柳美里の今日のできごと

一昨日、富岡幸一郎邸にて行われたBBQパーティーに、『花椿』の石井光学編集長(47歳)と、真木優さん(28歳)も参加し、ひとりひとりに花椿クッキー限定缶(ローズピンク)を下さいました。

これが、鳩サブレーと張るぐらい素朴で美味しいバタークッキーなのです。

クッキーを食べるために、福島のTAISEIさんから誕生日プレゼントに頂いたミイ(わたし)、ムーミン(ランヤ本部長)、ニョロニョロ(珍念さん)のマグカップにミルクティーをいれました。

我が家では、コーヒーは飲みません。全員、紅茶好きなのです。たいていミルクティーですが、夏場は時々レモンティーを飲みたくなります。

しかし、一昨日の城戸シェフの料理……

特に、ガスパチョと白ゴマのブランマンジェ……

毎日食べてもいい……

８月28日水曜日、文芸評論家で鎌倉文学館館長の富岡幸一郎さんのお宅に伺いました。
バーベキューということで、富岡さんの奥様の孝子さんが用意してくださった焼物（ホタテ、エビ、カニ、タラコ、カルビ）や枝豆、塩むすびなどを食べながら、
詩人の城戸朱理さんが正午過ぎから下拵えをしてくださり、次々とテーブルに登場する料理を食べるという――、とにかく、食べに食べた１日でした。

城戸シェフの料理は――、
1.蒸し野菜のバーニャカウダ
2.タラモサラダ、バゲット添え
3.ガスパチョ
4.スパゲティ（ラグー・ボロネーゼ）
5.スパゲティ（カルボナーラ）
6.和牛ミスジ肉ステーキ赤ワインソース
7.白ゴマのブランマンジェ
もう、どれも美味しく、今ここで世界が終わっても、食べるということに関しては心残りはないな、と思ったほど、１品１品を味わい尽くしました。
城戸シェフ、ご馳走さまでした。

写真は、左側手前から富岡孝子さん、作家の藤沢周さん、資生堂『花椿』編集部の真木優さん、編集長の石井光学（みつのり）さん、故・澁澤龍彦夫人の澁澤龍子さん、右側手前から城戸朱理さん、富岡幸一郎さん、わたし、です。
わたしの隣に、城戸朱理夫人で、わたしの無二の親友ある城戸桂子さんが座っていたんですが、写真を撮ったのが彼女なので、写っていません(残念)。

そして、噂に聞いてはいたけれど、初めて伺った富岡邸の広さ(鎌倉雪の下に800坪！)に驚きました。公園に設置されているような大きなブランコはあるし、別棟の図書館(図書室ではありませんよ！)まであるし――。

木々の葉擦れの音や虫の声を聴きながら、絵筆で白髪の巻き毛を描いたような雲や、銀色に光る飛行機や、瞬きはじめた星々を見上げながら話し、食べ、呑み――、なんだか、今年の夏を見送る送別会のようでしたね。

15時に到着して、途中で失礼したのは22時でした。
ここ数ヶ月間、わたしは23時には寝支度をして就寝し、朝６時には起床するという生活を送っているのです。
お酒は、家では一滴も呑まないし、外でも、１ヶ月に１度ぐらいでしょうか(誘われなければ、自分からは呑まない)。
判で押したように毎日同じ時間に同じ事を行い、生活のリズムを整える、その中に書くことを組み込み、執筆を生活の一部にする、ということが、長年の持病である鬱に捕まらない唯一の方法なのです。

最後まで残って後片付けのお手伝いをしたかったのですが、22時になったので失礼しました。申し訳ありませんでした。

写真は、きっと、城戸朱理さんと、城戸桂子さんのブログにアップされると思うので、そちらをご覧くださいな。

★ http://kidoshuri.seesaa.net/


★ http://madbambi.seesaa.net/

４日しかない――、と焦るより、４日あれば――、と前のめりになりたい。

いま、北鎌倉～鶴岡八幡宮40分コースを走ってきました。

散りゆく額あじさいが美しかった。

キャラメルボックス『雨と夢のあとに』公演

名古屋で、いよいよ千秋楽を迎えます。劇場ロビーで、原作のサイン本を販売しています。

8月30日（金）～ 9月1日（日）名鉄ホール（名古屋）

→詳しくは、http://www.caramelbox.com/stage/ameyume2013/

この10日間、体調不良でほとんど仕事ができませんでした。

だいぶよくなったので、今日は、40分間海沿いを走りました。日課にしていた筋トレとストレッチと、韓国語と英語の勉強も再開しました。

８月もあと５日で終わりだし、息子の中学校の新学期が始まるし――、明日から執筆に没入します。

一番大切なのは、生活のリズムを乱さないこと。

夏風邪で崩れたリズムを作り直します。

息子とふたりで病院へ。

お薬を処方していただきました。

北アルプスから鎌倉に戻った翌日(昨日)から、わたしは走っています。

昨日は北鎌倉～鶴岡八幡宮30分コース、今日は由比ヶ浜45分コースです。

由比ヶ浜は、年々、新宿歌舞伎町のような雰囲気になっていますね。

20代前半の両腕タトゥー女子が泥酔し、国道134号線沿いの歩道に仰向けに倒れ、金髪眉毛ナシのカレシ(？)が、「ねぇ～、なんにもしないから、行こうよ～」と揺すり起こし――、
というような人間模様のすぐ脇を、走り抜けているわけてす。

北アルプスの山頂で擦れ違った人々との落差があり過ぎて、面白い。

今日も『雨と夢のあとに」(角川文庫)のサイン本100冊を作ります。

東京公演は残り４日となりました。大阪、名古屋公演のお客様にも、サイン本をお渡しできるよう、サインサインの日々です。

――――――――――――
柳美里原作『雨と夢のあとに』　
キャラメルボックス公演日程

7月27日（土）～ 8月18日（日）池袋サンシャイン劇場

8月22日（木）～ 8月25日（日）シアターBRAVA!（大阪）

8月30日（金）～ 9月1日（日）名鉄ホール（名古屋）

→詳しくは、http://www.caramelbox.com/stage/ameyume2013/

●　●　●

主人公・雨の5年後を描いたその後のストーリー『ずっと二人で歩いてきた』が同時上演中。

8月6日（火）～8月17日(土）池袋サンシャイン劇場

急遽、追加された大阪公演＠森ノ宮ピロティホール

8月24日（土）17:00 開演
25日（日）18:00 開演

→詳しくは、http://www.caramelbox.com/stage/zuttohutari2013/

13歳息子は、北アルプスの山々の虜になってしまったようで、家でも外でもずっと、山バンダナをしています。

山患い……

『雨と夢のあとに』(角川文庫)サイン本作成中です。
今日も、昨日と同じ冊数(150冊)です。

今日中に角川から250冊追加で届くはずなので、そちらは明日、書きます。