バックパッカーの原点がここにあった!
จุดเริ่มต้น ジュットルームトン=始点、原点、始まり
参考までに発音をカタカナで書きましたが、そのまま読んでもまず通じません。実際に使う際は、辞書等で発音記号を確認してください。
先日こんなニュースを見た。
『地球の歩き方』を発行していた「ダイヤモンド・ビッグ社」(東京)が特別清算
(株)ダイヤモンド・ビッグ社(TDB企業コード:982054551、資本金1億円、登記面=東京都渋谷区神宮前6-12-17、代表清算人三橋和夫氏)は、5月19日に東京地裁より特別清算開始命令を受けた。
当社は、1969年(昭和44年)9月に設立された。出版大手の(株)ダイヤモンド社の子会社として、旅行ガイドブックの編集・出版の受託制作を手がけ、『地球の歩き方』『地球の歩き方リゾートスタイル』『地球の歩き方ポケット』などを発行していた。
特に、『地球の歩き方』シリーズは100タイトル以上にも及び、旅行者の実用書として高い知名度を誇っていた。旅行に付随するテーマに沿った単行本やムック本、訪日旅行者向けのフリーペーパー『Good Luck Trip』も発行していた。また、広告事業や旅行事業も手がけ、2001年9月期には年売上高約112億6500万円を計上していた。
しかし、出版不況下で新型コロナウイルス感染拡大に伴う渡航制限の影響もあり、2020年3月期(決算期変更)の年売上高は約28億8500万円に落ち込み、その後も売り上げの減少に歯止めがかからず赤字に転落していた。2021年1月に出版事業などが学研グループの(株)地球の歩き方(品川区)に承継され、2023年3月31日に株主総会の決議により解散し、今回の措置となった。
既に版権は学研に売り払っていたので分かってはいたけど。。。
インターネット情報の氾濫、それに追い打ちをかけた中共ウイルスによる旅・旅行の中断により経営が傾いていたのは知っていたが
これも時代の流れなのだろう。。。
参考:ダイヤモンド・ビッグ社は倒産したが、地球の歩き方は学研が継続発行している。
以前から書いているが、オレは現役バックパッカーだ。
属性の違う人から見たら、小汚い格好で小汚いホテルに泊まり小汚い食堂で食べている貧乏旅行者にしか見えないのかもしれない。
まあ、間違ってはいないがそれはあくまでも結果であって目的ではないのだがね。。。
オレがいつバックパッカーになったのか?
はっきりは覚えていないが、初めての国内の旅の時からザック一つでぶらりと旅立っていたような気がする。
ただ、オレがバックパッカーだと自認したのは1989年の初海外への旅でザック一つでエジプトへ旅だった時だった。
エジプト1989
それ以降の旅は基本このスタイルで今まで続いている。
その原点と言えるのがこの「地球の歩き方・アメリカ版(初版)」、このガイドブックとの出会によりバックパッカー魂が沸々と湧きあがったのは明確に覚えている。
1980年発行の初版、オレが中学生の時だ。
ちなみに、バックパッカーの聖典と言われている「深夜特急」や「バンコク楽宮ホテル」を読んだのは、2000年に入ってから。
表紙の文句がバックパッカー魂を揺さぶる
アメリカを
1ヶ月以上の期間
一日3000円以内で
ホテルなどの
予約なしで
バスを使って
旅する人の
徹底ガイド
まさに、ここにバックパッカーの要素が全部詰まっている。
貪り読んで、一人でアメリカを旅している妄想に何度入り込んだことだろうか?
「旅行者の」ではなく「旅する人の」というのが重要なのだな。
パタヤで出会った老ファランと旅の話(2)旅とは
注意-2
「一日3000円以内で」
1980年のレートは220円を超えていた
ちなみに同時期のバーツ/円は10円越え
現時点でアメリカへは6回行ったことがあるが(全て仕事、総滞在日数67日)、旅をしたことがないのが残念だ。。。
でも、NYのワールドトレードセンターも見たし、旅ではまず行かないネブラスカ州にも行ったし、フィッシャーマンズワーフでクラムチャウダーも食べたしw、サンタアニタ競馬場やベルモントパーク競馬場へも行ったし、フィラデルフィアステーキも食べたし結構いろんな所へ行った。
とは言え、一度はアメリカを旅してみたい
このガイドブック発行以前からアメリカかぶれだったオレ。
1980年がオレのアメリカかぶれを決定付けたのも間違いない。
このガイドブックは今までのそれとは全く違って、読者が体験した旅の情報を散りばめているのでそれはそれはリアルな妄想が可能だった。
近年の地球の歩き方は普通のガイドブックに成り下がってしまったので、この初版本は貴重な一冊でありオレのバックパッカーとしての原点だと言っても過言ではない。
1989年のエジプトに続く2回目のバックパッカーの旅は2004年のシリアだった。
この時、地球の歩き方にシリア版が無かったので、世界のバックパッカー必携のガイドブック、ロンリープラネットを持って行った。
これは英語版なのだが、地球の歩き方以上に細かい情報が満載で、しかも旅の途中で出会ったファランと情報交換する際に「ロンリープラネットの〇〇ページに書いてあるよ」と便利だった。
それ以降、地球の歩き方から少し離れてしまったが。。。
***
あれから43年。
オレも立派に成長したし、一人前のバックパッカーになったと自負している。
「地球の歩き方・アメリカ版」を発行したダイヤモンド•ビッグ社のお陰だと思っているし感謝している。
サラリーマンをやっているとなかなか本来の旅は出来ないが、もう一度原点に戻った旅がしたくなってきた。。。
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| ■旅全般 | 16:33 | comments:4 | trackbacks:0 | TOP↑
地球の歩き方
地球の歩き方!私も随分お世話になりました。時代はどんどん変わっていきますから、仕方ありませんね。甥子が幼少から海外育ちで、学校も海外現地校。先日タイに来た時にも、ホテルの予約から、観光関係も全て英語版で確認予約してました。日本語情報より内容が豊富で有意義だそうです。もしかして日本語より英語版のほうが安そうとか思ってしまいましたが、私だけ?
| motomoto1948 | 2023/06/01 10:17 | URL | ≫ EDIT