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小惑星の代表的試料と断定 はやぶさ2チームが論文

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宇宙航空研究開発機構(JAXA)などのチームは、探査機はやぶさ2が2020年12月に地球に持ち帰った小惑星りゅうぐうの砂粒などは、撮影された小惑星上の物質と形や表面の特徴が一致しており、小惑星の代表的な試料と断定する論文を、10日付の科学誌サイエンス(オンライン版)で発表した。

チームの橘省吾・東京大教授は「分析で小惑星の全体像が解き明かされる」と期待している。

はやぶさ2は19年2月、小惑星表面の小石や砂を採取。直後の4月には、浅い地下の小石や砂を採取するために金属弾を撃ち込んで人工クレーターを作り、同7月の2回目着陸の際に噴出した物質を採取した。

探査機カメラの映像などによれば、小惑星表面の岩や石には「ゴツゴツしたもの」「滑らかなもの」があった。地球に届いた試料にもよく似た小石や細かい粒子があり、大きさや形、色などから小惑星の代表的な試料との結論に至った。

2回目の採取地点近くの岩には、クレーター作成時に放出されたらしい細かい粒子が表面に付着していた。持ち帰った試料に同様の粒子が含まれている可能性がある。

りゅうぐうには太陽系初期の痕跡が残されているとみられ、分析に期待が集まっている。〔共同〕

小惑星りゅうぐう 太陽の周りを回る地球と火星の軌道の近くを進む、そろばんの玉のような形の小惑星。1999年に発見された。直径約900メートルで色は黒く、岩で覆われている。生命につながる有機物や水を含んだ鉱物が豊富にあるとみられる。特に地下の物質は、太陽風や宇宙線などによる風化が進んでいないと考えられている。〔共同〕

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