ランヤ本部長は、近々、アマチュア無線技士第4級の試験を受けるらしい。
1~7歳 鉄道(主に、廃線探訪と連結器)
3~9歳 洋蘭、多肉植物、万年青などの植物
3、4歳 リクガメ
5、6歳 高速道路(主に、ジャンクションとPA)
5~8歳 旧日本軍の軍事遺跡(回天や桜花などの特攻兵器を含む)
5~8歳 宇宙(特に、2003年2月1日に大気圏内で空中分解したスペースシャトル「コロンビア号」)
5~8歳 鉱物、化石(福井県に、たがね、ハンマー、ゴーグルを持って何度も発掘に出かけた)
5~8歳 熱帯魚(特に、アロワナなどの巨大古代魚)
8~10歳 軍事・自衛隊(『丸』『防衛白書』)
そして、半年前から復活した鉄道と、急速にのめり込んだアマチュア無線……
わたしが息子の話についていけたのは、植物と亀ぐらいだったな……
子どもには、親や家や家族なんか振り返らず、うんと遠くに行ってほしい。
いま、『ニュー・シネマ・パラダイス』を思い出した。
父親のいない少年トトと、小さな映画館の映写技士アルフレードの別れのシーン……
駅のホームに見送りにきた(映写室の火事で失明してしまった)アルフレードは、汽車に乗ろうとするトトの襟首をつかんで耳元で囁く。
帰ってくるな
わたしたちを忘れろ
手紙も書くな
ノスタルジーに惑わされるな
すべて忘れろ
我慢できずに帰ってきても
わたしの家には迎えてやらない
わかったか?
と、アルフレードはトトをぎゅっと抱きしめ、突き飛ばす。
トトが帰郷したのは30年後……
アルフレードのお葬式……
トトはアルフレードとの約束を守り抜いた……
わたしは、子どもと、こういう信頼関係を築きたい。