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次回アップ予定:Scene-507 中川『昭和橋~島川橋』 (2019/06/26 12:00)
[Vol-31] 今回は上新船戸橋から遡上して、外野橋、行幸橋、東武日光線島川橋梁までの紹介です。JR線・東武伊勢崎線・日光線を乗り継いで幸手駅からのリスタートで、駅前から朝日バスに乗り、土与部バス停で下車します。自宅から約2時間、少し遠いので遡上前から疲れてます(笑)。
バス停から県道267号線(幸手境線)を50m程北東へ進むと左手に香取神社の鳥居が見えます。と云うようにGoogleMapを見ながら、方向や距離を書き出していますが、最近ローカルの地図にバス停記号や細い道が表示されないようになり、困っています。Mapionに変えるかな。香取神社の創建は不詳、祭神:経津主神(推定)、所在:猿島郡五霞町元栗橋5107。鳥居は1994年(H6)の建立です。
香取神社から北西500m程を進み、権現堂川沿いに出ます。途中の歩道脇からラフタークレーンがズラリと売るほど並んでます、加藤製作所の奴ですね。権現堂川左岸側に出ると、両岸に桜並木が続いています。此の付近は川沿いに在るデカイ倉庫の陰になり、桜は上手く撮れませんね。
権現堂川はかつての利根川本流でしたが、1926年(T15)に栗橋で流頭が締め切られ、行幸(みゆき)湖となっています。現在は、多目的調節池として1992年(H4)に完成整備され、正式名称は権現堂調整池、北端の川妻給排水機場と南端の行幸給排水機場とで水の出入りを調節しています。
行幸水門から中川沿いに170m程下ると、『#78外野(そとの)橋』が架かっています。左岸の幸手市権現堂3号公園と右岸の幸手市権現堂4号公園とを結ぶ、人道専用橋です。
名称:外野橋
構造種別:2径間連続自碇式吊橋
河口からの距離:60.4km
橋の長さ:約90m
有効幅員:約6m
完成:2003年(H15)
外野橋を右岸側4号公園に渡ると権現堂堤の千本桜と菜の花が、一面に広がっています。昭和初期の権現堂川と中川の堤防には、約6kmに亘って、約3000本の桜が植えられていましたが、太平洋戦争末期には薪として伐採されてしまいましたが、戦後に植え直され、名所が復活しました。現在は約1000本のソメイヨシノが1kmにわたって咲き、1988年(S63)には周辺の農地に菜の花が作付けされ、現在の景観が出来上がりました。4月上旬7分咲きの平日でしたが、名所だけに混雑していました。
権現堂4号公園の略中央位置に巡礼樋管が在ります。正式名称は権現堂川用水樋管群で、1802年(享和2)の大水で人柱となって権現堂堤の危機を救ったと云われている巡礼親子に因んでの命名と思われる1933年(S8)に造られた巡礼樋管、取付堤防、1905年(M38)に造られた用水取水口と思われる新圦(しんいり)などが土木学会選奨土木遺産に指定されています。
中川右岸側堤防遊歩道に出ると、権現堂堤の屋久島ヤギが飼育されています。現在、5頭いるそうです。
権現堂公園の北端、外野橋から590m上流に架かるのが『#79行幸橋』です。左岸の幸手市高須賀と右岸の幸手市高須賀・内国府間とを結び、国道4号線(日光街道)が通ります。
名称:行幸橋
構造種別:2径間連続箱桁
河口からの距離:61km
橋の長さ:109.8m
有効幅員:14.5m
竣工:2004年(H16)
行幸橋を左岸側に渡り遊歩道を230m遡上すると『#80東武日光線島川橋梁』です。左岸側の南栗橋駅と右岸側の幸手駅との間に位置しています。創架は1929年(S4)で、橋梁名の島川は、行幸水門より上流の現在の中川の流路名でした。
名称:東武日光線島川橋梁
構造種別:3径間鈑桁
河口からの距離:61.2km
橋の長さ:105.4m
軌道:複線
完成:2004年(H16)
東武日光線島川橋梁の左岸側隧道を潜り、180m程進むと右手に高須賀大杉神社が在ります。境内の由来案内によると、茨城県旧阿波村に在る大杉神社の分霊を祀ったものです。創建は不詳、祭神:水神、所在:幸手市高須賀。鳥居は1939年(S14)の建立です。
行幸橋まで戻り右岸側に移動し、島川橋梁の右岸側からの画を撮り、堤防から畑の畦道を抜けて、南200m程に在る曹洞宗寺院の常福寺へ行きます。創建は不詳、山号:海現山、所在:幸手市高須賀180。
区切りが良いので一旦、此処で切ります。
>>>後書き<<<
次回は常福寺から継続遡上して、昭和橋、東北新幹線中川橋梁、中川橋、島川橋までの紹介です。
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Author:mark60
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