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アスキー・メディアワークス (2011-07-27)
原作ゲームの絵が可愛かったからコミカライズ版を買ってみた。
1巻はほとんどキャラ紹介だった。
主人公は(エロゲの世界なら)どこにでもいそうな、可愛い幼馴染みや女の子に囲まれている典型的な青年
大島裕樹。
幼馴染みの
住吉千里はマンション?のお隣さんで、毎朝バルコニーから主人公の部屋に侵入してお越しに来てくれるというよくいるタイプのヒロインだ。
主人公や幼馴染みが所属する食品研究部、略して「ショッケン」という部活の仲間の
木場美冬は物腰が柔らかくて比較的現実にもいそうなヒロインだった。
こんな恵まれた状況にいる主人公は、廊下の曲がり角でも女の子にぶつかってイベントを発生させていた。
それで偶然おっぱいを揉んでしまうなんてありえない。なぜその位置に手があるのだろうか?
画像さすがエロゲの主人公。このヒロイン
東雲皐月は生徒会長選挙に出るらしく、真面目な人物だった。それに主人公とぶつかっておっぱい揉まれても平然としていた。でもこの不条理さ嫌いじゃない。
サブキャラクターのような立ち位置でショッケンのメンバーも出て来たが、多くは女の子だった。でもショッケンの活動内容がお菓子を食べて過ごすというものだから女子が多くて当然と納得することにした。
このショッケンにやってきた1年生の登場シーンもすごかった。
主人公が部室に訪れると、やや幼い見た目の
森下未散が前転を途中で止めたようなポーズで待機していた。ちなみに、このシーンは見開きで描かれていて良かったw
画像このヒロインは口数が少なく、変わった味覚の持ち主で不思議っ娘のポジションなのかな。
最後に登場したヒロインは
青海衣更で、彼女は経済特待生・通称“ケートク”という諸経費免除の代わりに労働を課される立場にいた。
ケートクは学園内から差別されていて、経済弱者や労働に向かうバスは奴隷バスと言われたり、くさいと言われたりイジメの対象になっていた。
私立のお金持ち学校か何か知らないけど腐ってるね。でも進学率等が良いからとこの学園に通わせたがる親が多いのかもしれない。
ただ、個人的にはいじめっ子の言う通り経済的に苦しいなら公立に行けばいいと思う。いい大学に進学するにしても本人のがんばり次第だから高校はそこまで関係ないだろうに。エゴだよそれは。
この学園側もひどい制度を設けるものだ。カイジの世界かよ。部活も禁止って一度しかない高校生活の思い出に花が添えられないじゃないか。
主人公はこのヒロインとまたぶつかることによって出会った。むやみやたらと女の子とぶつかるやつだ。俺は障害で女の子とぶつかったことなんてないぞ。
イジメのやり方は酷かった。パンツを剥いでどこかに捨てるなんて鬼畜すぎる。
画像その後、ノーパン状態で必死でパンツを探す青海衣更を隠れて観察して嘲笑うなんてクズの極みだね。
こんなひどいイジメを受けても明るく振る舞う彼女には好感を抱く。
1巻はキャラ紹介がほとんどだったが、千里はチョコレートに並々ならぬ嫌悪感があるようだった。この設定は今後のストーリーの要なのかもしれない。
それといじめっ子がケートクの陰口を叩いている現場を生徒会長志望の東雲皐月が押さえたことも今後の展開で何かありそうだ。ケートクというイジメの温床になっている制度にも疑問を持っているようだし、今後はそういった話になるのだろう。
イジメは良くない!
個人的な評価★★★★☆
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