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次回アップ予定:Scene-635 霞川『とんとん橋~扇橋』 (2021/02/22)
今回は万年橋から継続遡上して、向橋、大和橋、霞橋人道橋、霞橋、万世橋、西武池袋線霞川橋梁、高倉橋までの紹介です。では、万年橋を左岸側に渡り、西90m程に在る、真言宗智山派寺院の蓮花院へ行きます。広い敷地に見処一杯のお寺ですね。山門から入って左手にお堂と弁天池が在ります、弁天堂の裏壁には見事な漆喰の龍が刻まれていますよ。
蓮花院は、歌人として知られている寂蓮法師が、1201年(建仁1)に開山し、覺常により中興されたと云われています。山号:世音山、寺号:妙智寺、本尊:千手観音菩薩像、所在:入間市春日町2-9-1。武蔵野三十三観音霊場の18番、奥多摩新四国霊場八十八ケ所の74、76番札所です。
蓮花院観音堂は江戸後期の1835年(天保6)に建立された総欅、寄棟造りの建造物で、入間市の有形文化財に指定されています。
蓮花院山門前から南西100m程に、稲荷社が在ります。創建などは不詳、祭神:稲荷神、所在:入間市黒須2-6-14。
稲荷社前から南東へ170m進むと『#03向橋』に出ます。万年橋から240m上流に架かり、霞川左岸の入間市黒須2丁目と右岸の入間市黒須1丁目とを結び、一般道が通ります。下流方向に霞川#05落差工(河口から約840m)が在ります。
名称:向橋
構造種別:3径間鈑桁
河口からの距離:0.88km
橋の長さ:約23m
有効幅員:約4m
完成:1954年(S29)
向橋の上流70m程に霞川#06落差工(河口から約910m)が在ります。川岸には場違いない花、ソバの花にそっくりな、シャクチリソバが咲いていました(11月末の撮影)。誰かが種を蒔いたんですね。ホトトギスも川沿いでは珍しいですね。
向橋から260m上流に架かるのが『#04大和橋』で、左岸の入間市黒須2丁目と右岸の入間市河原町とを結び、一般道が通り、下流側にケーブルが亘っています。下流方向に霞川#07落差工(河口から約1080m)が在ります。1km程の区間に7箇所も落差工が在ると云う事は、傾斜がキツイ河川なんですね、知らず知らずのうちに登らされていました(笑)。
名称:大和橋
構造種別:3径間PC桁
河口からの距離:1.1km
橋の長さ:約28m
有効幅員:約4m
完成:不明
大和橋から130m上流に、私設橋梁跡が見えます。いっさん橋と呼ばれていた橋で、橋の袂に在った酒屋の主人が石太郎(石さん)だった事からの命名だったそうです。
大和橋から上流200mに架かる橋が『#05霞橋人道橋』なんですが、様子が変です。下流側の人道橋が撤去されて架設橋が架かり、上流側の霞橋と人道橋は通行止めで、3月までに撤去される模様です。
名称:霞橋人道橋
構造種別:1径間鈑桁
河口からの距離:1.3km
橋の長さ:約24m
有効幅員:約1.5m
完成:不明
霞橋人道橋の上流隣に架かるのが『#06霞橋』で、此の橋も撤去予定なので入れませんね。左岸の入間市鍵山1丁目と右岸の入間市河原町とを結び、国道407号線が通ります。
名称:霞橋
構造種別:2径間RC桁
河口からの距離:1.4km
橋の長さ:約24m
有効幅員:約8m
完成:1941年(S16)
霞橋から上流70mに架かるのが『#07万世橋』です。此の橋も左岸の入間市鍵山1丁目と右岸の入間市河原町とを結び、西川材の桧を使用した人道専用橋です。「味噌の万清」が橋の袂に在った事から、屋号の万清を取り、其の後、万世の名称で呼ばれるようになったそうです。橋下に霞川#08落差工(河口から1.4km)が在ります。
名称:万世橋
構造種別:3径間鈑桁
河口からの距離:1.4km
橋の長さ:約25m
有効幅員:約1.5m
完成:2004年(H16)
万世橋から110m上流に架かるのが『#08西武池袋線霞川橋梁』です。左岸側の仏子駅と右岸側の入間市駅との間に位置しています。1975年(S50)に仏子駅間から入間市駅間が複線化されており、同時期の架橋と推定します。
名称:西武池袋線霞川橋梁
構造種別:2径間鈑桁
河口からの距離:1.5km
橋の長さ:約40m
軌道:複線
完成:1975年(S50)推定
西武池袋線霞川橋梁の下を交差する様に架けられているのが、今回終着地点の橋となる『#09高倉橋』です。左岸の入間市鍵山1丁目・2丁目と右岸の入間市河原町とを結び、国道16号(東京環状)が通ります。下流側に水管が併設されています。右岸側には歩道が両脇に在りますが、西武線の下で寸断されています。西武線の橋脚が邪魔で歩道が拡張出来なかった様です。なので、高倉橋を潜る隧道へ降りたり上ったりと面倒くさい橋ですね。
名称:高倉橋
構造種別:1径間鈑桁
河口からの距離:1.5km
橋の長さ:約50m
有効幅員:約12m
完成:1969年(S44)
>>>後書き<<<
次回は高倉橋から継続遡上して、とんとん橋、新霞橋、豊高橋、扇橋までの紹介になります。
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Author:mark60
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