核融合炉部品、短期利益追わない中小に好機 開発に30年
次世代エネルギーと期待される核融合発電の国際プロジェクトに日本の中小企業が参画する。銅合金の特殊管から強力な磁場を発生させる材料まで独自技術が息づき、欧米がまねできない部品も多い。大企業は投資家から短期的な利益を求められがちだが、中小は時間をかけて開発できる。10〜30年に及ぶ技術の蓄積が核融合炉の開発企業から頼りにされている。
埼玉県三芳町に轟音(ごうおん)が響く建屋がある。溶けたオレンジ色の...

日本の会社数の9割超を占める中堅・中小企業に注目が集まっています。日本経済の再生に向けて、中堅中小の成長と大幅な賃上げが欠かせなくなっているためです。独自技術を武器に世界に挑む経営者も増えており、最新情報と分析を通じ、変貌する「Small&Medium business」の最前線に迫ります。
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