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次回アップ予定:Scene-503 中川『天神橋側道橋~高平橋』 (2019/06/06 12:00)
[Vol-27] 今回は万年橋から継続遡上して、船渡橋、玉子橋までの紹介です。では、万年橋から北300m程に在る才羽(さいば)八幡神社へ行きます。境内の由緒案内によると、中川の洪水で漂着した幸手領木立村の八幡神社舞殿を社殿として利用したのが始まりで、1628年(寛永5)に村の鎮守になったとされています。1906年(M39)に近在9社を合祀して田宮神社と改めましたが、1946年(S21)に合祀社を分離して元の八幡神社に戻したそうです。祭神:譽田別命、所在:北葛飾郡杉戸町大字才羽162。鳥居は1881年(M14)の建立です。神社前の畑で赤いトラクターが働いています、ダーウィンかい?いや、クボタのマニュアルです。此のクラスで800万円、無人になると1200万程だそうです、高~!
才羽八幡神社から北西600m程に在る曹洞宗寺院の源長寺へ行きます。途中で県道319号線を横断、相変わらず車通らないね。此の辺りは庚申塔が多いですね、道端にゴロゴロと転がっては無く、立っています(笑)。源長寺の創建などは不詳、山号:佛東山、所在:北葛飾郡杉戸町才羽603。
源長寺から北東250m程に才羽香取神社が在ります。創建は不詳、かつて、上蓮河原の鎮守として祀られており、1906年(M39)に田宮村の八幡神社へ合併されましたが、1950年(S25)に合祀が解除され現在地に戻っています。祭神:経津主命、所在:北葛飾郡杉戸町才羽2457。社殿は1953年(S28)の建立です。
才羽香取神社から東へ230m、中川右岸側に流れ込むのが、神扇沼からの灌漑用水排水路の神扇落(流路延長約6km)です。河口から上流230mに2010年(H22)改築の神扇落排水機場が在ります。所在:北葛飾郡杉戸町椿。
神扇落排水機場から西240m程に在る浄土宗寺院の大徳寺へ行きます。此処も創建などは不詳、本尊:阿弥陀如来像、所在:北葛飾郡杉戸町並塚13。1872年(M5)に太政管より学制が公布された際に、此処の境内を仮校舎とする時習学校が開校されたそうです。
大徳寺前から県道に出て270m進み、神扇落に架かる丸田橋を渡り、其の先の交差点を右折240mで『#65船渡橋』です。中川左岸の北葛飾郡杉戸町椿と右岸の同じく北葛飾郡杉戸町椿とを結び、千葉県道・埼玉県道183号線(次木杉戸線)が通ります。
名称:船渡橋
構造種別:3径間PC桁
河口からの距離:50.5km
橋の長さ:約58m
有効幅員:約11m
完成:不明
船渡橋の右岸側に帰宅設定スポットの船渡橋バス停が在るので、東武動物公園駅経由で帰宅します。松富橋側道橋~船渡橋までの探索歩数 21000歩でした。
日が替わりまして、武蔵野線・東武スカイツリーラインで東武動物公園駅下車、朝日バスで船渡橋からリスタートします。東武動物公園は、今後予定する大落古利根川の遡上範囲なのでSpot探索を計画しています。
大船渡バス停から北50mに中島稲荷神社が在ります。境内に1722年(享保7)建立の光明真言供養の六地蔵が並んでいます。真言宗寺院から分離した神社ですかね?創建など不詳です。祭神:倉稲魂命(推定)、所在:北葛飾郡杉戸町椿1826。
中島稲荷神社から南東90m、船渡橋を左岸側に渡り左岸沿いに遡上します。320m程進むと、此処から幸手市の標識が立ち、右手に中島排水機場と中島排水樋管が在ります。
更に170m先に中島用悪水路排水樋管が見えます。中島用悪水路(流路延長 約6km)は江戸川より分水し、江戸川より西側の水田地域を灌漑する農業用水兼排水路です。悪水とは酷い名前ですね、調べて見ると、土地登記に使われている用語で、灌漑使用後の水を排泄するための水路を悪水と云うそうです。
中島排水機場から600m先、船渡橋の上流1.1kmに架かるのが今回終着地点の橋となる『#66玉子橋』です。左岸の幸手市惣新田と右岸の幸手市長間とを結び一般道が通ります。最初、王子橋の間違いかなと思いましたが、銘板に点が付いているので、玉子橋です。近くに卵を売っていた養鶏場でも在ったんですかね?
名称:玉子橋
構造種別:7径間RC桁
河口からの距離:51.6km
橋の長さ:35m
有効幅員:2.6m
完成:1959年(S34)
>>>後書き<<<
次回は玉子橋から継続遡上して、天神橋側道橋、天神橋、高平橋までの紹介です。
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Author:mark60
関東地区の河川に架かる橋を
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