廣瀬 ゆい
集英社 (2016-04-04)
売り上げランキング: 444
ワンダーラビットガール 3巻 感想です。
今回最初のヒロインはノーパン・へそ出しの奇抜なファッションに身を包む「
縁ノ柊」。彼女は見られて興奮する露出癖の持ち主だった。
しかし周りから浮くファッションがために、男女問わず誰にも見られなくなってしまっていた。
ぼっちな柊の服装を褒め唯一認めてくれたのが、学園の女王様で留学先から帰ってきた「
百合ヶ丘ねね」だった。
もちろん彼女も特殊性癖の持ち主で、ねねの場合「他者性行為窃視症」というものだった。何だそれ!?って感じだけど、男が欲望に塗れた顔で女を見ているところを見ることで興奮するというものだった。
ねねは生まれ持っての美貌があるため他のどんな友達と一緒にいても自分しか見てもらえず興奮できず、柊は浮いてしまってみてもらえないという悩みを抱えていた。
そこで二人一緒にいることで柊はねねのお陰で浮くことはなくなり回りからチラ見して貰えるようになり、ねねは男どもが柊のことを邪な目で見ているところを見ることができてWinWinの関係の親友になったのだった。
今回はこの二人が澪とのことで喧嘩になる物語だった。
原因はねねが告白して断られたのが蓮で、それを知らずに蓮に恋してしまったのが柊だった。そのいざこざに蓮に変装している澪が巻き込まれてしまった。
妙な三角関係を築きながら繰り広げられる変態的な妄想&シュールギャグが、はちゃめちゃで笑えた。ハニートラップとは言え抱いて欲しい柊と柊を抱いているところ見たいねねとで一見丸く収まっているようにも思えるしw
どんなにヒロインが喧嘩しても一貫してギャグマンガだなぁと思える展開。
親友ねねを泣かせたと思われる澪をとっちめるために放課後カラオケボックスに連れ込んだ柊だったが、とっちめる前に最後までヤッときたい考えていたり、いざ二人っきりになるとそわそわしたり変態だけど結構可愛いヒロインだった。
そして露出僻であることを利用していつものように澪に興奮させられて妄想を繰り広げる流れw
澪に落とされた後は露出のさらなる高みに行くことができたそうだ。
また、完全落とされたかに見えた柊だったが、どうやら澪の正体について何か知っているようだった。
柊とねねは無事仲直りした。二人ともこれまでにない興奮を恋だと勘違いしていた気づいたのだった。この勘違いの仕方は間違いなくギャグマンガ! まぁ二人が幸せならそれでいいんだろうと思える結末だった。
続いてワンダーラビットガールへの手がかりを探して掴んだ情報は関西弁を操る怪しい青年「
大和楓」から得たものだった。
情報によるとワンダーラビットガールかもしれないヒロインは関わると心を壊すが、ものすごいビッチで彼女を満足させれば正体を暴くことができるかもという。
澪はとりあえずビッチという情報に一番食いついて、ついに自分も卒業できると意気揚々とそのヒロインの元へ向かったのだった。
ヒロインたちの妄想も相当だが、今回出て来た澪の妄想もなかなか激しかったな。
特殊シチュエーションでないあたりヒロインたちの変態妄想よりマシってところか…
しかし澪は楓に罠にハメられていた…
そのヒロイン「
椎名くるみ」は風紀委員で大のスケベ嫌い。淫らに口説いてきた男は先生に報告と裏サイトに投稿と、そういう意味で心が壊されるのだった。某古手川みたいなヒロインだ。
だが澪に対してはスケベしましょうとなぜか積極的だった。ビッチというのは本当らしい。この学園に普通の女子生徒がいるのかどうかは疑わしいが。
スケベするなて気持ち悪い言葉を使うヒロインが出てくるなんてけっこう衝撃的だね。
彼女の性癖「正常愛好」とは一体、なぜ他の男子は制裁されて澪は受け入れられたのか次回に続く。
蓮のお見舞いには蓮を壊したと思われる本物のワンダーラビットガールっぽい女子高生がやってきていた。顔はわからんけど、こいつが今回澪とぶつかっていたおさげだろうか?
このおさげは澪にまた来週と言っていたからもしかしてクラスメイト?
今回も妄想世界で乱れまくるヒロインが面白かったし、次巻も早く読みたい!
個人的な評価★★★★☆
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