柳美里の今日のできごと

福島県南相馬市小高区で、
「フルハウス」「Rain Theatre」を営む
小説家・柳美里の動揺する確信の日々

お久しぶりです。

2017年10月28日 20時53分52秒 | 日記
まずは、他愛のない話からーー。

高3受験生の息子の髪が長らくぼうぼうだったんですよ。
床屋に行きなさい、その頭みっともないよ、と口を酸っぱくして3ヶ月ーー、ようやく今朝、「床屋に行こうかな」と言い出したので、磐城太田のうどん屋「ぶったぞぉ〜」で昼ごはんを食べた後、車で原町の床屋まで連れて行きました。(小高にも床屋はあるのですが、息子は店を替えるのは、ぜったい嫌だ、と言い張るのでーー。拘りが強いんです。)

帰りは、常磐線で帰ってきなさいよ、と言って、家に帰って原稿を書きながら待っていたんですが、日が暮れても帰ってこない。

で、晩ごはん前に、段ボールを抱えて、帰ってきたんです。

原町のイオンのJAまつりで投げ餅(クジ入り)のイベントがあって、なんと二等を当てた、と言うんですよ。

二等は、和歌山のタネなし柿でした。

よくやった!

しかし、受験勉強しないで、投げ餅に加わっていいのか、息子よーー。


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【新刊のおしらせ】評論集『国家への道順』河出書房新社・刊

2017年10月15日 14時05分51秒 | 日記
こんにちは、珍念さんです。
ブログをご覧のみなさん、こんにちは。

今週の木曜日、10月19日に評論(エッセイ)集『国家への道順』が河出書房新社から発売となります。
http://www.kawade.co.jp/np/isbn/9784309026176/

『イオ』という雑誌に、2010年1月号から2017年1月号まで連載していたものを再編集、大幅に加筆をして、「まえがき」「あとがき」を書き下ろしで加えました。
目次はこんな感じです。

謝罪への道順
事実を知る、その先に
我々の言葉
チマチョゴリの紐が風に舞う日
逆境の中で、人は言葉に出逢う
痛ましい記憶を語ること
諦念ではなく抵抗としての沈黙
あの日からの時間
かけがえのない一人の生として痛む
「どこにもない場所」(Utopia)を創出する力
分断された故郷
犠牲者たちの声を聴く
同胞達の強い意志
質問
ルーツとの邂逅
祖国の心
「我々」という曖昧さ
「人」との「間」に在るもの
遅いが、まだ遅過ぎない
誰もが歴史の上に暮らしている
対話とは何か
外国人労働者
義務と権利
言葉の本質
差別の根
戦争を人間の外に置いてはいけない
限界の線
一つの音楽を響かせる
未来は全て過去にある
わたしは、問い続ける
ナショナリズムの罠
広島スピーチ
靖国神社の在り方
日本人が知らないこと、知りたくないこと
憎むのでもなく、許すのでもなく
『金陵十三釵』
李浩哲さんへ
「最悪」に黙従しないために


来月には、フォトエッセイ集『春の消息』という、東北6県の霊場を巡った本が出ます。
再来月には、小説『飼う人』という、これは『文學界』に連載していた連作短編ですが、それが出ます。

本、雑誌、CD・DVDをお近くの本屋さんに送料無料でお届けする「e-hon」でも予約受付中です。
http://www.e-hon.ne.jp/bec/SA/Detail?refBook=978-4-309-02617-6&Sza_id=MM


今日はお知らせだけになってしまいましたが、また更新しに来ます。

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