パタヤで出会った老ファランと旅の話(2)旅とは
1、เดินทาง ドゥンターン=旅をする
2、(ท่อง)เที่ยว (トン)ティアオ=旅をする
1は移動することを含めた旅、2はいわゆる旅行すること
わかりやすく言うと1は出張等を含めての移動、2はあくまでも楽しみとしての旅、旅行の場合に使う、と思う・・・
参考までに発音をカタカナで書きましたが、そのまま読んでもまず通じません。実際に使う際は、辞書等で発音記号を確認してください。
クアラルンプールのチャイナタウンへホッケンミーを食べに行っていたので間が空きました。
一見無謀に見えたこのファラン
パタヤで出会った老ファランと旅の話(1)衝撃の出会い
しかし、同時に「あぁ~これが本当の旅人なんだよなー」と思ったのは事実
彼は今までも同じように世界を旅してきたのだろう
目が見えなくなったのがいつなのか?は全く分からないが、おそらく若いころからの旅のスタイルを貫き通しているのだろう
彼の旅のスタイル
1、行先を完全に決めず旅に出る(大まかには決めるが詳細は現地に着いてから考える)
2、1人が基本(パートナー含めて2人が限度)
3、必ず自分の意思で行動する(2人以上であっても自分の意思を入れる、他人任せは厳禁)
4、移動は可能な限り公共交通機関を使う
5、旅の途中でいろんな人の話を聞いて行動する(分からないことがあれば地元民に聞いて情報を得る)
6、宿は事前に予約せず、現地に着いて見てから決める
これこそ「旅」であり、これ以外は「旅ではない」と言えると思う
彼は「旅」をしていたのだ。
オレの初めての海外への「旅」は大学卒業時で行き先はエジプトだった。
上の6つ全てに合致している。
詳細は↓
祝?20周年記念!①
サラリーマンになったって↓
パレスチナ~シナイ半島2008年
モロッコ~スペイン2009
今はなかなかできないが、以前はこのスタイルをで何度旅をしただろう。
以前モロッコだったかエジプトだったかの田舎街で、腰が曲がって杖を突いた老バックパッカー(女性)に出会ったことがある
正直すごいな~と感じたよ、ファランは「旅」を知っていると思う。
たまに上記に該当せずに「旅っていいねー」とか言っている人がいるが、オレはそれを旅とは認めない。
まあ、自分で思っている分には全然かまわないがね。
えっ?旅のスタイルは人それぞれ?って?
まあ、そうなんだけど、例えば「バイガパオ(ガパオの葉)が入っていないのにガパオ炒め」と平然と呼ぶ多くの日本の店(人)がいたり、それを否定・非難する「ガパオ警察」がいるように、旅についても定義があって然るべき( ̄皿 ̄)
***
旅の基準は人それぞれだが、定義の根幹に関わることもある。
意外と知らない「旅行」と「旅」の決定的違い
上の記事はほぼ同意できる内容だが、オレなりのこだわりもある。
今までもバラバラと自分の旅のスタイルを書いてきたが、ここであらためて定義しておきたいと思っている。
もちろん他人に強制するつもりはないが、これに大きく外れる”旅と称する”行動を冷たい目で見ていることは間違いない。
【Wikipedia】
旅行(トラベル、英: travel)とは、見物・保養・調査などのため、居所を離れてよその土地へ行くこと。旅とも言う。
【広辞苑】
旅とは、住む土地を離れて、一時他の土地に行くこと。旅行。古くは必ずしも遠い土地に行くことに限らず、住居を離れることをすべて「たび」と言った
【大辞泉】
住んでいる所を離れて、よその土地を訪れること
つまり、旅も旅行も意味は同じで居住地から離れることを意味しているようだ。
しかし、とある方が言うには「旅」が目的地までの過程を重視するのに対し、「旅行」は「目的地への到達」という結果を重視する、と言うようにオレ的には旅と旅行は明確に区別しているし、ましてや「人任せのただの移動」はdamascus定義では旅には全く含まれない。
【移動】
ある場所から別の地点に動くこと。目的、手段、距離は問わない。
移動途中に第三者との接触はあるが、移動には目的がほぼ明確にあり、移動の過程はほぼ重視しない。
例:通勤通学、近所への買い物他所用
【旅行】
目的地があり、そこへの移動手段、滞在施設を確保しそこでの行動もある程度予定されていること。
移動手段や宿泊施設の確保を全てまたは多くを第三者に委託する。
例:旅行会社主催いわゆる団体ツアー(団体、少人数問わず)
【ドライブ】
いわゆるマイカーやレンタカー(=閉鎖空間)で移動すること。
この場合移動中は第三者との接触はほとんどない。
【滞在】
ある目的があり、一定の場所に比較的長期間移り住むこと。
移動手段や宿泊施設は問わないが、あくまでも自力で移動・確保する。
例:ビーチリゾートや高原リゾート滞在、ハノイの麺類三昧、ロンドンのパブ三昧、マドリード のバル三昧
【旅】
自分で考え、徒歩もしくは公共交通機関(乗合)を利用し過程を楽しむ
これらは移動中その地に住む第三者との接触が頻繁にある。
まとめ
自分で考え、自分で移動手段を確保し、自分で宿泊施設を確保し、事前予約は極力少なくして移動中もしくは現地で臨機応変に対応することを「旅」と定義している。
移動手段は公共交通機関(乗合)を利用し第三者との接触、過程を楽しむ
異論はあるだろうが、基本的にこれがdamascusが30数年やってきた旅であり滞在なのだ。
そこにはこだわりがあり、該当しないものは「旅」とは受け入れない。
***
今回パタヤで出会った老ファランは、少しヒヤヒヤするところはあったがこれぞ旅人の見本であって、体に障害(盲目)があってもそれを貫いている姿に「旅人の大先輩」としての敬意を払いたい。
そんな大先輩が無事に投宿し、快適なパタヤライフを送れたであろうことを心から願っている。
もう一度お会いしたいですねー
その際は、僭越ながらジョムティエンビーチまでご案内して、ビーチでビールを飲みながら過去の旅話をしんみり聴かせていただきたいと思う。
これからもお元気で楽しい旅を!
なかなか面白かった、うん♪役に立った♪と思ったら♪
ぽちっとお願いします♪
皆様の応援ポチが、記事への励みになってます♪
↓↓
←左欄外に『Damascusが実際に泊まった”おすすめホテル』を設置してます☆
オレが実際に泊まった安宿〜中級レベルのホテルを中心に「もう一度泊まってもいいな〜♪」というホテルを厳選☆
ぜひ活用してください☆
| 2022タイ旅【2】パタヤ 6月 | 00:02 | comments:4 | trackbacks:0 | TOP↑
ガパオ警察(笑)
盲目の老ファランの方、かっこいいですね!
私も若い頃はパッケージツアーのお世話になりましたが、ある時からすべてを自分で決められて、なおかつ現地での生活気分を少しでも味わえるひとり旅の魅力にハマりました。
友人と一緒なのもありがたいんですが、よほど趣味が合わないかぎり、どうしても行きたい場所、したいことに違いが出てきちゃうんですよね。
たまに、ひとり旅やツアー以外に拒否反応を示す人がいますが、もちろんその人の考えなので理解はできますが、自分とは全く違う人種だなーとしみじみ思います。笑
| kinaco | 2022/07/01 00:35 | URL | ≫ EDIT