力は、人間のいまいましい感情を取り込むことで階級がランクアップしていくので、人間界にきたデュラスの多くは、心に闇を持っている人間に取りついていきます。
生まれたばかりの頃に朝陽院の前に捨てられました。朝陽院の前で拾われた4月21日が誕生日となりました。養護施設の朝陽院で、それから15年間そこで育します。
時折触れた人の感情を読んでしまう能力を持っているので、それによってずいぶん悩んだり苦しんだこともありましたが、真っ直ぐに成長しました。そして孤児院の子供達にも慕われています。
お人好しで天然気味な性格ですが、、意志が強くて仲間想いです。院長からの手ほどきで、将棋や武道を嗜んでいて、その腕前もかなりの模様になっています。悪意を持って迫ってくる者に対しては「手荒なことはしたくない」と言いながらも、反射的に武道の技をかけてしまう癖があります。
癒しの力『神の光』の能力者なので、悪魔に負わされた傷は夕月にしか治すことができません。(味方(祗王一族)から受けた傷は癒せない)
手ずから作った物は「お守り」になるので、ツヴァイルト(戒めの手)には守護石を中心に飾った十字架のペンダントを、ルカには守護石が分からなかったため中心部が薔薇の飾りになった十字架のペンダントを作って渡しています。天白に引き取られてからは、十瑚や九十九といった学生ツヴァイルトのほとんどが通う泉摩利学園高等部へ転入しました。
将棋を嗜んでいたので、天才美少年プロ棋士として名高い黒刀のことは知っていましたが、芸能人のリアと斎悧のことは知りませんでした。前世の記憶はほとんどありませんが、初めて会った時からルカに対しては懐かしさを憶えているので、ルカには心を許しています。
最初は自身の能力をうまく使うことができなかったので、感情が高ぶった時などに無自覚に暴走させたこともありますが、ある事件をきっかけに意図的に結界を張ることが出来るようになりました。(アニメ中では彼が結界を張る描写はなし)
また、戦闘においては、直感的に防御の術や癒しの術を発動させることがあります。京都で愁生を発見した時にも、愁生が張った緊急避難用の結界を解除するという高度な術を発動させています。
前世の事を思い出そうとすると頭痛がしますが、誰にも頼らずに思い出そうと黄昏館を探検中にたどり着いた部屋で1通の古い手紙を見つけてしまいます。兄のように慕っていた相手が宿敵・泠呀だったことに一時は苦悩しますが、仲間とともに戦うことを選びます。斎悧に歴代の「神の光」の末路を教えられてもその決意は揺ぐことはありませんでした。作中では黒刀と将棋を指す場面がありますが、舞台裏4コマでは、愁生とはチェスを、焔椎真とは格闘系TVゲームをやっていて、どちらもそこそこ強いようです。棋力は黒刀曰く「アマチュアトップクラスの奨励会に入れるレベル」の腕前です。現在泉摩利学園に編入してきた黒刀を囲碁・将棋部に誘いました。
ユキは夕月の前世で、祗王一族の姫です。そして『神の光』(別名:光の源流)を持っている能力者です。この『神の光』は、他人の『痛み』を自分の中に吸収することで、相手の物理的な傷を癒すことができる力です。悪魔(デュラス)によって負わされた怪我は現代医術では治すことが難しいので、夕月の『神の力』にしか頼ることができないのが現状です。またこの力は『戒めの手(ツヴァイルト)』に“力”を与える(補充する)こともできます。
ルカとは恋人同士でした。ルカのために新しい主人(マスター)になることで、ルカの前の主人との契約を上書きすることができて強引に破棄したようです。転生を繰り返して悪魔と戦い続けることに苦しんでいた節があります。過去において、戒めの手とはいっても自由に面会できない遠い存在でした。本当は夕月と同じ字で「ゆうづき」と読みます。
夕月は、夢を介して前世の記憶を垣間見たり、もう1人の自分とも言うべき彼女の声を幻聴として聞いたりすることがあります。対象者に呪いをかける邪眼(じゃし)が効きません。(転生者の夕月も同じ)前世の十瑚とは友人関係で、一緒にお風呂に入ったりしていたらしいです。
罪人一族の子孫で上級悪魔(オーパスト)です。悪魔でいながら、今世より一つ前の戦いから人間側の仲間となりました。魔剣『ROXASS(ロクサス)』の使い手でもあります。非常に強大な魔力を持っています。天白が言うところでは、「簡単な魔術なら呪文なしで使える」ほどの能力を持っています。
前世では、ユキとは恋人同士でした。ユキが夕月として転生してから15年間の間、影で見守り続けていました。現在は夕月を主人(マスター)として契約を結んでいます。
無愛想でそっけない性格ですが、夕月が前世の記憶を失っていても関係ないと言い切るほど大切に思っていて、夕月には柔らかい態度で接しています。また、夕月が祗王一族に迎えられてから、十瑚など他の人間に対しても優しさを見せることがあります。
夕月がユキだった前世の記憶を取り戻す事を恐れる一方で、ユキだった頃の記憶を取り戻すことを望んでいる心の間で懊悩しています。左腕にはクロスゼリア一族に刻まれる『XX(ダブルエックス)』の刻印を持っています。この刻印は、通常は茶褐色の印ですが、ルカの印はかつての主が施した術の影響で赤い色をしているので『魔王の血の十字架(ブラッディ・クロス)(魔王に愛されし者)』と呼ばれています。
下級悪魔が彼の血をエネルギーにしようとすると、刺激が強すぎて死んでしまいます。耳につけているピアスの牙形のほうにロクサスやソドムを封印しています。耳の横につけているのは能力制御ピアスでピアスには制御呪文が刻まれています。
ルカの眷属(けんぞく)の獣王で、伝説のドラゴンです。戦闘の時は本性の巨大なドラゴンの姿になりますが、それ以外の場所では魔力を温存するために、こうもり羽と悪魔を思わせる尻尾が生えた黒い小動物(夕月が言うところの「省エネ型」)や、狼のような大型の獣、人間(子供)の姿になることが多いです。省エネ型の大きさでルカの傍らにいます。キラキラと光るモノを好んでいます。
人間時の容姿は癖のある黒髪に浅黒い肌の少年ですが、猫耳と悪魔を思わせる尻尾が付いています。これはまだ未熟で能力が足りない子どもなので消すことができないと本人も言っています。ルカ以外の空いてとおしゃべりがしたいために、人間への変化を練習しているようです。また、夕月に懐いていて、小動物時の時や大型獣の時には喋れませんが、人間の時に夕月を「ユッキー」と呼んで、ルカを「マスター」と呼んでいます。魔界にいた頃に、ゴモラという兄によくいじめられていましたが、空中で繰り広げられる兄弟げんかを鬱陶しがった主の命を受けたルカとその手勢によって兄ゴモラは殺されてしまいましゃいた。ソドム自身は「ルカの眷属にして欲しい」という願いを聞き入れられて、現在に至ります。