大阪府市、金融教育機構と共同セミナー　資産形成後押し

大阪府と大阪市は21日、国民の金融リテラシー向上を目的に4月に設立された官民組織である金融経済教育推進機構（J-FLEC）とともに、企業の人事担当者ら向けの金融教育セミナーを開催した。セミナーで得た知識をそれぞれの職場に持ち帰り、従業員の資産形成につなげてもらう。

大阪市内の会場には約30人が集まった。経営者や企業の人事・福利厚生の担当者らを対象に、資産形成の基礎知識や少額投資非課税制度（NISA）の内容などを解説した。

大阪府の阪本哲也・国際金融都市推進監は「学校では金融経済教育が実施されているが、社会人は金融教育に触れる機会が少ない」とし「安定的な資産形成には職場での取り組みが欠かせない」と話した。