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次回アップ予定:Scene-634 霞川『向橋~高倉橋』 (2021/02/18)
[Vol-01] 『ぶらっと遡上探索』第37弾の遡上河川は、入間川支流の霞川(流路延長15.8km)です。青梅市根ヶ布の天寧寺裏にある霞池や、青梅市勝沼2丁目の風の子・太陽の子広場の池などを水源として、青梅市加治丘陵の南麓を東に流れて入間市に入り、狭山市広瀬地先で入間川に合流する、荒川水系の一級河川です。
今回は河口、万年橋側道橋から遡上して、万年橋までの紹介です。河口への最寄り駅は、西武線の稲荷山公園駅です。JR南武線・武蔵野線経由で新秋津駅乗り換え、秋津駅から西武池袋線の稲荷山公園駅で下車、所要時間は丁度1時間でした。
では、駅前から北西約1kmの霞川河口までスタートします。駅前に狭山稲荷山公園(16.5ha)が在ります。戦後米軍が使用していたジョンソン空軍基地の一部で、返還された後に整備された県営公園です。園内には、300本程のソメイヨシノやヤエザクラが植栽されていて、春先は桜の名所になっています。所在:狭山市稲荷山1-23-1。
狭山稲荷山公園を正門から350m程縦断すると、木道終端に鵜ノ木の愛宕神社が在ります。創建は不詳、かつては、次に寄る長栄寺境内に在り、鵜ノ木地域の鎮守です。明治の神仏分離令に際し、稲荷山公園の中に遷座した後、現在地に遷座しています。祭神:愛宕大権現、所在:狭山市鵜ノ木30-1。戦災により社殿を焼失しましたが、1954年(S29)に再建、一之鳥居は1926年(T15)、二之鳥居は2001年(H13)、狛犬は1995年(H7)の建立です。
愛宕神社から北西270mに真言宗智山派寺院の長栄寺が在ります。狭山市根岸の明光寺末で、1689年(元禄2)の建立と云われています、山号:薬王山、本尊:千手観音菩薩像、所在:狭山市鵜ノ木16-11。
では、霞川の河口へ行きますか。長栄寺前の道を南西に170m程進み右折、190m程先に入間川支流の赤間川が流れています。入間川の笹井堰から取水して北東方向に流れ、新河岸川と合流する農業用水路です。此の付近は霞川の右岸地区で、狭山市になります。デザインマンホールは、狭山市の花(ツツジ)、木(お茶)、鳥(オナガ)を、あしらったデザインですね。
赤間川を越えてから路地を左折すると、霞川の土手に突き当たります。土手の日向でヒメシジミ♂が日向ぼっこ、陽が射して風がなければ暖かいからね。土手に上がると、落差工が在りました。此の後、遡上中に幾つもの落差工が登場するので番号を付けますね、と云う事で此れは、霞川#01落差工(河口から110m)、魚道付きです。
落差工から霞川の土手道を130m、左に折れて入間川沿いに70m遡上すると合流地点、霞川の河口です。河原に降りて河口をパチリ、水質は綺麗ですね。川岸には幾つもの作り物の止まり木が立っています。カワセミの寄木ですね、少し離れた上流にはカワセミハンターが大砲を並べて陣取っていますので、冷たい視線を感じながら撤収です(笑)。河口0kmポストの類は見当たりませんでした。
#01落差工に戻り、遡上を開始します。河口から320m程に、霞川#02落差工が見えます。更に200m遡上すると霞川#03落差工が在ります、此方は魚道付きです。
100m程上流に見えるのが、霞川第1橋梁となる『#01万年橋側道橋』です。左岸の入間市春日町2丁目と右岸の同じく入間市春日町2丁目とを結ぶ、人道専用橋ですね。
名称:万年橋側道橋
構造種別:3径間鈑桁
河口からの距離:0.63km
橋の長さ:約27m
有効幅員:約1m
完成:不明
万年橋側道橋の上流隣に架かるのが、今回終着地点の橋となる『#02万年橋』で、一般道が通ります。上流方向に見える落差工は、霞川#04落差工(河口から725m)になります。
名称:万年橋
構造種別:3径間鈑桁
河口からの距離:0.64km
橋の長さ:約25m
有効幅員:約3m
竣工:1954年(S29)
>>>後書き<<<
次回は万年橋から継続遡上して、向橋、大和橋、霞橋人道橋、霞橋、万世橋、西武池袋線霞川橋梁、高倉橋までの紹介になります。
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Author:mark60
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