パタヤで出会った老ファランと旅の話(1)衝撃の出会い
ตาบอด ターボット=盲目な、目が見えない
参考までに発音をカタカナで書きましたが、そのまま読んでもまず通じません。実際に使う際は、辞書等で発音記号を確認してください。
先週末またパタヤに行った
全てが開放された今、どこかに出かけたくてうずうずしているのだ。
今回はパタヤ滞在お話の前に「旅」について書いておきたいと思い書き始めた
***
6月17日(金)
17:00の定時とともに会社を飛び出してエカマイに向かう
パタヤに行く場合のバス(ロットトゥ含む)乗り場は何もエカマイじゃなきゃいけないわけではないのだが、会社の立地ほかからエカマイ一択となってしまうので。。。
18:20に満席で出発したミニバス
エカマイ発パタヤ行き(終点ジョムティエンビーチ)。
外人らしき人はオレ以外にはファラン2人だった。
今日の話はこのファランのうちの1人
***
よくいる推定60-70歳のファランだった。
出発前、たまたま車内の写真を撮った際に彼の後ろ姿が写っている
途中で近くの席の女性と何か話しているようだった。内容までは聞こえてこなかったが女性は英語が堪能でどうもファランが降りるべき場所についてアドバイスをしているように見えた。
が、この女性はチョンブリー市内で下車
そのあと、別の女性が何やらアドバイスしており、運転手にも彼が下りるべき場所を伝えていたように見えた。
このファランはタイ語は全く話せないということが分かった。
そして手に杖(盲人用)を持っていることも分かった。
シーラチャを過ぎたあたりで2人目の女性も降りてしまった。
***
そのうちオレが下りるパタヤのBIG-Cの交差点に着いた
ほとんどの人がここで降りたので、彼も「ここで降りればよいのか?」と英語で聞いているのだが、周りに英語が出来る人がいない・・・
オレの出番かな?
注:なんて書くと英語ペラペラのように思われるかもしれないが、会話ではもう何年も使っていないので 「タイ語では○○って言うんだけど英語ではどうだっけ?の連続で参りました・・・
やっぱり言葉は使っていないとダメね。
「どこまで行くんですか?」
「えーっと、なんだったっけかな?何とかビーチだったような気が・・・そうそう、さっきの女性が紙にタイ語で行先を書いてくれたんだが・・・」
その紙を見るとหาดจอมเทียนときれいな字で書かれていた。
「ジョムティエン(ジョムティアン)ビーチに行くんですか?」
「そうそう」
「このバスはジョムティエンビーチまで行きます。そこで降りてモーターサイで予約したホテルに行くといいですよ」
「私はこの通り目が見えない(全盲ではなさそうだが)のでモータサーに乗りたくない。それとホテルは予約していないので到着してから決めるつもり」
それを周りにいる人にタイ語で伝えると皆一様に驚いていた。
もちろんオレも・・・
目が不自由
今は21:30
初めての地(たぶん)
ホテルは決めていない
パタヤという大まかな行先だけで出発し、おそらく車内で女性に聞いて決めたジョムティエンだと思う。
結局運転手には「彼をジョムティエンビーチで下ろしてほしい、彼は目が見えないので降りた場所でケアしてほしい」と伝えてオレは降りてしまった。
一緒に降りたファランは気にするそぶりも見せなかったのが残念だ。
うーん、オレ、ジョムティエンビーチには行ったことないのでよく知らない。
知っていれば色々アドバイスができたかもしれない。。。
もし、もう少し早い時間だったらジョムティエンビーチまで送って行ってホテル探しを手伝うつもりだったのだが、オレも予約なしできているのでこれからパタヤビーチ沿いで宿を確保しなくてはならないし、第一候補が満室だったら一から探し歩かなくてはならない。
地理も分からない、足腰も丈夫でない、目も不自由、ホテルも決めてないって・・・
とても危険
彼は老人特有なのだろうがとてもやさしいしゃべり方で、余計に心配になってしまった。
別れ際に「君はどこの出身ですか?」と聞かれたので「日本です」と答えると「良い国だねー」と満面の笑みを浮かべていた
その日の夜は、結果的に置き去りにしてしまった罪悪感で一杯で、彼が無事投宿できたことを願うしかなかった。
***
事実関係はこれで終わりだが、次回は「旅」について書いてみる。
追伸
19日に「パタヤビーチ沖で白人男性の死体発見」のニュースに衝撃を受けたが、報道されていた発見場所と推定年齢(45-55歳)から違うだろうと思う。
ちなみに原語では白人とは書いておらず「外国人」となっていた。
それに、発見が18日(土)22:30で死後3時間というから、仮に彼だとしても別れた直後では無いので少しは救われる
ショートパンツ着用だけは合致しているが、ファランの多くがそうだからね。。。
人違いであってほしいと強く思っている
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| 2022タイ旅【2】パタヤ 6月 | 11:28 | comments:6 | trackbacks:0 | TOP↑
なかなか良いこと、サポートをしましたね。
多分、いいことありますよ。あの世で。
さて、タイは目の見えない障害者も、訪れるいい場所なのかなぁ?と思う。タイ人の人柄?タイの気候?タイ料理?何がいいのでしょうか?
私もマハサラカム県のイミグレで聴覚障害の日本人に遭遇しました。ひとりでイミグレに来ていました。コロナ前ですが。タイ人と暮らしているようで、彼は、毎年、東京のタイ大使館でリタイアメントビザを申請していました。
マハサラカムのイミグレでもVISA延長申請できる?
という質問で来ていました。
今もマハサラカム暮らしかなぁ?元気かなぁ?と思っています。
障害者でもタイで暮らしたい、と思うタイの魅力を聞いてみたい、と。
まぁ、人だから、健常者も障害者も同じ魅力がタイにはあるだろう、と。
| スモール明 | 2022/06/23 12:51 | URL |