そういえば、1、2巻の感想を書いていなかったけどいきなり3巻からレビューする。
ものすごく久しぶりに発売されたドリフターズ3巻は廃棄物のジャンヌ・ダルクとジルドレとの戦いから。そういえばそうだったなぁって感じ。
魔法のように炎を操るジャンヌに対して島津豊久はパワーと知恵だけで戦い、それでオカルトなジャンヌに勝利してしまう豪快な戦いが迫力満点だった。
しかもジャンヌを追い詰め女だと知ると見逃すという武士道も見せた。渋くてかっこいい!

弓でどれだけ刺しても倒れないジルドレもガトリング銃には敵わず蜂の巣となり塩となって消滅した。

オーバーテクノロジーな平気の活躍は心躍る。塩になったのは謎だけど、近代兵器やっぱ強い!
陰陽師の
安倍晴明も登場し、物語の方向性も見えてきた気がする。陰陽師も漫画などでは和風な魔法使いのように活躍するキャラだし、今後の活躍に期待する!
古代ローマ人と日本兵の遭遇は面白かった。風呂とか平たい顔とか違う漫画を思い浮かべてしまうw

新し物好きで策略家の信長はガトリング銃や薬きょう、ピストルに興味を持ちかなり興奮していた。弾がもうないという状態ではなるが、火薬は生産中で、この調子なら時間の問題でなんとかなりそうな雰囲気だった。
歴史上でも鉄砲隊を使って新しい戦い方をした信長が、未来や異世界の技術を手に入れたらどんな戦い方をするのか楽しみでならない。
ピストルという技術力が高い金物を作れない信長らは、高い技術力を持つドワーフを解放して味方にすることにした。そしてドワーフが強制労働させられている城を攻めることになった。
ここでも爆弾という新しい兵器と陰陽師のオカルト的な技の融合で易々と攻め入り、圧勝だった。陰陽師の技にも興味を持って戦に利用しようとする信長の驚愕の表情がいいね。たまに見せる人間らしさがいい。
城は壊滅状態で、豊久は敵に降伏するよう呼び掛けた。それに応じる敵兵たちだが、敵将だけは切腹させようとするところが武士だと思った。この時代の武士ってすごい覚悟だと思う。
敵は当然そんな覚悟はなく、腹を切ることに怯えているのに、淡々と切腹の説明をするところが怖かった。

運命は変わらずだけど。
敵のボスである黒王は超巨大なドラゴンを手懐けて支配者としての地位をさらに高めていた。そして化物に農業をさせローマ字を広め、宗教を作り、着々を国を作り始めていた。
チートっぽい能力もあるし、こいつの正体が気になるなあ。やっぱり超大物の英雄なんだろうか。イエス・キリストとか?

ドワーフを味方に付けた信長はさっそく鉄砲作りを頼み早くもそれに成功していた。鉄砲量産のめどが立った信長さんマジいい笑顔ww

どんどん味方が増えて行き、さらに戦域を拡大させ、鉄砲も量産させ軍事力の拡大が楽しみだな。あと敵の幹部っぽい土方歳三の活躍も早く見たい。主人公側として描かれることが多い新撰組が敵だなんて珍しい作品だし。
色々な世界、様々な時代での戦いの猛者たちが新たに手に入れた技術や技を応用して戦う様に思わず熱中してしまう展開であった。
4巻はいつになることやら。
個人的な評価★★★★★
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