明日から3日間、わたしは京都です。
宗教学者の山折哲雄さん(1931年5月11日生まれ)と対談をするためです。
昨年11月、今年4月につづいて3回目の対談で、11月にもう一回対談を行って、来春、対談集として出版する予定です。
今回は、「イスラエルによるガザ侵攻が激化するなか、宗教的対立、あるいは東アジアにおける民族的対立は、今日の世界的な問題になっています。その対立を超えていく道を、お二人に語り合っていただけたら、と思います」とのことで、非常に難しいテーマです。
京都に向かう新幹線の中と、宿泊するホテルで、考えます。
大の苦手である荷造りは、夕食前に2時間かけて終わらせました。
今日はこれから、9月7月発売『文學界』10月号に掲載される短篇小説「イボタガ」(連作小説「飼う人」vol.1)の再校ゲラに手を入れて、
『イオ』の連載エッセイ(原稿用紙4枚)を書く。
書くという仕事は、果てしなくつづいていきますね。
土日もないし、夏休みもないし、盆暮れもないし、毎日ただひたすら書くだけの生活です。
定年退職もなければ、退職金もない、日雇い労働者みたいな仕事だから、
生きているならば、60歳になっても、70歳になっても、80歳になっても、毎日書いていくんでしょうね。
書くのが終わるのは、死ぬとき――。