http://analyzer.fc2.com/ -->

Dendrodium 2009年08月
fc2ブログ

検索フォーム

プロフィール

和久希世    

  • Author:和久希世    
  • 京都との県境近く
    滋賀県大津市南部、
    瀬田川の畔に住まいする
    古希を過ぎた 名も無き嫗でございます。
    事情があって(こちら)しばらく
    「春夏秋冬」で書いていましたが、
    又こちらで書くことになりました。
    今度はお馴染みになりました 
    和久希世(以前は わこ)に改めて再出発とさせて頂きます。
    2010・3・21

    FC2dendrodiumを終了し、
    ライブドアブログdendrodiumに移りました。
    (2016/3/1)

    2019・5・25 又、こちらで書く事にしました。

カテゴリー

ペシャワール会のDVD発売される 

少々旧聞ですが、ペシャワール会の苦闘の記録の、DVDが発売されるそうです。
以下、西日本新聞を写します。

荒野に緑 「命」の記録 アフガン用水路 近く完成 苦闘の歩みDVDに ペシャワール会2009年7月29日 14:20  
30年に及ぶ戦乱と干ばつに苦しむアフガニスタンの難民を支援している非政府組織「ペシャワール会」(事務局・福岡市)が同国東部で2003年から建造してきた全長約24キロの農業用水路が近く完成する。善意の寄付金と汗で成し遂げる難事業。同会は用水路完成までの歩みを記録したDVD「アフガンに命の水を ペシャワール会26年目の闘い」を作り、販売を始めた。益金をさらなる支援に役立てる。

 DVDは01年9月11日の米中枢同時テロ後のアフガンで米軍の空爆が始まった中、現地で貧困層に食糧を配給するスタッフの活動なども含めた過去10年間の映像を56分間にまとめている。用水路の建造も同時テロ後の危険な環境で敢行された。

 DVDには、土木工学の知識がない同会現地代表の中村哲医師(62)が高校の教科書で独学して穀倉地帯の再生計画をまとめる経過や、人々が乾いた大地で1500本もの井戸を掘り、用水路建設に汗を流す姿が刻まれている。

 限られた資金の中、用水路の護岸建設には筑後川の伝統的工法を採用。針金で作ったかごに石を詰めて積み上げ、地雷から抜き取った火薬を掘削工事の爆薬に転用した。

 建設中には悲劇もあった。昨年夏、スタッフの伊藤和也さん=当時(31)=が武装グループに殺害されたが、中村医師たちは現地にとどまって工事を継続。現地は今、気温50度を超す猛暑に見舞われているが、ついに最終段階を迎えている。

 DVDについて、同会の福元満治(みつじ)事務局長は「戦乱と干ばつで荒れた農村に平和を取り戻す闘いの記録。現地の喜びを映像で伝えたい」と話す。

 同会によると、用水路の建造で、傭兵(ようへい)や難民にならざるを得なかった人々を延べ60万人雇用でき、3000ヘクタールの田畑がよみがえり、15万人が暮らせるようになったという。

 DVDは、中村医師が西日本新聞に寄せた文章などを収録した小冊子付きで2625円。ナレーションは俳優の菅原文太さんが無償で引き受けた。送料不要。申し込みは同会=092(731)2372。    ×      ×

 ■ペシャワール会

 1983年、パキスタン北西辺境州で貧困層のハンセン病治療をし、79年の旧ソ連侵攻で生じたアフガニスタン難民も治療する中村哲医師の支援組織として結成された。会員数約1万3000人。寄付金により同州やアフガニスタンで複数の病院や診療所を運営している。受診者は延べ100万人を超える。中村医師は2003年、アジアのノーベル賞といわれるマグサイサイ賞(平和・国際理解部門)を受賞した。

=2009/07/29付 西日本新聞夕刊=

追記
[紹介]医者、用水路を拓く--
アフガンの大地から世界の虚構に挑む 

アフガニスタンの農業用用水路完成する 

京都新聞の一面に、アフガニスタンの大勢の人々が喜び合っているが写真載っていた。(ネットにもこのニュースがありました。もう一つ)
「希望の水路 遺志実る」と言うタイトルで
ペシャワール会の伊藤和也さんの遺志をつぎ、アフガン人らが今月、全長約24キロの農業用水路を完成させ、通水を喜んだ。と言うものであった。
アフガニスタン戦争が長引いているので、ペシャワール会のあの用水路も、爆弾で壊されているのではないかと心配していたので、この記事で水路の完成を知り、私もとても嬉しかった。

しかし、現地ではタリバンが攻勢を強めているので、現地スタッフは今も脅迫を受けており命の危険にさらされていると言う。
ペシャワール会の現地代表の中村哲さんは、今一時的に福岡に帰っておられるけれど、
秋にもアフガニスタンに戻られるので、その時に用水路開通の記念式典を開く予定とのことである。
長い年月をかけて現地の人と共に、現地の人の為に、最後の方はそれこそ命がけで、用水路を作ってこられた、ペシャワール会の方々に、心からの拍手を送りたい。
そしてこんな人々がある一方で、無暗に爆弾を打ち込んで、人々から生活の手段も何もかも奪っていく、戦争と言うものの理不尽さに戦慄させられる。

一日も早いアフガン攻撃の終結が祈られる。

追記
インターネットに、このニュースが載っていると言う事を知らなくて、
新聞記事のまま、中村哲さんが秋にアフガニスタンに戻られてから、開通式をされると書きましたが、8月初めに通水式を中村さんがされたと言うことでした。
お詫びして訂正します。