はまじあき
芳文社 (2019-02-27)
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ぼっち・ざ・ろっく! 1巻 感想です。
友達が一人も居らず、内気でコミュ障で陰キャを自称する主人公「
後藤ひとり」は、バンドなら陰キャでも輝けると信じて毎日6時間の練習を2年間続け、ネットに投降する動画では絶賛されるレベルにまでギターの腕が上達してしまった。
ギターの腕は上達したが、中学三年間友達が一人もできないまま高校へ進学。そして物語は始まった。
高校へ進学してギターを持参して誰かから話しかけてもらうのを待機する、そんな受け身な姿勢に親近感が沸いて非常に好感が持てた。
ただコミュ障で自分に自身がないだけで、頑張り屋で普通にいい子で可愛い。
人と話すときに必ず「あっ」をつけるところもリアルなコミュ障で良かったw 細かいけど台詞の全体的に「あっ」が付いてた。
ひとり は公園でギターを以て落ち込んでいるところを偶然バンドメンバーを探していた「
虹夏」頼まれて、女子高生ガールズバンド「
結束バンド」のギターとしてバンドに参加することになった。
一人でギター演奏をすると上手いひとりだったが、人と演奏すると目を合わせたりコミュニケーションが取れないため下手というのは面白かった。
作者は綿密な取材をしたとしか思えないくらいぼっちの生体に詳しいようだったw
これまで「あの~」や「おい」としか呼ばれたことのなかったひとりはここで初めて「
ぼっち」ちゃんというあだ名をつけてもらえて喜んでいた。そんなところが悲し可愛い。
正式なバンドメンバーとなり活動も開始したが、そうそう簡単に変わらないのが人間。表に出てくるぼっちちゃんの根暗キャラがいちいち面白かった。
ぼっちちゃんは基本ネガティブシンキングで、ロックは負け犬が歌うから心に響くという持論をもっていたり、もちろん労働意欲も無し。面倒だからとかではなく社会が怖いからだけど。
ライブハウスでライブをするための資金稼ぎにバイトをすることになるが、全力でバックレようとしていて、そこにはすごい行動力があったのは笑えた。
でも根は良い子で仲間の期待には応えようとしてくれるから憎めないキャラだった。
話しかけてくれる性格の良い陽キャには太陽と吸血鬼のように相性が悪いのも陰キャの生体をわかってる感があるw
この陽キャの「
喜多」ちゃんはバンドメンバーになるが、陰キャのぼっちちゃんが作詞をしたネガティブな曲を、陽キャ喜多ちゃんが歌う姿はアニメで無いのが残念だった。いったいどんな歌詞でどんな雰囲気で歌っているのか楽しみたかった。
スタバの注文が難しいのもわかる。スタバでスムーズに注文できる人の陽キャ感。
このヒロインは別の作品で例えると某かおす先生みたいな雰囲気だったかな。
ネガティブでコミュ障で常に受け身なぼっちちゃんが普通のコミュニケーションに顔の作画崩壊をしながら頑張る姿が面白い作品だった。
バンドを題材とした作品だが、けいおん!よりはこみっくがーるずに似た雰囲気の作品。
あと、きららネタはもはや公式だった。
きららジャンプ!
個人的な評価★★★★☆
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