高校生像、40年間の変化 「まじめ化」進み安定志向に
尾嶋史章・同志社大学教授
[会員限定記事]
尾嶋史章・同志社大教授らは約40年間、高校で定点観測的な調査を続けてきた。この間の高校生像の変化について報告してもらった。
兵庫県内の高校十数校の3年生を対象とした調査を1981年から40年以上継続し、東京大学の多喜弘文准教授や広島大学の白川俊之准教授らとともに分析を進めている。その結果から読み取れる高校生の変化について、4回続けて調査できた8校のデータ分析を通して考えてみたい。
調査は81年に...