ウィンドウズ、スマホ向けを無償に 背景を読む
米マイクロソフトは2日、スマートフォン(スマホ)やタブレット(多機能携帯端末)向けに、基本ソフト(OS)「ウィンドウズ」を無償で提供すると明らかにしました。3月末には主力の業務ソフト「オフィス」を米アップルのタブレット「iPad(アイパッド)」に提供すると表明したばかり。2月に就任したサティア・ナデラ最高経営責任者(CEO)の下で、戦略の転換を進めています。
マイクロソフトの収益源は世界中のパソコンに搭載されたウィンドウズがもたらすライセンス収入ですが、パソコン市場はスマホやタブレットに押されて縮小傾向です。一方、携帯端末のOSではアップルの「iOS」とグーグルの「アンドロイド」の2強の前に、ウィンドウズは劣勢です。OSを無償で提供し、携帯端末の「ウィンドウズ連合」を育てることができるのでしょうか。関連記事をまとめました。