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次回アップ予定:Scene-645 霞川『野上橋~山城橋』 (2021/04/03)
[Vol-12] 今回は常盤樹橋から継続遡上して、西浦橋、稲荷橋、台下橋、二本橋、霞橋人道橋、霞橋までの紹介です。では、常盤樹橋から70m上流に架かる『#65西浦橋』から紹介します。霞川左岸の青梅市今寺1丁目と右岸の同じく青梅市今寺1丁目とを結び、一般道が通り、上流側に水管が併設されています。
名称:西浦橋
構造種別:1径間PC桁
河口からの距離:13.1km
橋の長さ:約11m
有効幅員:約4m
完成:1984年(S59)
西浦橋を右岸側に渡り、坂道を60m程上がって行くと、左手に山門が見えます。青梅市内唯一の天台宗寺院の報恩寺で、調布市の深大寺末です。822年(弘仁13)延暦寺の僧亮海による開創と伝えられ、1322年(元亨2)承祐の代に平清綱が再興、天正年間(1573~1591年)に藤橋城主の平山越前守重吉が再々興し、古くは東暁山と称していましたが藤橋山と改称しています。
1591年(天正19)徳川家康より寺領10石の御朱印状を拝領したと云われています。山号:藤橋山、院号:正覚院、本尊:阿弥陀如来像、所在:青梅市今寺1-540。地蔵堂は、1596年(文禄5)他の再興棟札が現存し、桃山時代の建築様式の特色を示している事から、青梅市の有形文化財に指定されています。
報恩寺の東隣に常盤樹神社が在ります。報恩寺境内に在った熊野権現、山王権現、稲荷大明神、天満天神と、常楽院境内にあった若宮八幡宮とを、1869年(M2)に合祀、植竹神社と改称しました。境内に樫の老木が在り、昔は常緑樹を常盤樹と呼んでいた事から、1870年(M3)に常盤樹神社と改称。1873年(M6)村社に列格。祭神:伊弉那美命、速玉之男命、事解之男命、熊野樟日命、大鷦鷯尊、猿田彦命、宇賀之御魂命、大宮比売命、大山咋命、菅原道真公、天照皇大神、建速須佐之男命、所在:青梅市今寺1-530。
常盤樹神社から霞川に戻ります。西浦橋から100m上流隣に架かるのが『#66稲荷橋』です。橋名は、次に寄る大門稲荷由来ですね。左岸の青梅市今寺1丁目・大門1丁目と右岸の青梅市今寺1丁目・大門2丁目とを結び、一般道が通り、下流側に水管が併設されています。
名称:稲荷橋
構造種別:1径間PC桁
河口からの距離:13.2km
橋の長さ:約15m
有効幅員:約4m
竣工:2008年(H15)
稲荷橋から200m上流隣に架かるのが『#67台下(だいした)橋』で、左岸の青梅市大門1丁目と右岸の青梅市大門2丁目とを結ぶ、人道専用橋です。
名称:台下橋
構造種別:1径間PC桁
河口からの距離:13.4km
橋の長さ:約10m
有効幅員:約1.5m
完成:不明
台下橋を右岸側に渡り、40段程の参道石段で丘陵の森に上がって行くと、大門稲荷の横に出ます。創建は不詳、大門地区の人々によって祀られたそうです。祭神:宇迦御魂命、猿田彦神、大宮姫神、所在:青梅市大門2-301。鳥居は1937年(S12)の建立です。
台下橋に戻り、左岸沿いに190m遡上すると『#68二本橋』です。此の橋も左岸の青梅市大門1丁目と右岸の青梅市大門2丁目とを結び、一般道が通ります。下流側に水管、上流側にガス導管が併設されています。
名称:二本橋
構造種別:1径間PC桁
河口からの距離:13.6km
橋の長さ:約14m
有効幅員:約4m
完成:不明
二本橋から110m上流に架かるのが、今回終着地点の橋となる『#69霞橋人道橋』で、中間に『#70霞橋』が架かっています。下流側に水管とガス導管が併設されています。
名称:霞橋人道橋
構造種別:1径間鈑桁
河口からの距離:13.7km
橋の長さ:約12m
有効幅員:約1m×2
完成:1982年(S57)
両脇の人道橋中間に架かるのが『#70霞橋』で、都道194号線(成木河辺線)が通ります。
名称:霞橋
構造種別:1径間PC桁
河口からの距離:13.7km
橋の長さ:11.7m
有効幅員:7.4m
完成:1964年(S39)
霞橋を左岸側に渡り、北西260m程に在る大門神社を紹介してから終わりにします。途中に、青梅市第8消防団の火の見櫓が見えますが、半鐘デカイね。手前の赤い木の実はハナミズキですね。創建年は不詳ながら、かつては牛頭天王社と称しており、1869年(M2)に大門神社に改称しています。祭神:素盞嗚命、所在:青梅市大門1-570付近。
大門神社が帰宅設定ポイントで、神社前の都道194号線を都バス、西東京バスが通りますので、北50mに在る慶友病院前バス停から帰宅します。七日市場バス停からのリスタート遡上歩数、13430歩でした。
>>>後書き<<<
次回は霞橋から遡上して、野上橋、鳥井戸橋、馬場橋、神戸橋、公礼橋、前坂橋、馬場はけ下橋、根岸橋、かど橋、山城橋までの紹介になります。
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Author:mark60
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