凄い、です。
達成した!
達成しました!
フルハウスのブックカフェ建設のクラウドファンディング、目標額の1700万に達成しました!
施工会社やクラウドファンディングスタッフからは、その目標額は無謀、施工費を支払えなくなるのではないか、と心配され、
旧友からは、そんなに無理をせず、出来る範囲でのんびりやればいいじゃないか、と忠告され、
編集者からは、何故、大変なことばかりに深入りして、小説を書く時間を失くすのか、と問われました。
目標に達成しない場合のために融資を申し込んだ銀行には全て断られました。
でも、わたしは、達成できない気がしなかったんです。
達成する、と信じていた。
33年間、休まず書き続けて、本を出し続けて、
その本を読み続けてくれている読者のみなさんがいるから。
もちろん、読者のみなさんだけではありません。
本屋フルハウスのお客様もクラウドファンディングに参加してくださったし、
小高、南相馬、相双地区、浜通り、福島、東北の住民の方々、
遠く離れていても、この地域に思いを寄せてくださる方々、
色々な方々が、様々な動機で、クラウドファンディングに参加してくださいました。
参加者は、協働者です。
みなさん、フルハウスがリニューアルオープンしたら、小高に来てくれますよね?
わたしは、待っていますよ。
と、ここで、お願いです。
クラウドファンディングのページを最後まで読んでください。
達成額、1700万円の内訳です。
カフェスペース増築工事費 8,560,000円
トイレ工事費 4,644,000円
カフェ用台所改修工事費 380,000円
リターン費用 1,579,750円
手数料 1,836,250円
これには、本の初期在庫代が含まれていません。
出版取次の日販の担当者に書棚の設計図から見積もっていただいたところ、
約500万円の初期在庫代がかかります。
カフェ設備代・什器代も含まれていません。
少なく見積もって、300万円はかかります。
さらに、昨日、今日と、施工を担当する一級建築士の橘正之さんと打ち合わせを行ったのですが、
相双建設事務所と数ヶ月間やりとりをし、カフェスペースを増築するためには、中古で購入した既存建物を改築しなければ法律に適わず(現状では違法建築なのです)、予算オーバーする、とのことなのです。
ブックカフェの設計デザインは、坂茂さんです。
http://www.shigerubanarchitects.com/
2017年の終わりに、わたしが(何の面識もツテもないのに)お願いのメールを坂茂建築設計事務所のHPのアドレスにお送りしたところ、数分後に、パリにいらっしゃった坂茂さんご本人が返信を下さり、すぐに、スタッフのみなさんを連れて小高に来てくださったのです。
坂茂さんは、無報酬でデザインを引き受けてくださいました。
慶應義塾大学SFC坂茂研究室の大学生たちも、昨年4月のフルハウスオープンからたびたび小高を訪れ、数日間滞在して、地元の大工さんと共にブックカフェに設置する本棚製作を進めてくださっています。
坂茂さんのデザインは紙管で有名です。
本屋フルハウスのブックカフェの柱も、紙管になります。
(是非、『紙の建築 行動する――建築家は社会のために何ができるか』 (岩波現代文庫)を読んでみてください)
橘さんが仰るには、相双建設事務所との話し合いで、紙管の強度を増すために、紙管内に木材などの建材を入れる必要が出てきそうです。
その対応と、増築のための既存建物の改修費で、当初の見積(8,560,000円)をかなりオーバーするとのことです。
そして、ブックカフェ建設と並行して、裏の倉庫を小劇場「La MaMa ODAKA」に改装する工事も始めなければなりません。
倉庫には蔵が隣接しています。
蔵は、芝居の後に、観客と俳優とスタッフが一杯呑みながら芝居の話をすることが出来るBARに変身させたい。
倉庫と蔵の改装工事には、2000万以上かかる、という見積りが出ています。
ブックカフェ建設費、1700万の達成は、もう奇跡以外の何ものでもありません。
感謝に打ち震えています。
何卒、引き続き、ご協力ください。
【振込み口座】
銀行名:ジャパンネット銀行
支店名:はやぶさ支店(003)
種 類: 普通
口座番号:5130412
名義人:柳 美里
銀行口座にお振込みいただいた後に、
・お名前
・ご住所
・ご連絡先の電話番号
を、以下のメールアドレスにお知らせ下さい。
[email protected]
メールは苦手という方は、お手数ですが、お振込み後に、お葉書で、お名前とご住所とお振込み金額をお知らせください。
〒979-2121
福島県 南相馬市 小高区 東町 1-10
フルハウス
クラウドファンディング終了後も、銀行振り込みによるご支援は受け付けております。
匿名で、誰にも知られず寄付だけしたい、という方がいらっしゃいましたら、ご厚意を有り難く頂戴いたします。
(写真は、裏の倉庫です)