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次回アップ予定:Scene-512 中川最終回『無名橋~中川起点碑』 (2019/07/24 12:00)
[Vol-36] 今回は天神橋から遡上して、十軒橋、雁波橋、西道橋、学校橋、日本橋、東北自動車道側道橋(下流側)、東北自動車道中川橋、東北道側道橋(上流側)、道下橋、中荻大橋までの紹介です。中川遡上は残り2工程で終わる予定ですが、中川起点碑までの間に近くを通るバスなどが無く、20km・6時間程を歩く事になります。唯、夏に近づき陽射しも強くなって来たのでチョット辛いです。携行チャリも少し重くて、乗換駅間の移動が長いので...
無い知恵を絞っていると、レンタサイクルのワードが浮かんできました。付近のレンタサイクルを検索すると、中川終端に近い、羽生市民プラザで観光用に貸し出していました。しかも料金は無料で、保証金も不要!此れは借りるっきゃないよね(笑)。と云う事で、今回の最寄り駅は東武伊勢崎線の羽生駅。駅前から700m程の市民プラザへ行き、利用手続きを済ませます。チャリは電動アシストも変速ギヤも無しのシンプルなママチャリでした(笑)。羽生栗橋線で東北道下を潜り、三田ケ谷礼羽線へ右折して中川左岸側に取り付き、1.4km程下って今回のスタート地点になる十軒橋まで8km程の移動を完了です。
では、天神橋の上流750mにかかる『#102十軒橋』から紹介します。中川左岸の加須市町屋新田と右岸の同じく加須市町屋新田とを結び、一般道(やぐるま街道)が通ります。加須市のシンボルである鯉幟の竿の部分に喩えられた街道です。因みに街道と交差する用水路や堀が鯉だそうです(笑)。
名称:十軒橋
構造種別:1径間PC桁
河口からの距離:74.4km
橋の長さ:約19m
有効幅員:約12m
完成:不明
十軒橋の左岸上流脇に、やぐるま街道のポケットパークが在り、木陰も在るので休憩します。傍には、俳句団体「浮野」主宰 落合水尾氏(加須市の生まれ、育ち)が詠まれた「日本の 空の長さや 鯉のぼり」の句碑と、「日と水と」と云う詩碑が建っています。休憩を終えて、川沿いの側道で遡上を開始します。
十軒橋から430m上流に架かるのが『#103雁波(がんなみ)橋』で、此の橋も左岸の加須市町屋新田と右岸の同じく加須市町屋新田とを結び、一般道が通ります。
名称:雁波橋
構造種別:3径間RC桁
河口からの距離:74.8km
橋の長さ:16.2m
有効幅員:2m
完成:不明(昭和初期)
雁波橋の上流220mに架かるのが『#104西道(さいどう)橋』です。此の橋も左岸の加須市町屋新田と右岸の同じく加須市町屋新田とを結び、一般道が通ります。
名称:西道橋
構造種別:1径間PC桁
河口からの距離:75km
橋の長さ:約20m
有効幅員:約5m
完成:不明
西道橋の上流640mに架かるのが『#105学校橋』で、左岸の加須市戸川と右岸の同じく加須市戸川とを結ぶ、人道専用橋です。左岸下流方向に在る樋遣川小学校などへの通学用に架けられた橋みたいです。昭和初期の架橋で低い欄干でしたが、2018年(H28)に欄干が補修されています。
名称:学校橋
構造種別:3径間RC桁
河口からの距離:75.7km
橋の長さ:約17m
有効幅員:1.6m
完成:不明(昭和初期)
学校橋の左岸上流脇に曹洞宗寺院の華蔵院が在ります。創建は不詳、山号:金廣山、所在:加須市戸川1826。
学校橋の上流150mに『#106日本橋』が見えます。埼玉のローカルの地で大胆なネーミングですね(笑)。此の橋も左岸の加須市戸川と右岸の同じく加須市戸川とを結び、県道366号線(三田ケ谷礼羽線)が通ります。先代の橋は1935年(S10)頃に架けられた3径間RC桁でした。
名称:日本橋
構造種別:1径間PC門型ラーメン桁
河口からの距離:75.8km
橋の長さ:約19m
有効幅員:約11m
完成:2013年(H25)
日本橋の上流420mに東北自動車と両脇の側道橋の3橋梁がドーンと構えています。『#107東北道側道橋(下流側)』、此の橋も左岸の加須市戸川と右岸の同じく加須市戸川とを結び、一般道が通ります。
名称:東北道側道橋(下流側)
構造種別:1径間鈑桁+両端3径間PC桁
河口からの距離:76.3km
橋の長さ:約67m
有効幅員:約6m
完成:1971年(S46)
東北道側道橋上流隣に架かるのが『#108東北自動車道中川橋』です。左岸側の羽生ICから約1km、右岸側の加須ICから約5kmの位置に架かります。撮影ポジションが無いね!
名称:東北自動車道中川橋
構造種別:1径間鈑桁
河口からの距離:76.3km
橋の長さ:約67m
有効幅員:約30m
完成:1971年(S46)
中川沿いに東北自動車道を潜れる側道は無く、右岸側を400m迂回して加須23隧道を潜ります。側道に出て北進70mで左手に、戸川神社の入口が見えます。創建は不詳、かつて寺ケ谷戸村の鎮守で愛宕社の名称でしたが、1909年(M42)に隣接する広川村の弁天社を合祀し、戸川神社に改称したと云われています。
当初は真言宗愛宕山地蔵院が別当であり、拝殿の社額には愛宕山が残っています。祭神:軻遇突智命、市杵嶋姫命、湍津姫命、田霧姫命、所在:加須市戸川808。狛犬は1925年(T14)建立の流れ尾形です。神厩舎に白馬が居ましたよ、ユキチャン 現役引退してから此処で働いていたのか(笑)。
戸川神社の南隣に単立寺院の地蔵院が在ります。創建等は不詳、先程の戸川神社の別当でしたね。所在:加須市戸川73。
戸川神社の北に、へら鮒管理釣り場の加須吉沼が在ります。平日なのに釣り人が多いですね、近くの中川は排水河川なので釣れないんですね。其の先に架かるのが『#109東北道側道橋(上流側)』です。
名称:東北道側道橋(上流側)
構造種別:1径間鈑桁+両端3径間PC桁
河口からの距離:76.3km
橋の長さ:約67m
有効幅員:約6m
完成:1971年(S46)
東北道側道橋(上流側)から250m上流に架かるのが『#110道下橋』で、かなり年季が経った橋ですね。左岸の加須市戸川・羽生市北荻島と右岸の加須市戸川・羽生市中手子林とを結ぶ、人道専用橋で、此処から中川起点碑までは羽生市のエリアです。
名称:道下橋
構造種別:3径間RC桁
河口からの距離:76.6km
橋の長さ:16.6m
有効幅員:1.6m
完成:不明
道下橋から340m上流に架かるのが、今回終着地点の橋となる『#111中荻大橋』です。左岸の羽生市北荻島と右岸の羽生市中手子林とを結び、一般道が通ります。
名称:中荻大橋
構造種別:1径間PC桁
河口からの距離:76.9km
橋の長さ:20.3m
有効幅員:7m
完成:1987年(S62)
>>>後書き<<<
次回は中荻大橋から継続遡上して、無名橋、天神橋、無名橋、弁天橋、中谷橋、北谷橋、無名橋、藤北橋水管橋、藤北橋、藤北橋仮設橋、無名橋、向谷橋、城沼公園橋、中川起点碑までの紹介で、中川の最終回になります。
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Author:mark60
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