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次回アップ予定:Scene-511 中川『十軒橋~中荻大橋』 (2019/07/20 12:00)
[Vol-35] 今回は水門橋側道橋(上流側)から継続遡上して、八ツ島橋、道橋、鹿沼橋、板橋、内野橋、鷹野橋、天神橋までの紹介です。水門橋の上流両岸には地図では、遊歩道らしき道が見えるのですが、草茫々ですね。左岸側に車道の迂回路が在りますが、200m程ショートカット出来るので、茫々道に入ります(笑)。水門橋から右岸560m上流に1630年(寛永7)完成の灌漑用水路の午ノ堀(流路延長7.5Km)が流入しています。
水門橋から640m上流に架かるのが『#95八ツ島橋』です。中川左岸の加須市北大桑と右岸の同じく加須市北大桑とを結ぶ、人道専用橋です。欄干はボロボロでかなり古い橋なので、石橋を叩いて渡りましたが少し怖いです。親柱に刻まれた印、何だろうね。橋名の八ツ島は此の付近の子字名で、中川に流入する用水路や排水路により土地が島の様に分離されている事からの命名ですかね。
名称:八ツ島橋
構造種別:4径間鈑桁
河口からの距離:70.4km
橋の長さ:29m
有効幅員:1.5m
完成:1932年(S7)
八ツ島橋東詰めから北東380m程に杓子木八幡神社が在ります。創建は不詳、境内に大和大神、琴平大神、大毘沙門天の碑が在ります。祭神:八幡神、所在:加須市杓子木148。
八幡神社から中川沿いに戻り、130m遡上すると『#96道橋』です。左岸の加須市北大桑・北篠崎と右岸の同じく加須市北大桑・北篠崎とを結び、一般道が通ります。右岸上流にお地蔵さんと供養塔が並んでいますが、詳細は不明です。
名称:道橋
構造種別:2径間PC桁
河口からの距離:70.7km
橋の長さ:約46m
有効幅員:約8m
完成:1976年(S51)
道橋の上流150mに1617年(元和3)に完成した灌漑用水路、手子堀(流路延長約5.1km)が右岸側から流入しています。更に120m程遡上すると『#97鹿沼橋』です。道橋の270m上流に架かり、左岸の加須市松永新田と右岸の加須市北篠崎・松永新田とを結び、一般道が通ります。
名称:鹿沼橋
構造種別:2径間PC桁
河口からの距離:70.9km
橋の長さ:約29m
有効幅員:約4m
竣工:1992年(H4)
鹿沼橋から北東50mに松永新田の八坂神社が在ります。創建は不詳、拝殿の左手に富士塚、其の裾には十九夜観世音塔などが在ります。拝殿の裏手30m程に地蔵尊が在りますが、詳細は不明です。祭神:素盞鳴尊(推定)、所在:加須市松永新田。鳥居は1913年(T2)の建立で、2011年(H23)に改修しています。
八坂神社脇の畑にキウイフルーツが在り、白い花が咲いていました。花には雌花と雄花とが在り、写真は雌花です。下には芍薬も咲いていました。(5月中旬の撮影)
八坂神社から鹿沼橋に戻ります。上流両岸には遊歩道が無いので右岸側に渡り、600m程迂回すると『#98板橋』です。左岸の加須市下樋遣川と右岸の加須市松永新田とを結び、一般道が通ります。右岸側上流50m程に地蔵尊が在りますが、詳細は不明です。
名称:板橋
構造種別:3径間PC桁
河口からの距離:71.5km
橋の長さ:約17m
有効幅員:約2m
完成:不明、上部工改修2016年(H28)
板橋から540m上流に架かるのが『#99内野橋』で、此の橋も左岸の加須市下樋遣川と右岸の加須市松永新田とを結び、一般道が通ります。此の付近は中川に改修される前は天神堀の名称であり、左岸側親柱に天神堀の名前が残っていますよ。
名称:内野橋
構造種別:1径間PC桁
河口からの距離:72.1km
橋の長さ:約21m
有効幅員:約5m
完成:不明、上部工改修2016年(H28)
内野橋から770m上流に架かるのが『#100鷹野橋』で、左岸の加須市下樋遣川と右岸の加須市松永新田・下樋遣川とを結び、農耕車両以外は通行禁止の橋です。橋脚は1936年(S11)完成の古い奴で、上部工は新しくなっていますが、改修年は不明です。土手沿いに咲く白い花はノイバラ(野茨):バラ科で、日本のノバラの代表種です、河川敷などで刈り込まれても元気に復活する雑草的な奴です(笑)。
名称:鷹野橋
構造種別:3径間RCラーメン桁
河口からの距離:72.8km
橋の長さ:約17m
有効幅員:約3m
完成:不明
鷹野橋の上流に幾つも灌漑用水路の落しが見えます。水田の稲は10cm程で、此れからですね。先程のノイバラ、上流では凄い勢いで増殖していて、水辺まで垂れ下がっていますよ。電線に止まって、ヒーヨ!ヒーヨ!とうるさい鳥はヒヨドリ、此の鳴き声が名前の由来と云われています(諸説あり)。
鷹野橋から810m上流に架かるのが、今回終着地点の橋となる『#101天神橋』です。左岸の加須市下樋遣川と右岸の加須市下樋遣川・町屋新田とを結び、県道46号線(加須北川辺線)が通ります。
名称:天神橋
構造種別:1径間PC桁
河口からの距離:73.6km
橋の長さ:約22m
有効幅員:約12m
完成:2008年(H20)
天神橋から県道を北へ470m進んだ所に下樋遣川の八坂神社とバス停が在るので行きます。加須市は埼玉県内有数の米処で、此処から360度見渡す範囲が水田です。400m程進むと利根川からの新槐堀(しんさいかちぼり)川、傍に樋遣川揚水機場が在り、周辺の水田配水路へバサバサと給水しています。
40m程先右手に下八坂神社の鳥居が見えます。創建等は不詳、祭神:素盞鳴尊(推定)、所在:加須市下樋遣川。
上空を横田基地から飛来して来たC-130ハーキュリーズの4機編隊が通過です、此の先の群馬・茨城までが横田エリアになっています。八坂神社前の県道を北へ50m程進むと、帰宅設定ポイントのシャトルバス停・樋遣川十字路が在り、此方から帰宅する予定でした。
伊勢崎線・加須駅と日光線・新古川駅とを結ぶ「シャトルバス・かぞ絆号」は4便/日と少なく、帰宅時の時間調整が超難しいです。なので、実際は加須駅前8:50発(次便は12:27)此れは計算できるので、此のシャトルバスに乗って下樋遣川十字路で下車。天神橋から新井大橋までを逆ルートで25800歩のリバース遡上でした。
>>>後書き<<<
次回は天神橋から遡上して、十軒橋、雁波橋、西道橋、学校橋、日本橋、東北自動車道中川橋、道下橋、中荻大橋までの紹介で、残り2回になります。
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Author:mark60
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