lounge SRG 見た目は大人、中身は子供!
新浦安のベイエリアにある、東京ベイ東急ホテルに泊まってきました。
東京ディズニーリゾートに近いホテルということで、そちらの利用客の宿泊がとても多いホテルですが、コンセプトルームとしてJALの国内線ファーストクラスの座席を室内に設置した「JALウイングルーム」なるお部屋があるということで泊まりに行って来た次第。
(上画像は、東京ベイ東急ホテルサイト内のホテル外観画像を引用)
「JALウイングルーム」について、詳細はこちらから。
国内線ファーストクラスの座席が設置されているほかにも、JALにちなんだいろいろな室内装飾がなされていたり、機内サービスの一部がホテル室内でも提供されたりするようです。
ちなみに、この部屋は2023年5月下旬から販売・宿泊開始で、2名1室の平均宿泊価格は約25,000円といったところ。
夏の繁忙期には50,000円を超えるお値段も付いていました。
私は販売開始直後に、6月の平日に18,000円のお値段が付いている日に予約・宿泊したので、平均価格よりはかなりお安く泊まることができました。
新浦安駅からは15分おきくらいの頻度で駅とホテルを結ぶ、無料のホテルシャトルバスが運行されています。
バスのナンバープレートは、番号が全て「・1-09」。 もちろん「トウキュウ」の語呂合わせです。
フロントでチェックインすると、ボーディングパスが貰えました。
お部屋は、10階の海側の突き当りにあるコーナールームの1008号室です。
部屋のドアには「WING ROOM」のロゴマークが貼られています。
ドアを開けると、室内はこんな感じ。
ベッドの奥には、ファーストクラスの座席と機内パネルと機内サービスカートが鎮座しているという、シュールな光景。
ファーストクラスの座席はモックアップとかハリボテではなく、正真正銘の機内で実際に使われていたもの。
座席表面の革の質感とか、センターコンソールの重厚感が、機内そのままに味わうことができます。
ファーストクラスの座席は、ボーイング777-200のJA772Jで使われていたもので、1AC席として装着されていたものだそうです。
座席にセットされた小物の数々。
クマのぬいぐるみは、JAL通販で購入できるシュタイフ製のJALアテンダントテディベア。
おひとつ約50,000円のとんでも高級熊です。この部屋の宿泊代よりも高い!
白いのは、機内でも使われている赤ちゃん用の毛布。
その後ろのモコモコ形状の物は、この座席と同じ革と使って作られたクッションで、こちらは非売品。
足元には、飛行機の形をした小さなマットが置かれていて、こちらは国内線ファーストクラスのカーペット材を使って作成され、この部屋のためだけに作られた非売品です。
座席の傍らには、機内サービス用のカート。
実際に押して転がしたり、扉を開けたりできるので、機内サービスごっこ?が楽しめます(笑)
扉の内側にシリアルナンバープレートが付いていました。 メーカーはサフラン社。
ソファーコーナーのテーブルの上にも、何やらいろんなものが置かれています。
小さなリモコンのようなものは、ファーストクラス座席の脇にあるサイドパネルにフライト中の映像を映し出すもの。
サイドパネルの窓一つ一つに、パソコン用のモニターがはめ込まれていて、サイドパネル下部に映像再生機が設置されているので、まるでホテルの室内にいながらに飛行機で空を飛んでいるかのような疑似体験ができます。
(上画像をクリックすると、Youtubeでサイドパネルの映像が流れていく様子を見ることができます)
ベッドはけっこう大きいサイズの物(110×203)がハリウッドスタイルで並んでいます。
ベッドの上もよく見ると、JALのバルーンプレーンが置かれていますね。
ちなみに、ここまでに紹介した室内に置いてあるJAL関係の装飾品や小物類は、お持ち帰り厳禁です。
バスルームと洗面台は、ベッドルームの手前にあります。
部屋がかなり広いのに対して、バスルームはシティホテルのツインルームによくある、ごく標準的な広さ。
洗面台にはたくさんアメニティ類が用意されています。ポーチはこの部屋限定のアメニティ。
ポーチはJALの国際線ビジネスクラスで実際に機内で提供されているもので、「メゾン・キツネ」とコラボしたもの。
ハンドソープも、なんと機内のものがそのまま設置されていて、そのボトル形状とソープの独特ないい香りが、まるで機内の洗面台で手を洗っているかのような気分にさせてくれます。
「メゾン・キツネ」のポーチの中には、アイマスク・ポケットティシュ・耳栓が入っています。
実際に国際線で機内配布される時には、ハブラシセット・モイスチャーマスク・リップなんかも入っているそうです。
ちなみに、このアメニティポーチと、チェックインの際に貰える宿泊記念のボーディングパスは、2名で泊まっても1つづつしか貰えません。
このあたりはちょっとケチくさいですね。せめてこのアメニティポーチは2人で泊まったら、1人1つくれてもいいのに。
そんなわけで、部屋に入ってから、夜になってベッドで寝るまで、好きな時にあのファーストクラスの座席に座り放題です!
(なんなら、別にこのファーストクラスの座席に座ったまま一晩寝ても良いかと)
リクライニング・レッグレスト・フットレストは、現役当時のままに稼働するので、ソファーやベッドに座るより寛げます。
電源を必要とするこちらのサービスボタンは、押すことはできますが何も起きません。
座席の背面。
コーナールームなので、大きなベランダが付いているのもこの部屋の特徴です。
ベランダの柵には、飛行機の針金アートが飾られていました。
ベランダからは、こんな感じで東京湾が目の前に広がります。
奥のほうには幕張ベイエリアの高層ビル群やマリンスタジアムが見えます。
そして、着陸ルートがB滑走路になっている時は、部屋のベランダから飛行機が降りてくる光景を見ることができます。
画像は私のへっぽこミラーレスカメラで撮ったためボケボケ画像ですが、バズーガ砲並みの望遠レンズ装着のカメラなら、飛行機撮影するにもかなりいいお部屋なのではないかと思います。
このお部屋のプラン特典には、なんと「機内食」も付いています。
チェックインの時に、夕食のデリバリー希望時間を伝えると、その時間に機内食をお部屋に届けてくれます。
JALの通販用機内食シリーズの「BISTRO DE SKY」で、温められた状態で部屋に届けられるので、すぐに食べることができます。
ただ、量が少なめなので、女性でもこれひとつではお腹いっぱいにはならないかも。
ホテルに入る前に新浦安駅前でお総菜やパーティー盛りの食材を買ってくるのがいいかもしれません。
ちなみに、ホテルの1階にはコンビニのローソンが24時間営業で入っています。
私が泊まったこの日は、「鶏塩麹焼き親子丼」でした。
この部屋に泊まった方のブログ記事やYoutube動画を見ると、「BISTRO DE SKY」のほかのメニューも出てくるようなので、どのメニューに当たるかは「当日のお楽しみ」ですね。
もちろん、こちらの機内食はファーストクラスの座席に座って頂きました。
お風呂に入って、寝るまでファーストクラス!
朝起きて、チェックアウトするまでファーストクラス!
なかなか気軽には乗ることができない、国内線ファーストクラスの座席を一晩中堪能できて、大満足でした。