シャープ液晶工場跡地どうなる? 電機業界の1週間
6月3〜7日の電機振り返り

電機業界の1週間は、シャープが堺市にある停止予定のテレビ向けパネル工場の跡地を人工知能(AI)向けデータセンターとして利用するとのニュースから始まりました。テレビ用液晶パネルから撤退するシャープの次の一手に注目が集まります。電機セクションの1週間の注目ニュースを振り返ります。
シャープの液晶事業の行方は
業界団体が相次ぎ新トップ

電子情報技術産業協会(JEITA)の新会長にパナソニックホールディングス(HD)会長の津賀一宏氏が、日本電機工業会(JEMA)の新会長に富士電機の近藤史郎社長が就任しました。生成AI(人工知能)や脱炭素などに取り組むと語りました。
マイクロンCEOらにインタビュー

米マイクロン・テクノロジーのサンジェイ・メロートラ最高経営責任者(CEO)は日本経済新聞の取材に「人工知能(AI)向けの次世代半導体メモリーで日本は設計開発と製造の面で世界のリーダーになる」と語りました。米中対立が焦点となる中、半導体供給網で日本を重要拠点にします。
その他のニュース
モビリティー
- ・村田製作所、通園バスの子供置き去り検知 滋賀・野洲
- 家電
- ・LG、テレビの映像処理にAI 人の顔認識し表情リアルに
- ・シャープ、新型ヘルシオ発売 最長30分の保温機能追加
- 環境
- ・キヤノン、黒色プラスチックも選別 リサイクル装置
- ・常陽銀行と日立、取引先のCO2算出サービス 脱炭素支援
- 航空・宇宙
- ・エアロセンス、無人地帯で目視外飛行 事前申請なしで
- ・京セラ、宇宙での光通信実験にセラミックの鏡を供給
- 設備投資
- ・ヒロセ電機、福島の新工場が完成 車向けコネクター生産
- M&A・提携
- ・浜松ホトニクス、デンマーク社を買収完了 420億円で
- ・マブチ、OKIの精密小型モーター買収 産業ロボなど拡大
- 構造改革
- ・アルプスアルパイン、車載機器など利益性向上へ構造改革