三井E&S、米で港湾クレーン受注 米政府は中国製に懸念

三井E&Sと米子会社のパセコは26日、米国の港湾荷役会社からクレーンを8基受注したと発表した。米カリフォルニア州ロングビーチ港に設置する。米国政府は2月、中国製クレーンへの懸念から港湾のサイバーセキュリティー強化策を発表した。今回はその発表後としては初めての米国向け案件となる。
納入時期は2026年前半を見込み、受注額は非開示とした。受注したクレーンは燃費性能が高く、搭載しているディーゼルエンジン発電機を環境負荷の少ない水素駆動に改造することも可能だ。同型のクレーンは23年に5台、同じ港湾荷役会社へ納入実績がある。
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