こんにちは、筋肉料理人です。
来月は12月、クリスマスと正月が見えてきました。今日はクリスマス、正月のパーティ料理に使える、簡単、美味しいローストビーフの記事です。切り口がピンクの美味しそうなローストビーフを炊飯器の保温機能を使って、簡単に、美味しく、失敗なく作ります。
ブログランキング投票にご協力をお願いします。投票による不利益は一切ありません。
炊飯器で簡単!ローストビーフローストビーフの作り方は色々あって、セオリー道理にオーブンで作る方法、フライパンで焼いて発泡スチロール箱に入れて作る方法、アルミホイルで巻いて余熱を入れる方法などあります。オーブンで作るのも、余熱で作るのもどちらも経験がいります。肉の形、大きさによって熱の通り方が違うからです。
牛肉は基本、表面を焼けば中は生でも大丈夫です。牛肉の場合、表面にしか食中毒菌がいないからです。寄生虫の問題は別ですが、牛たたきが食べられるのは表面を焼いて殺菌してるからです。ローストビーフの場合、牛たたきと同じく表面も焼きますが、中心の温度を70℃位まであげるのが牛たたきと違うところ。これにより、より旨みが出ます。オーブンや余熱で調理する方法は中心温度の調整が難しいんです。専門店で作る時は芯温計(中心の温度を測る温度計)を挿してオーブンに入れるとか聞いたこともあります。これを簡単にするのが炊飯器です。
炊飯器炊飯器には保温機能がついてます。70~80℃位で保温できるので、表面を焼いた牛肉を入れれば、中心の温度を70~80℃にできるんです。これには技術も経験もいりませんから、だれでも作れます。ここがいいところです。
ポリ袋それと、今回ポリ袋を使います。
スーパー等で使われる半透明のポリエチレン製の袋です。ポリ袋はビニール製の袋と比べると耐熱性が高く、湯煎の料理(お湯に漬ける料理)に使えるんです。プロの調理法に真空調理というのがありまして、これを家庭でやることが出来るんです。
最初、炊飯器に沸騰した湯を入れます。この時の温度は100℃です。お湯を入れたら保温ボタンを押します。温度切り替えがある場合は高温で保温します。炊飯器に入れた湯は徐々に温度が下がり、70~80℃で保温されます。お湯をわかすのが面倒な時は、炊飯器に水を2/3位の深さに入れて炊飯ボタンを押します。沸騰した所で一旦スイッチを切り、保温に切り替えます。
炊飯器にポリ袋を入れても大丈夫なの?と思われる方もいらっしゃるでしょう。私の経験上は大丈夫です。何の問題もありませんし、ポリ袋レシピ本が多数出版されてますので、参考にして下さい。そして今回、保温状態で使いますので温度は70~80℃です。安心していいと思います。もし気になる時は炊飯器の底に小さな皿を沈め、ポリ袋が直接、内釜に当たらないようにするといいでしょう。
今回、5合炊きの炊飯器(普通の炊飯器、圧力タイプじゃない物)を使いました。5合炊きで下のレシピ(牛肉400g)2回分(8人分)を一度に作ることができます。まずは作り方動画をご覧ください。
材料 4人分
牛もも塊肉※ 400g
レタス 葉を2~3枚
プチトマト 8個
カイワレ大根、レモン 適量
サラダ油 大さじ1
塩 小さじ1/2
黒こしょう 小さじ1/2
A:漬けタレ
玉ねぎ(すりおろし) 1/2個
しょう油 大さじ4
みりん 大さじ4
酢 大さじ1
おろしにんにく 小さじ1/4
おろし生姜 小さじ1/4
B:わさびマヨネーズ
マヨネーズ 大さじ2
わさび 小さじ1
※牛もも肉以外にもランプ、肩ロースが使えます。輸入の脂が少ない牛肉ならサーロインやリブロースが使えます。厚みのあるブロック状の肉が使いやすいです。
作り方
1)Aを混ぜあわせておきます。
2)牛肉は料理する30分前に冷蔵庫からだして室温に戻しておきます(重要です)。塩と黒こしょうをすり込みます。
サラダ油を入れたフライパンを強火にかけ、全体に焼き目をつけます。一面、30~45秒加熱、しっかり焼き目をつけます。
焼き目がついたら皿に移し、1~2分休ませます。これは表面の温度を下げるためです。
3)同じフライパンにAを入れ、ひと煮立ちさせます。みりんのアルコールを飛ばすためです。
10秒ほど沸騰させたら火を消し、沸騰を止めます。
4)ポリ袋に②と③を入れ、空気を抜いて口を閉じます。
空気を抜くんですが、少し空気を残しておくと炊飯器に入れた時、湯に浮きますのでポリ袋が内釜に当たらず安心です。
5)熱湯を入れた炊飯器に④を入れ、保温状態で40分加熱します。40分経ったら取り出し、粗熱が取れたら冷蔵庫で完全に冷まします。
6)ローストビーフが冷めたら薄く切ります。
小さくちぎったレタス、プチトマト、カイワレ大根、レモンと一緒に盛り付け、つけ汁をまわしかけます。お好みでBのわさびマヨネースをつけて頂きます。
どうです、いい感じでしょう?
ピンク色ですが、熱はしっかり通っています。
上手に作るには火加減が難しいローストビーフも、炊飯器を使えば簡単に美味しく作れます。炊飯器の保温温度は70~80℃なのできれいなピンク色に仕上げつつ、安全に、美味しく作れます。出来上がったローストビーフはポリ袋に入れたまま冷凍保存することも可能です。パーティの為の作りおきにもいいですよ。
過去の炊飯器を使った料理記事
炊飯器で豚の角煮 スペアリブコーラ煮 炊飯器で蒸し鶏 カオマンガイ風ターメリックチキンライス
コメント
なすび
家族大絶賛!とても美味しくできました!簡単なのでまたつくります!
2013/12/24 URL 編集
筋肉料理人
気に入ってもらえて嬉しいです。
2014/01/01 URL 編集