日本KFC、9月上場廃止 米カーライルによるTOB成立

日本KFCホールディングスは10日、米投資ファンドのカーライル・グループによるTOB(株式公開買い付け)が成立したと発表した。9日までに実施したTOBでカーライルが議決権のある株式の約51%を取得した。株式併合や三菱商事保有分取得などの手続きを進め、日本KFCは9月中に上場廃止となる見通し。
カーライルは5月21日から7月9日までの期間に1株あたり6500円でTOBを実施し、買い付け予定株式の約79%の応募があった。8月下旬をめどに開く臨時株主総会で残った少数株主の株を併合して取得し、9月をめどに三菱商事が持つ約35%の株式を買い取る。カーライルによる買収総額は約1300億円になる。
日本KFCはカーライル傘下で店舗網の拡大やデジタル化、メニューの拡充などに取り組み、さらなる成長を目指す。
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